日本言語聴覚士協会主催・ハンズオンセミナーを本学で実施いたしました

| 投稿者: うらの

3月7日(土)に、本学12号館6階で日本言語聴覚士協会主催・ハンズオンセミナー「失語症に対する語彙訓練」を開催いたしました。
「言いたい言葉が出てこない」というのは失語症の中核症状ですが、言語聴覚士は失語症の患者さんたちの「言いたい言葉が出てこない」という症状に対し、臨床で語彙訓練を行っています。今回のセミナーでは、伝統的な治療理論に関する講義はもちろんですが、訓練計画の立案や訓練語・絵カードの選択、患者役(=スタッフ)への訓練実施、といった実践を多く行いました。まさに「ハンズオン(実地で触れる・体験する)」ですね。

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初学者をターゲットにはしていたのですが、20年以上のベテランの先生方も数名ご参加くださいました。また、本学の実習をお受けいただいている施設の先生や、昨年、本学で開催した臨床実習指導者講習会にご参加くださった先生なども複数名、ご参加くださいました。

参加者はいずれも、現役の言語聴覚士ですから、全員語彙訓練の経験がある先生方ばかりです。経験年数の違いはあれど、日々の臨床の中で「これでいいのだろうか」「もっとこうした方がよいだろうか」「自分の臨床をよくするために、いいものを取り入れたい」「修正できるところは修正したい」という気持ちは誰もが同じなのだと痛感しました。開催日は土曜だったのですが、休日を返上してでも、長丁場のセミナーにご参加いただいた各先生方の意欲の高さには、スタッフとして大変身が引き締まる思いでした。東北や九州からおいでいただいた先生方も中にはおられました(蒲田は新幹線や飛行機を利用される方にとっても、便利な立地ですね)。

臨床家の1人としても、スタッフとしても、大変ためになるセミナーであったのですが、大学教員のひとりとして、「人生、ずっと勉強である」ということを、学生に繰り返し伝えていかなければならないと、決意を新たにした1日になりました。

国家試験対策プログラム「国家試験合格への道 -先輩の体験談から学ぶ-」

| 投稿者: いけだ

国家試験対策プログラムとして、1年生から3年生を対象にした講演会「国家試験合格への道 -先輩の体験談から学ぶ-」 を企画しました。

本学には、学生同士が学び合い、支え合う仕組みとして ピアサポーター制度 があります。
ピアサポーターとは、学生生活の模範となるリーダーであり、新入生からの相談に応じたり、下級生向けの勉強会を企画したりするなど、学生が大学生活や学修にスムーズに参加できるようサポートする学生です。

今回の企画では、このピアサポーター制度を活用し、2026221日に実施された第28回言語聴覚士国家試験を受験した4年生5名に講師をお願いしました。

<イベント概要>
目的:国家試験に向けた効果的な勉強方法を先輩の体験談を通して学び、早い段階から学習習慣を確立するきっかけとする。
講師:第28回言語聴覚士国家試験を受験した4年生 5
開催日323日(月)、325日(水)

講師を担当してくれる4年生とは、事前に「どのような話をすると後輩の役に立つか」について打ち合わせをしました。

「国家試験対策模試で安全圏に入る点数を取るにはどうすればいい?」と聞いてみると、返ってきた答えは意外にもシンプルでした。「授業を真面目に受けることかな」

そこでさらに、「真面目に受けるとは具体的にどういうこと?」と聞いてみると、しばらく考えたあとに、こんな言葉が出てきました。

・授業中に携帯を見ない
・授業で習った内容はその週のうちに復習する 等

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際に国家試験を乗り越えた先輩たちの多くが口にする大切な習慣です。

今回、講師の4年生には「自分たちにとって当たり前になっていることを、後輩のために言語化してほしい」とお願いしました。

きっと、皆さんのこれからの学びにつながる具体的な学習のヒントが見つかると思います。

1年生から3年生の皆さん、ぜひ参加してください。

受験のイラスト「合格だるま」

 

33年やっても、まだ分からない

| 投稿者: うらの

私は言語聴覚士として臨床に携わって33年になります。長いですね、と言われることもあります。ただ、正直に言えば、「まだ分からないことがたくさんある」と感じることの方が多いです。

たとえば失語症。教科書にはタイプが分類され、症状の特徴も整理されています。しかしながら、目の前の患者さんは、常にその分類どおりに存在するわけではありません。同じ検査結果でも会話の中で見せる表情が違い、言葉につまる理由も違います。沈黙の意味も違います。
私は長年、「なぜこの人はここで言葉が止まるのか」「なぜ、この言い誤り(錯語)になるのか」をいつも考え続けています。もちろん、ある程度説明可能な現象もあるのですが、全ての現象を完全に説明できると思ったことは一度もありません。

