紙の辞書のススメ

| 投稿者: うらの

スマホ、PC、電子書籍、電子辞書。今は何もかもが電子ですね。大学でも講義に関する事柄、事務処理、会議、あらゆるものが電子ベースで行われています。昭和生まれのおばちゃん教員はなかなかすべてについていけるわけではなく、周りの先生方に教えていただきながら、たどたどしくも何とか使っているというのが正直なところです。
そんなアナログ人間の言い訳に聴こえるかもしれませんが、紙には紙の良さがあります。特に辞書。単に語の意味や読み方、書き方だけでなく、細かい用法やその語を使った慣用句、熟語、関連表現まで書いてあったりしますから、様々な場面で役立ちます。また、同じ言葉を複数の辞書で調べてみると、微妙に表現が違ったりするのもとても興味深いです。そして、何といってもペラペラとめくる時のあの手触りと質感、そして音が何とも言えません。勿論、かさばったり重かったりするのは難点ではありますが、それらを帳消しにしてなお余りある良さがあるように思います。
言語聴覚士を志す皆さん。電子辞書も便利ですが、是非紙の辞書も使ってみてください。ある単語がどのような表現で説明されているのか、どのような用法で用いられているのか、単に眺めるだけでも充分面白いですよ。言語聴覚士は言葉に障害のある人たちへの支援を仕事としますから、人への興味や優しさも勿論ですが、言葉そのものに対する関心も是非持ってほしいなと思います。

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帰ってきた学生たち

| 投稿者: うらの

4週間の実習を終えた学生たちが徐々に大学に帰ってきています。こんな感じでしょうか?

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・・・昭和生まれにしかわからないネタですみません。実際にはこんな感じですかね。
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賑やかないつもの教室風景が戻ってきましたが、話している内容は実習前とは全く違います。
「先生たちは皆親切だった」という感想、「〇〇をあんまり勉強していかなかったのはよくなかった」などの反省など様々ですが、どの学生も自身の実習の様子について話し出したら止まらないぐらいよく喋ります。きっと実習中は毎日「は~」「ひぇ~」「ふーん」「へえ」「ほお」と、心の中でハ行五段活用を何度も唱えてきたに違いありません。互いに「お疲れ!!」と労う姿もそこかしこに。小学校の頃、遠足の時「家に帰るまでが遠足だ」とよく先生に言われましたよね。実習も全く同じです。大学に戻った後、しっかり振り返りをし、自身の課題や問題点を整理し、次にどうつなげるかを考察するところまでが実習です。最後まで頑張ってほしいですね。

実習地訪問

| 投稿者: うらの

4週間の臨床実習に出ている3年生の多くが折り返し地点を過ぎました。指導者の先生方へのご挨拶、そして学生の状況の把握を目的に、教員は1施設ごとに実習地訪問を行っています。私も既にポチポチと出掛けておりますが、行く前は「あー、ちゃんとやってるのかしらん」「身体を壊していないかしらん」などと心配は尽きません。


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ところが実際に行ってみると・・・総じて学生は生き生きとしています。「とても楽しい」「毎日が気づきの連続」「患者さんから“頑張って”と言われてとても嬉しい」「繰り返し〇✖を見ているうちに、ポイントがつかめるようになってきた」・・・。まさに“案ずるより産むが易し”です。中には「△◇の分野の勉強が非常に不充分だったと改めて実感し、反省している」なんていう声もあったりします。うんうん、そうだね、気づいてよかったね、でも今からでも遅くないですよ。自身の課題や問題点を適切に洞察しただけでも大きな前進です。
学生が頑張っていることは確かなのですが、実習は本人1人の力だけでは絶対に成立しません。陰になりひなたになり、様々なサポートをしてくださっているご家族、指導してくださる先生方、そして何よりも多くの患者さんへの感謝の気持ちを決して忘れないでほしいと思います。
患者さんとの自由会話、症状と専門用語の理解・・・課題は学生によっても様々ですが、残りの期間でひとつでも多くの収穫を得られることを願っています。

