学生達の気づき!

| 投稿者: はらだ

2年生の保育園実習(学外実習)が、もうすぐ終了します。

「本日の実習が終わりました」と連絡をくれる時に、毎日の「気づき」を知らせてくれる学生さんもいます。


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「今日の反省」であったり、「今日、新たに知ったこと」であったり、表現型はそれぞれですが、具体的な気づきをアウトプットすることによって、次の日の目標につながっているようです。

 

 園児に対する全ての場面で、保育士の方々が、こどもの安全を第一に考えて、子どもたちと接していることに気づいた学生もいます。

 保育士の方々は、子どもたちが、健やかに日々を過ごし、友達との楽しい時間を過ごせるように、配慮しておられることに気づいた学生もいます。

 子どもたちが、自分で考え、自分で決め、決めたことを行動に移せるように、援助をし過ぎず、必要な時に手を差し伸べられるように見守りをしておられることに気づいた学生もいます。

 

こうした学生たちの気づきを合わせると、保育士さんは「子どもの命を守る」「子どもの社会性を育てる」「子どもの自発性を伸ばす」などなど極めて責任の重い仕事であることがわかります。

「命を守る」というと、すぐに頭に浮かぶのは、医師、消防士、警察官などだと思いますが、保育士は、毎日、毎日、毎日、小さな命を守り続けているんですね。

 

2年生のみんな! 良いところに気づきましたね! さぁ、明日はどんなことに気づくことができるかな?

明日も頑張れ~

 

実習訪問②

| 投稿者: はらだ

現在、2年生は、保育園実習の最中です。「コミュニケーション演習Ⅱ」という科目に保育園実習は位置付けられており、2月6日(月)から3月10日(金)までの間の 4日間+1日で、地域の保育園で実習をさせて頂いています。

 

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2年生は、新型コロナ感染拡大の影響で、1年次の病院見学実習には出られなかったので、2年生にとっては初めての学外実習になりますが、
「入学時から、保育園実習を楽しみにしていた」という学生もいれば、「子どもはちょっと苦手なので心配かな…」という学生もいて、それぞれの思いを胸に、自分なりの目標を立て準備します。

 

みんな、積極的にお子さんとコミュニケーションを取ったり、保育士の先生方に質問をさせてもらったりしていますが、多くの学生が口にすることは、「子どもたちから、話しかけてくれるので、ホッとした」ということです。

 

訪問中の私も、よく声をかけてもらいますし、こちらから「こんにちは!」と声掛けすれば、ほぼ必ず、なんらか応えてくれます。

子どもたちのコミュニケーション能力は本当に高く、コミュニケーションは「言語」だけによるのではないことが、よくわかります。

 

学生の皆さん! お子さんの安全を第一に考え、少し緊張しながらも、どんどん積極的に学び、貪欲に楽しみましょう!

 

 

実習訪問

| 投稿者: はらだ

今日は、外では口を開けられないほど、寒い日でした。

空には太陽が輝いているのに…一歩、外に出たとたん

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耳も痛いし、手も冷たいし…そういえば、近くの学校のプールの水が凍っていた

北陸育ちのせいなのか、窓から太陽が見えると、脳が「暖かそうだ」と認識するようで…防寒を忘れ、外に出てしまう。

 

しかし、今日の行き先は、2年生の学生が頑張っている実習先! 初めての実習、大丈夫かな? 緊張していないかな?~と、心配をしている間は、少し寒さも忘れる。

 

実習先にお邪魔し、学生の元気そうな顔を見て、ほっとする。

学生が言う「1日目は、めっちゃ緊張しました!」

それでも、その顔は晴れやかで、多くの先生方に声をかけて頂きながら、すこしづつ、環境に慣れているようだ。

短い時間の会話から、いろいろなことを学修していることがよくわかった。

 

学生の穏やかでキラキラした笑顔を見た後だからか…帰り道は少し暖かくなったような気がした。

みんな~、学外実習! 頑張れ~!