外から見ると、失語症は「話せない障害」に見えます。ただ、実際には、頭の中には言いたいことがあり、感情もあり、記憶もあり、思考もあります。その“もどかしさ”を私はどこまで理解できているのだろうか。これも、33年経っても確信をもって答えられない問いです。
さらに、検査や訓練場面のような通常場面での反応と、情動が大きく揺すぶられるような場面での患者さんのパフォーマンス(理解、表出ともに)は、往々にして異なることがあります。そこに何が作用しているのでしょうか。この現象も、大変不思議なことのひとつです。

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33年も続けてきてまだ分からないことがある。それは、未熟ということではなく、人間を相手にする仕事の本質なのだと思います。
これから言語聴覚士を目指す皆さん。もし皆さんが、「必ず正解のある仕事」を求めているなら、言語聴覚士は少し違うかもしれません。
でも、「人を理解しようとし続ける仕事」をしたいなら、これほど奥深い職業はありません。
33年やっても、まだ分からない。だからこそ面白い。そんな仕事です。
「分からない」ことに正面から向き合うことのできる皆さんの入学を、東京工科大学ST専攻は心よりお待ちしております。

実習振り返り面談

| 投稿者: うらの

一部の3年生はまだ実習中ですが、多くの3年生が4週間の見学実習を終え、大学に戻ってきました。今はお礼状の確認に加え、振り返り面談を行っているところなのですが、面談がひと区切りついたタイミングで、私はひとりひとりに以下のようにたずねてみました。「で、どうなの?あなたはSTになりたいと思った?」・・・。
すると、担当学生からは異口同音に「はい、なりたいです」という答えが返ってきました。そう思えるだけでも、実習の成果はあったといえるでしょう。なぜなりたいと思ったのかを、こちらがたずねなくても自ら具体的に話してくれる学生がいましたので、以下に少しだけ紹介します。

「他では話せない自分の気持ちをSTの先生のところでは話せるという患者さんがいた。STは心を支える大事な役割を担っているのだと思った。また、STは患者さんの命を守るという側面でもとても大事な仕事だということがわかった」
「実習最終日に挨拶をしたら、涙を流してくださる患者さんたちがいらっしゃった。人とのコミュニケーションやつながりは本当に大事なんだなと思った。今までは勉強が難しいな、自分になれるのかなと不安に思っていたけど、今は絶対にSTになりたい、やるしかないと思っている」

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進路選択に迷っている高校生の皆さん!!上述の学生のように、臨床実習でも感動の一端を味わい、目指す職業への動機づけを高めることが出来ますが、実際の臨床現場にはもっともっと、さまざまなドラマと感動があります。
是非、東京工科大学で言語聴覚療法を学んでみませんか?皆さんと一緒に勉強できる日を楽しみにしています!!

国家試験引率という仕事

| 投稿者: いけだ

 第28回言語聴覚士国家試験(2/21)まで、本日を含めて残り5日となりました。

「国家試験直前ガイダンス」で伝えるべきことは、全てお話しました。
あとは全員が無事受験できることを願うばかりです。
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気象庁の天気予報は、晴れ時々曇り(気温4℃/最高15℃)。信頼度はA。
降雪の心配がなくなり、まずはひと安心です。

今年度の国家試験引率は、池田と外山先生です。
朝から終了まで試験会場付近でいつでも動けるようスタンバイしています。
他の学科・専攻はわかりませんが、言語聴覚士養成校業界では恒例の光景です。

<引率教員業務>
朝:点呼、遅刻者対応、緊張を緩和する声かけ、学生さんからの相談・問い合わせ対応、他
昼:学生さんからの相談・問い合わせ対応、学生さんからAM問題を借りて専攻教員に配信、他
夕方:お疲れ様でしたの声かけ、自己採点作業など来週の予定の確認、学生さんからPM問題を借りて専攻教員に配信、他

理学療法士・作業療法士と比べて、言語聴覚士は国家資格化が約30年遅いという経緯があり、その影響もあって、業者による模擬試験対策は近年になってから開始されました。また、現時点では業者による国家試験の解答速報がないため、本学では試験終了後に学生と教員が協力し、解答を作成します。

直前ガイダンスにおいもて伝えましたしたが、再度連絡!!!