本の紹介

| 投稿者: うらの

本学では後期試験を終え、現在再試験の真っ最中です。是非悔いの残らないよう、精一杯頑張ってほしいですね。
高校生の皆さんは1~2年生は定期試験の準備、3年生は卒業式のことや4月からの進学に向けた準備でせわしないことと思いますが、言語聴覚士を目指すぞ!と決めた人にも、言語聴覚士ってどうなんだろう、と迷っている人にも、春休みに是非読んでいただきたい本があります。「言葉を超えて 失語症を生きるということ」(星湖舎)という本です。
約4年前の2020年に、4月25日が「失語症の日」として記念日に認定されました。その「失語症の日制定委員会」のメンバーを中心に編まれたのがこの書籍なのですが、執筆者は失語症当事者、当事者をサポートしているご家族、そして失語症のある人を支えて活動をしている言語聴覚士や関係団体の方など総勢11名に及びます。中には発症から15年にわたる経過を綴っておられる方もいらっしゃいます。失語症のある方は単に病院でリハビリテーションを行えばそれで終わりではありません。その後も地域で、家庭で、社会で生活をしていかなければならないのですが、どんな思いで生活をしておられるのか、どんな支援を必要としているのか、ご家族はどんな思いでサポートしているのか・・・。それらがありありと綴られている1冊です。
執筆者ひとりひとりの肉筆原稿を最大限尊重したというこの本、是非多くの方に読んでいただきたいと思います。失語症って何だろう、言語聴覚士って何だろう、まだよくわからないけれど読んでみよう、それでも充分だと思いますよ。

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| 投稿者: うらの

3年生の多くは今週月曜から見学実習が開始となりました(一部の学生は来週からの開始となります)。病院に到着するまでは不安と期待で一杯になり、人によっては身体が震えたりしたかも?しれません。
ところが・・・実習初日に学生から送られてきたメールの多くには、新たな発見と驚き、大学で学んだことと実際の臨床現場との照合の様子が興奮気味に綴られていました。「〇✕の検査を見学させていただいた」「△◇の訓練を様子を見せていただいた」「STの先生方それぞれの臨床に対する考え方をお聴きしてすごく勉強になった」などなど。そして「もっと勉強しなければ」という強い意気込みも伝わってきました。
やはり、これが現場の臨床のパワーですね。私も長年臨床をしてきましたが、患者さんや臨床家の姿から学ぶことは、教科書や講義での学びとは全く質的に異なります(注:大学での学びを否定するものではありません、念のため)。
ことばに障害があるということはどういうことなのか、障害を抱えながらも自分らしさを取り戻していくプロセスはどのようなものなのか、そしてそれを支援する言語聴覚士はどのように働きかけ、どのように伴走していくのか。
4週間で多くの「!!!!!」に出会い、ひとまわりもふたまわりも大きくなって大学に戻ってくるのが教員として今からとても楽しみです。

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定期試験終了!春休みは各学年で実習があります!!

| 投稿者: かわかみ

先週の金曜日に後期の定期試験が終了しました。

ST専攻の2年生には、定期試験終了後に集合してもらい、連絡事項を伝えました。

ST専攻では、1月から3月にかけて、1年生は病院見学実習、2年生は保育園実習、3年生は臨床実習を控えています。
これからの時期は、各々が該当する実習に向けて、たくさんの準備が必要です。

この日は、臨床実習を前にした3年生3名が、2年生に向けて、保育園実習の経験談、臨床実習に向けて準備した方が良いこと等を話してもらいました!
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3年生は、実習に向けてたくさん準備をしてきたこともあり、頼もしい表情で2年生に向けて話していました。
2年生は、真剣な表情で先輩の話を聞いていましたよ。

実習を通して、大学では経験できない多くの学びを得て、立派に成長した皆さんに会えるのを楽しみにしています!

来週から臨床実習が始まります。

| 投稿者: とやま

言語聴覚学専攻の3年生は、来週から4週間の臨床実習が始まります。
※再来週からスタートする学生もいます(臨床実習の受入施設の都合で前後します)。

本日も「実習開始ギリギリまで準備したい!」と申し出てきた学生と「検査」と「会話」の練習をしました。
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実習に向けて準備すべきことは、実習指導者会議で指導者の先生からお聞きし、何度も練習しています。
(参考)12月15日 臨床実習指導者会議を開催しました。

それでも・・・「安心できない」
私が養成校の学生だった頃と同じ ➰ 誰もが通る道です。

今年度の3年次実習「言語聴覚臨床実習Ⅰ」では、学生一人ひとりが、それぞれ別の医療機関に行きます。
これまで共に学んできた友人と一緒ではない(一人で行かなければならない)ことも「安心できない」気持ちにつながるようです。
何事もそうですが、本番前(今回は臨床実習の直前)が一番緊張しますね。

教員の立場としては、学生が心配している「実習指導者や患者さんと関係性が構築できるか? 検査が上手にできるか?」も、もちろん心配ですが、「今週末の寒波で風邪をひいたりしないか? 毎日元気に実習に行けるか? 環境の変化で体調を崩さないか?」など元気のバロメーターも同じくらい気になります。
体調を崩していては、実りある実習にはなりません。

医療職は自身の健康管理も仕事のうち!
さあ、落ち着いていこう!!