 

災害リハビリテーション標準テキスト

| 投稿者: はらだ

本日は、業務終了後の時間に災害リハビリテーション標準テキストの編集会議がありました。

一般社団法人日本リハビリテーション支援協会(JRAT)の構成団体である災害リハビリテーションにかかわっている様々な職種の方々と Zoom でご一緒しました。

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医歯薬出版株式会社より

 

2018年6月発行のテキストですが、現在までの間にも、発生した災害は多く、災害の規模や地域によって支援の形が少しづつ異なっていることや、今後の支援にうまく活かすために必要なことを追記、改訂することになるのだろうと思います。

 

私がはじめて災害リハビリテーション支援に携わったのは、東日本大震災の時で、その時は災害支援のいろはも知らず無我夢中でしたが、今思えば、足りないことだらけでした。

その後、JRAT が立ち上がり、構成団体の日本言語聴覚士協会のメンバーとして、活動に参加しております。そこで、災害支援の心構えから、基礎、実践まで、0からいろいろ教えて下さった長崎のOTの先生に、本日の編集会議で久しぶりにお目にかかり、初心に返りました。

 

学生の時に、災害リハビリテーションを学修した言語聴覚士は極めて少ないため、現在、日本言語聴覚士協会では、都道府県言語聴覚士会の災害担当者を対象に災害基礎研修を開催しております。全4回のうち2回が終了し、ほとんどの都道府県士会の担当者が参加して下さっています。

あと2回の基礎研修ですが、次回は、担当者同士のディスカッションも企画し、一層、盛り上げていきたいと思っています

 

 

 

 

PT・OT・ST養成施設教員等講習会に参加しています!

| 投稿者: とやま

こんにちは

今夏、第49回理学療法士・作業療法士・言語聴覚士養成施設教員等講習会に参加しています。

講習会の参加者は、理学療法士 67名、作業療法士 67名、言語聴覚士 21名(計155名)
学生教育の質を高めるための教員向けオンライン講習会です。

コロナ禍前まで対面で開催されていた➰この講習会・・・なかなか ハードです💣
☆8月15日〜9月3日・週6日×3週の計18日間
☆欠席・遅刻・早退・離席は不可
☆受講中は常時カメラオン・受講者の顔が見えなくなると事務局👤から電話が📲

<今夏の日課 ⏰>
1⃣8時00分〜8時20分 講習会Zoomへログイン
2⃣ログイン後 IT業者によるPCカメラとマイクの個別チェック、点呼・出席確認
3⃣9時00分〜18時00分 講習会の受講(13時00分〜14時00分はお昼休みです🍴)

受講数日でお尻と目に痛みが ➰オンライン講義の受講学生の気持ちが理解できました💡×1
お尻が痛くなると「早く終わらないのかしら?」という淡い期待を抱く気持ちも・・・💡×2
 → 実際は 終了時刻まで(時には18時過ぎまで?)ギッチリ勉強しています📖

上記の講習会は、教育学の領域を講義形式とグループワーク形式で学びます

Zoomのブレイクアウトルームやホワイトボード、Google Jamboard等を活用した参加型
内職(?)こそできませんが、オンライン講習会ならでは&面白いです🎵

先々週から始まった講習会も 明日が最終日🔚
この18日間で 講義運営や教育方法の引き出しが増えたような気がします💡×3
(学んだ「つもり」にならないように、後期の担当科目で要復習💦)

参加者同士 勤務校での悩み相談をしたり、LINEやメールアドレスを交換したり
情報交換会&スピンオフを企画したり・・・と、職種を超えた交流もできました。

教員も勉強していますよ〜 

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最後になりますが、昨日9月1日は「防災の日
そして➰「言語聴覚の日」でした😃

昨日の講習会で「今日は何の日ですか?」「聞いたコトありますか?」と尋ねてみました。
まだまだ・・・「言語聴覚の日」は認知されていないなぁ〜💧
よし、頑張ろう❗

818・・・逆さ(さかさ)言葉(ことば)を思いうかべてしまいます・・・

| 投稿者: いくい

Image_20220415140801 こんにちは!  今日は8月18日です。

818

こういうのを・・・言語聴覚士が見ると何を思うか・・・そう! 逆さ言葉(さかさことば)です!