国家試験当日は、やれることは何でもします!!!
・喉が痛かったら、のど飴を買いにドラックストアに走ります。
・小腹がすいたら、おにぎりを買いにコンビニに走ります。

引率教員をうまく活用してください。

「サクラサク」を願って、岩手県盛岡市にある『石割桜』の写真をアップします。
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巨大な岩を割って咲く、そのたくましい生命力。
どんな困難な環境でも、芽を出し、花を咲かせる姿は圧巻です。

このパワーにあやかって。。。

どうか、自分を信じて。
これまで積み重ねてきた努力を信じて。

合格をつかみ取ってください

3年生・臨床実習Ⅰがスタートしました!

| 投稿者: うらの

いよいよ3年生・「臨床実習Ⅰ」がスタートしました。大半の学生は1/19(月)が初日となりましたが、緊張した面持ちで各実習先へと向かったことと思います。数日前、京浜東北線と山手線が長時間止まるという、とんでもない事態がありましたので、教員は「お願いだから今日は何も起こらないで!」と心の中で念じ、さらには「ちゃんとたどり着くのかしらん」「先生方に失礼のないご挨拶がきちんとできるのかしらん」などと悶々とし続けました。
そして1日目夕方。ドキドキしながら各施設にご挨拶のお電話をかけてみました。すると・・・「とても熱心に頑張っていますよ」「積極的な質問がいくつもありますし、楽しそうにやっていますよ」などなど、嬉しいお言葉を複数いただきました。
初日終了後、学生からは興奮気味にさまざまな報告が寄せられました。一部を紹介すると・・・
・「限られた時間の中でできるだけ効果的なリハビリテーションを行うためには、患者さんの体調面に考慮し、臨機応変に訓練を変更することが大切だとわかりました。」
・「(患者さんとの自由会話は)知識がないと会話を広げることが難しいと改めて感じました。」
・「認知症の方は会話量や認知機能の程度が人によって違うので、その方に合った関わり方や課題設定が重要であると学びました。」

いずれも座学ではなかなか学びにくい、臨床現場ならではの素晴らしい学びですね。
体調管理に気をつけて、ひとつでも多くのことを学び、大きくなって大学に戻ってくるのを楽しみにしています。
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JR山手線と京浜東北線の運転見合わせ

| 投稿者: とやま

こんにちは☀️
始発から運転を見合わせていたJR山手線と京浜東北線の運転が、13時過ぎに全線再開となりました🚃💨
蒲田キャンパス最寄りの京浜東北線(JR蒲田駅🚉)は、今朝7時半頃に一旦運転を再開したものの、8時頃には再び運転見合わせとなり、長時間にわたって混乱が続きましたー😵‍💫💫

定期試験開始時刻になっても試験教室には受講者の半数もいない…😓
「試験に間に合わないかも?」と不安を抱えた学生も多かったのではないでしょうか。

でも大丈夫。
安心してください! 定期試験は延期されました!!
振替試験日程の詳細は、大学の学生ポータルを確認💻📱
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そして気になるのは、来週月曜から始まる言語聴覚臨床実習Ⅰ 🏥🚃💨🏠
実習初日の公共交通機関が✨通常運行✨でありますように…🙏

今回のような大規模な運転見合わせが“実習初日”と重なると、メンタルが折れてしまいますよね🙅
万が一の場合は、以下の点を意識して、落ち着いた行動を心がけましょう🚶

1⃣ 慌てず、公式情報の更新を確認する
2⃣ 路線アプリ・駅のアナウンス・大学からの連絡をチェックする
3⃣ 混雑や代替輸送によるリスクを避け、安全を最優先にする(無理に移動しない)
4⃣ 実習指導者および施設担当教員に連絡し、指示を待つ

いよいよ来週月曜から臨床実習がスタート❗
落ち着いて、そして安心して実習初日を迎えられるよう願っています✨

臨床実習前に学ぶ「スケジュールの立て方」

| 投稿者: いけだ

3年生の臨床実習事前プログラムでは、臨床や実習に関する内容だけでなく、スケジュール作成についての指導も行っています。

学生さんには、翌週1週間の予定を自分で立て、施設担当教員に提出してもらい、個別にフィードバックを行っています。
今週でこの取り組みも5回目となりました。

とはいえ、最初から上手にスケジュールを立案できる学生さんは、多くありません。

よく見られるのは、次のような例です。
■「失語症を勉強する」など、内容が具体的でない予定を立ててしまい、いざ取りかかろうとすると何をすればよいのか迷ってしまう
■ 自分の作業ペースを考えずに、やるべきことをたくさん詰め込みすぎてしまい、結果的に実行できない項目が多く残ってしまう

