4年生の実習報告会を開催しました

| 投稿者: とやま

本日、4年生の実習報告会を開催しました。

実習報告会は、言語聴覚臨床実習Ⅰ(3年生・4週間)、言語聴覚臨床実習Ⅱ(4年生・4週間)、言語聴覚臨床実習Ⅲ(4年生・6週間)を通して、学生が見学・経験させていただいた臨床的評価と訓練、学生自身の気づきや学びを発表する場です。
Img_2933Img_2934

報告会の参加者は、ST専攻の4年生と3年生全員、2年生と1年生の希望者でした。
今回の報告会は、2年生に比べて1年生の参加が多かったようです👏👀

発表する4年生には、聴衆に伝わりやすい and 分かりやすいプレゼンを求めました。
実習報告会は、自身の発表はもちろんのこと、他学生が実習で気づいたこと・学んだことを知り、その経験を共有する機会にもなります。
【作戦①】✨自分の学びは自分のもの、他人の学びも自分のもの(4年生)✨

約4ヶ月後、3年生の言語聴覚臨床実習Ⅰがスタートします。
今回の報告会では、4年生が「実習前に準備しておくべきだった・・・」と感じた内容も発表してくれました。
【作戦②】✨4年生の振り返りを参考にして実習準備を進めよう(3年生)✨

3年生は、失語・高次脳機能障害領域、発声発語障害領域(吃音・流暢性障害を除く)、言語発達障害領域の科目がすべて修了しています。
4年生の発表で理解できなかった部分は要復習📚、1人では実施できそうにない(自信がない or 記憶にない?)評価・訓練も要復習です。
【作戦③】✨4年生の事例報告から自身の復習ポイントを知ろう(3年生)✨

来週以降、4年生は国家試験勉強を本格化させます。一方、3年生は実習報告会で学んだことを参考にしながら実習準備を進めます。
どちらの学年も踏ん張りどころ、気合いを入れて頑張ろー

嬉しい再会

| 投稿者: うらの

先月下旬のことです。来年度から本学実習を受け入れてくださることになった、千葉のとある病院へご挨拶にうかがいました。
病院の総合受付で責任者のSTの先生を呼び出していただき、待つこと約2分。とても笑顔の優しい先生が私の傍へ近寄ってきました。2階にある言語室に通され、改めて名刺をお渡ししてご挨拶したところ、「あのー、横浜にいらした浦野先生ですよね?」と。あれ??どうして知ってるの??と思いつつ、STの先生のお顔と名札を交互に見比べましたが、すぐにはピンときませんでした。すると次の一声、「昔、実習で大変お世話になりました」。
ああ!!ここでようやく分かりました!!ご結婚で改姓されていたので、名札のお名前だけですぐにピンとこなかったのですが、その一言でするすると昔の記憶が蘇ってきました。彼女が当時の私の勤務先に実習生としていらしたのはもう、10数年も前の話ですが、学生時代からとてもしっかりしていて、優秀な方だったという印象が残っています。現在、ST部門の主任として活躍している彼女のその目の輝きや表情から、「ST人生」を心から楽しんでいる様子をうかがい知ることが出来ました。そして、彼女の長いST人生の中のわずか0.3ミリ以下ぐらいに私が関わったことをとても嬉しく思いました。
ST人生は本当に人との出会いの連続です。患者さんとの出会いはもちろんのこと、学校の先生や友達、そして実習指導者、職場の同僚。多くの人たちとの出会いは決してお金では買えない貴重な「財産」だと思います。これからSTを志す皆さんにも是非多くの「財産」を得てほしいと思います。
1970732_20240828085901 169267_20240828085901

成績発表!!!

| 投稿者: うらの

さあ、いよいよ明日は本学学生の前期成績発表の日です。大学での成績発表は紙ではなく、web上に表示されることになっています。これまでの他の先生のブログで既出ではありますが、S=秀、A=優、B=良、C=可の4段階のいずれかが記載されていれば「合格」となります(これ以外の場合は後日再試を受けることになったり、または不合格であったりします)。
これまで頑張ってきた半期の学び、そして定期試験の結果はどのように反映されているでしょうか。発表は13:00ですが、それまでは、ドキがむねむねしている学生もいれば、ダカダカダカダカ~~と、ドラムロールが心の中で鳴り響いている学生もいることでしょう。そわそわ落ち着かない学生もいるかもしれません。
22103480 2251454425541599
思ったより良かった、まあこんなもんかな、思ったより悪かった、いろんなパターンがあると思いますが、良かった場合は何が良かったのか、悪かった場合はどうすれば今後良くなるのか、要因をしっかり分析して、後期の学修に反映させてほしいものだと思います。
そして、再試験になってしまった科目は是非、しっかり勉強し直して合格できるように頑張りましょう。