逆さ言葉とは、前から読んでも後ろから読んでも同じというものです。
実は私の苗字も・・・逆さ言葉ことば。
「さかさ」という言葉も逆さ言葉です。こういう・・・逆さ言葉があると・・・言語聴覚士は気になっちゃうんです。(私だけ?・・・ではないはず・・・)

 

逆さ言葉で有名なもの

 

しんぶんし(新聞紙)

たけやぶけた(竹やぶ焼けた)

わたしまけましたわ(私負けましたわ)

このこどもどこのこ(この子供どこの子)

 

ことば=言葉は、正しい言葉の音が、正しい順番にならんで、初めて意味の通じる正しいことば=言葉になります。
私たちはあたりまえのように言葉を使っていますが、ちゃんとした決まりがあります。

例えば・・・「りんご」=林檎🍎

「り」「ん」「ご」という3つの音で
「り」のあとに「ん」、「ん」のあとに「ご」という順番で並んで・・・
それで初めて「りんご」という意味の通じる言葉になります。 

言語聴覚学では、こうした決まりを知識として学問として学び習得していきます。
ことばっておもしろい・・・どんどんおもしろさにはまっていく専攻です。

さて・・・逆さ言葉・・・ちょと・・・考えてみてはいかがでしょう・・・

なつまでまつな(夏まで待つな)
たきにきた(滝に来た)

頭の体操にもなります。

 

 

 

 

聴覚障害学演習Ⅰ(の前に)

| 投稿者: はらだ

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 学生の聴覚検査演習の2~3日前には、自分で自分の検査をして、機器が正常に作動するかの確認をします。

 個人情報の大公開(?)になってしまいますが 

 聴性脳幹反応検査(ABR):学生の演習は、防音シールド室で測定しますが、2日前確認の時は、研究室を締め切り、自己測定!一部、変な脳波も混ざっているようにも見えますが、機器の作動と聞こえの確認は OK!

 

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 歪成分耳音響放射 (DPOAE) :内耳の聴覚機能を他覚的に測定する検査ですが、左耳で測定確認完了!

 こちらは、前日の確認も防音室で実施しました。

 

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 インピーダンスオージオメトリー:中耳の機能を他覚的に測定する検査では、右耳で確認しました。

 機器の状態も、耳の機能も OK でした。

 毎年、学生の演習前に、機器の状態を確認しているわけですが、同時に、耳の機能の状態も確認できるので、前年と比較して、加齢の影響を分析しています。

 

白衣を着て・・・授業しました!

| 投稿者: いくい

こんにちは!七夕ですね!

今日は、医療保健学部1年生の全員に対する「医学概論」という授業で、「チーム医療と言語聴覚士」ということで講義をしました。
医療保健学部の各学科や各専攻の教員が1コマずつ担当し、「チーム医療と・・・」ということで講義してきました。
今日七夕の日の私の講義で「チーム医療と・・・」シリーズは終わります。
ちなみに「医学概論」という授業は、非常に大事な授業です。医療とは医学とはという基本的なところを学びます。これを知らずに医療従事者になることはできません。

すでに各学科、各専攻の教員から「チーム医療」についての話はしっかり学んできている学生さんたちです。
言語聴覚士と言語聴覚学のことをお伝えするとともに、チーム医療の実際を伝える授業内容にしました。
現場で実際に私が実践してきた言語聴覚士としての仕事です。
チーム医療といいますが、医療はチーム無くしてできません。
私の仕事をお伝えするということは、チーム医療の話をするになります。

実際の現場から・・・ということもあり、今日は、白衣を着て授業することにしました!