スケジュールを立案する意義は、限られた時間の中で、目的に向かって、安心して、質の高い行動を取るための道筋をつくることです。

スケジュールは「管理」されるものではなく、自分の時間を上手に「活用」するためのものです。
立て方が少しずつ身についてくると、面倒な作業と感じることなく、自分にとって心強い味方になっていきます。

<スケジュールを立案するメリットの一例>
◆何が今いちばん重要なのかを考え、「やるべきこと」と「後回しにできること」を整理できるため、行動に迷う時間が減る
◆空き時間を「見える化」することで、時間をより効率的に使えるようになる
◆自分は「いつ集中しやすいのか」「どうすれば集中できるのか」を振り返り、集中が必要な作業をより適した時間帯に配置できる
◆「何を、いつまでに、どの順でやるか」が明確になることで、漠然とした不安が減り、先延ばしが起きにくくなり、心理的な余裕が生まれる

この力は、実習準備だけでなく、国家試験対策にも必ず役立ちます。

ぜひ、自分にとって本当に役立つスケジュールを立案できるよう、少しずつ練習を重ねていきましょう。

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言語聴覚臨床実習Ⅰ(見学実習)まで・・・残り10日!

| 投稿者: とやま

今年は1月5日から大学が始まりました🎍
3年生も見学実習に向けて活動していますー📚

今週の自由会話練習では「お正月🧧」をキーワードに会話を展開する学生がみられました。
季節感を取り入れた話題選びは、コミュニケーションにおいてとても大切ですね💮

「お節料理は召し上がりましたか?」「箱根駅伝はご覧になりましたか?」
といった質問はありましたが、不思議と「初夢」や「今年の抱負(チャレンジしたいこと)」はなかったような・・・

見学実習では、評価や訓練の流れ、患者さんとのコミュニケーション、そしてチーム医療の実際を見学します。
教科書で学んだ知識が、現場でどのように活かされているのかを観察することが目的です。
現場の空気を感じながら、患者さんとしっかりお話ししましょう!

あと10日、準備をしっかり整えて、見学実習へGo 🏥🏃💨

(おまけ)
一富士二鷹三茄子
今年のお正月、富士山を夢に見ることはありませんでした💤
でも、♨️県から🗼に戻る途中、機上から富士山をしっかり目に焼き付けることができましたー🙌
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感染症対策、学びました✋😎🤚

| 投稿者: こいずみ

こんにちは。

こいずみです。

 

先日、川上先生がご担当されている感染症対策に関する講義に、こいずみも参加いたしました。

この時期は、インフルエンザなどの感染力が高い病気が流行しやすく、実習や日々の学びの中だけでなく、日常生活場面においても、感染症対策がとても大切になります。

講義では、手の洗い方やガウン、エプロン、手袋等の着脱について、実際に一つひとつ確認しながら丁寧に行いました。

学生の皆さんは本講義にとても積極的に取り組んでおり、スライドに示されたお手本を確認しながら、さらにお互いに「きちんとできているか」を確認し合いながら受講されていて…そんな姿が印象的でした。

感染症対策について真摯に向き合っている様子を拝見し、とても頼もしく感じました👏✨

「親指の付け根や爪の中、手首までしっかり洗えているか」「手袋に菌が付着しないよう、手袋の手首部分を持って箱から取り出せているか」など、どれも意識しながら行う必要があるものばかりで、基本を大切にすることが、安心して現場に関わるための第一歩なのだと、改めて感じる時間でした。

私自身もとても勉強になりました。

この度は参加させていただき、ありがとうございました。

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✋😎🤚

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どの学生もガウンやエプロン、手袋をバッチリ着用できています。

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最後の片付けまでもバッチリ!

(※ 講義風景を写真に収めました。講義の雰囲気を知っていただけましたら幸いです。写真撮影へのご協力に快く応じてくれた学生の皆さん、ありがとうございました🥰)

 

3年生の皆さんは、今月末からいよいよ臨床実習が始まりますね。

はじめての環境で不安に感じることもあるかもしれませんが、これまで大学で学んできたことを思い出しながら、無理をせず、一つひとつ取り組んでください。

感染症対策は、自分のためだけでなく、関わるすべての方の安全につながる大切な配慮です。

体調管理にも気をつけながら、臨床実習に参加してもらえたら嬉しいです。

今月末から始まる臨床実習での経験が、皆さんにとって実りの多い時間になることを願っています。

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