自由会話の練習

| 投稿者: うらの

3年生はいよいよ来週から4週間の見学実習に出ることになります。これまでの講義資料やテキストを繰り返し見直したり、友達同士で検査の練習をする姿が3号館の複数の教室で見受けられます。担当教員による準備の進捗状況チェックもあります。さらには細かい確認(例:家のドアから実習先ドアまでの経路、お昼をどこで確保するか、など)、持ち物の確認等、やることは連日盛り沢山です。初めての実習ですし、まだ学生なのですから、30年も臨床をしてきた者と同じに出来るわけがありません。でも、これまでに学修したことをしっかりおさらいし、ひとつでも多くの学びを得てほしいと願っています。
ここ数日間は3年生を数ブロックに分け、自由会話の練習を行いました。失語症の患者さん役の教員と1人当たり5~10分程度の会話をし、改善すべき点やよかった点等を個々にフィードバックしました。 
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えーどうしよう、困ったな…と言いながらも、回数を重ねるとどの学生もそれなりに上達や改善がみられるようになってきました。
勿論、まだまだ難しいところも多いと思いますが、実習では下手でも堂々と取り組んでほしいと願っています。

臨床実習指導者会議を開催しました

| 投稿者: とやま

本日、言語聴覚臨床実習Ⅰ(3年生科目)の指導者会議を開催しました。

東京工科大学の言語聴覚学専攻では、3年生後期に学外の臨床実習施設で20日間の実習(今年度は1月中旬〜)を行います。
臨床実習指導者会議は、実習に先だって本専攻の実習概要を指導者の先生へ直接説明・共有させていただいたり、指導者の先生が学生と面談をしてくださったり and 学生へ実習に向けた助言をしていただける重要な会議です。
学生にとっては「指導者の先生のお話を直接お聞きできる・実習Q&A」の機会となります。
指導者の先生と対面でお話しできることが、安心材料になりますね。

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臨床実習指導者会議の終了後、学生からは「優しそうな先生で安心できました」「モヤモヤとした不安がスッキリしました」「実習に向けて準備すべきことが分かりました」など、プラスの感想が届きました。

言語聴覚臨床実習Ⅰの開始は約1ヶ月後!
最後の最後まで➰実習に向けた準備を進めていきましょう💪

実習指導者の先生方
本務等でご多用のところ、実習指導者会議にご参加くださり、本当にありがとうございました。
1月から3年生がお世話になります!
ご指導を何卒よろしくお願いいたします!!

失語症のある方との会話

| 投稿者: うらの

3年生は現在、「言語聴覚総合演習Ⅱ」という科目で、失語症のある患者さんとの会話の進め方について演習を行っています。
身体の不自由な方のために車椅子や杖があったり、段差を解消するスロープや手すりをつけるのと同じように、言葉の産生や理解の不自由さを補うためには適切なサポートが必要ですが、それは失語症のある方ひとりひとりの障害のタイプや重症度、特性によっても異なります。本学では2年生前期で失語症の症状と代表的な評価方法、3年生前期では失語症のタイプ分類や掘り下げ検査の選択をどのように行うか、具体的な訓練をどのように行うかについて学修し、失語症のある方との会話については2年生前期・3年生前期の演習でそれぞれ学んでいます。
3年生後期の「言語聴覚総合演習Ⅱ」の第1回目(先週)は、これまで学んできた失語症のある方との会話を進める上で配慮すべき事柄と援助の方法について概観した後、実際に起こり得る様々な場面を想定し、ペアに分かれて演習を行いました。
そして昨日の第2回目。3グループに分かれ、失語症のタイプ・重症度が異なる3名の模擬患者(=教員)との会話演習を行いました。1人あたり12分で、ぞれぞれの学生が2人の模擬患者と会話が出来るよう、くるくるとローテーションを行っていきました。どの学生も緊張した面持ちで、これまで学修したことを踏まえて一生懸命会話を行っていました。学生同士のペアワークではうまくいった事柄も、いざ失語症のある人(今回は模擬患者ですが…)を前にしてみると、その難しさは想像以上だったようですが、最後の各教員からの講評には全員が真剣にメモを取り、終了後も「あの場面ではどうすればよかったのでしょうか」「ああいう場合はどうやって引き出せばよかったでしょうか」と熱心に質問をしてくる学生も複数いました。
本学ではこのように、臨床経験のある教員が、なるべく臨床場面に近い状況を設定して実践的な演習を行っています。
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