東京工科大学で、白衣を着て授業をするのは初めてです。すなわち、自分の研究室で白衣に着替えたのが初めてでした。
白衣に着替えて、身支度をしたら・・・
なんの意識もしていないのに・・・不思議不思議・・・背筋がのびており、身のこなしが違っていることに気づきました。

一番びっくりしたのは、大学の構内でも廊下でも、不釣り合いな・・・歩く速さです。
大股で速く歩いていました。

東京工科大学に来るまで、大学病院で仕事をしていました。患者さんがたくさんいるところでは、危ないので、走ったり大股で速く歩くことはあまりありません。が!患者さんがいないところでは、めちゃくちゃ速く・・・大股で歩きます。
時間に追われているのもあります。また大学病院内が広いこともあります。
医学部や大学院などがある研究棟もたびたび行かなくてはならないのですが、その研究棟と病院本体は、渡り廊下でつながっています。
みんな、大股の速足で歩きます。だめとわかっていますが・・・走っちゃうこともありました。

見学や研修などで、院外から言語聴覚士さんが来られて、私と一緒に行動することがあります。
そういえば・・・若いのに・・・みんな息きらして・・・いたなあ・・・。

臨床の空気をわざわざ伝えるために・・・白衣に着替えたことは、学生さんには伝えませんでした。
そもそも私が白衣を着ていたことに気づいたかしら?
少しは・・・現場の空気が伝わったかな~~~

授業が終わって研究室にかえって来たら・・・内山先生が写真を撮ってくださいました!
インスタグラム用だそうです・・・

学生さんも実習着を買っています。
1年生は後期には言語聴覚基礎実習という科目があります。
授業が実習科目の時には実習着に着替えます。気分ががらっとかわります!

形から入る・・・といいますが・・・仕事着というかユニフォームというか・・・服装には、気持ちを整えシャキッとさせる
大きな大きな魔法の力があります。

 

 

 

 

第23回 日本言語聴覚学会 in にいがた ②

| 投稿者: はらだ

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 学会では、卒業生だけでなく、多くの同業(言語聴覚士)の先輩や後輩、養成校の同級生らにも、会うことができ、近況をやりとりしたり、協会活動の相談をしたり、研究の打ち合わせをしたり、対面で会えるからこその利点がいっぱいあります。

 今回の新潟では、東京都言語聴覚士会の会長とも、ご一緒でき、学生の臨床実習のことや、若いSTに引き継いでいく仕事のこと、次の日の早朝の教育講演(都士会長は、明朝一番で講演されました)のことなど、お話をお聞きすることができ、対面ならではの成果が

 私は、協会理事の仕事のひとつとして災害対策部長を務めていますが、災害対策部には、多くの都道府県士会の会長や副会長、災害対策担当理事の方々が部員として、活動をして下さっています。東京都言語聴覚士会会長も、同様で、災害対策部が出来た時から、ずっと、ご支援を頂いています。

 養成校では、災害時にSTが何をするか~を学習  することはありませんが、専門職として必要とされることは、学校で習っていようと、いなかろうと、全て、ST業務に入ると考えています。

 今、養成校でSTを目指している学生さんには、是非、知っておいてもらいたいです。学校で学んでいることは、ST業務の大事な基礎ではありますが、決して、全てではありません。

 卒業したら、是非、学会に参加して、それを実感して下さいね!

第23回 日本言語聴覚学会 in にいがた

| 投稿者: はらだ

Img_3466月曜日のブログにありました「予想していなかった嬉しい再会もあり(原田専攻長が後日アップ予定)」は、実は、私と池田先生が前に勤務していた大学の卒業生との再会でした。

新潟駅のお土産売り場にいたところ、彼が、池田先生と原田に気づいてくれたようで、池田先生に声をかけてくれました。

私は、彼の顔を見ても、マスクをしていたこともあり、すぐには思い出せなかったのですが、声を聞いたら、「あ!〇〇くん!」(今は、もう「〇〇さん」と言うべきところですが…つい、昔に戻って…〇〇くん!と…)と、思い出しました。やはり、聴覚ってすごい

 

 今回の学会は参加だけでなく、ちゃんと発表もされたようで、きちんと仕事に向かい合っている言動に接し、(彼にとっての元教員である)私たち二人は、あまりのうれしさに、彼に質問しまくり、写真まで撮ってしまい、ブログにまで登場させられることになりました。

 私たちはふと我に返り、彼を開放しましたが、卒業生が学会で発表してくれて、声をかけてくれることって、こんなにうれしいんですよ~!

 また、声かけてね~!

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