認定言語聴覚士講習会

| 投稿者: うらの

7/27, 28の土日に日本言語聴覚士協会の「認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)講習会」の第1回目が開催されました。「認定言語聴覚士」とは何でしょうか。日本言語聴覚士協会の公式サイトによれば、以下のように説明されています。
「日本言語聴覚士協会では、高度な知識および熟練した技術を用いて高水準の業務を遂行できる言語聴覚士を養成し、業務の質の向上を図り社会に貢献することを目的として、2008年度から「認定言語聴覚士講習会」を開催しています。2023年度末の時点で、1,000名が認定言語聴覚士と認定されています。内訳は、摂食嚥下障害領域445名、失語・高次脳機能障害領域311名、言語発達障害領域107名、聴覚障害領域65名、成人発声発語障害領域42名、吃音・小児構音障害領域30名です。」
「認定言語聴覚士」には誰でもなれるわけではありません。言語聴覚士免許を取得した後、日本言語聴覚士協会が実施する「基礎プログラム」と「専門プログラム」を全て履修し、臨床経験6年目以上になると「認定言語聴覚士講習会」の受講資格が認められます。そして、合計6日間の「認定言語聴覚士講習会」を全て受講した後、最後の「試験」に合格した人だけが「認定言語聴覚士」として認められることになります。さらに、「認定言語聴覚士」は一度取得してしまうとずっと安泰というわけではなく、その後も学会参加・発表や論文執筆等で一定の活動を行うことで5年毎の更新が認められることになっています。ここまでの話でもうお分かりと思いますが、STになった後もずっと勉強が必要だということになります。
この講習会はコロナで一時中断した時期がありますが、数年前にオンラインで再開されました。今年度の失語・高次脳機能障害領域の認定言語聴覚士講習会は、申し込み開始からごくわずかな期間であっという間に定員いっぱいになってしまったと聴いています。私は実行委員でもありますが、このたびの第1回講習会では「語彙機能」というパートの講師も行いました。終了後、質問がいくつも上がり、とても嬉しく思いました。講義の後、実際の症例を提示し、「演習」としてグループワークも行ったのですが、突然ランダムに分けられたグループでありながら、活発な意見交換や議論(+情報交換)がなされている様子がうかがえました。
これから言語聴覚士を志す皆さん。皆さんの先輩方はとても熱心に学びを続ける先生方ばかりですよ。是非、多くの若い方がその仲間入りをしてほしいものだと心から願っています。
Online_school_girl Online_kaigi_man

今週の臨床実習訪問

| 投稿者: とやま

現在、4年生は臨床実習の真っ只中です。

臨床実習の期間中、教員が学生の実習施設を訪問して、実習の進捗に関する共有や相談・対応を行います。
学生が頑張っている姿を見聞きすることで、学生の成長を直に感じるとともに、学生の臨床的課題を知る機会にもなります。

今週は神奈川県大和市の実習施設を訪問しました🏥🚶🚃
Img_2861

指導者の先生は、実習生のプラス面を発見し、褒めて伸ばす指導をしてくださっていました✨
「各種検査・記録が丁寧かつ正確にできる実習生であり、訓練プログラムやレポートも問題ありません!」途中経過💮
ありがとうございます!!

課題を挙げるとすれば、「初対面の高齢者とのコミュニケーションかな?」という感じでした💦
世代が異なる患者さんとのコミュニケーションに不安を覚える学生が少なくありません。

日常会話のネタを収集するために(ネタの収集だけが目的ではありませんが)新聞や本を読んだり、昭和の俳優・女優さんの名前や歌謡曲を覚えたり、もしくは患者さんに教えていただきながら・・・会話の引き出しを増やす工夫➰言語聴覚士あるあるです!

昨今「TVのニュースは見ない&新聞も読まない、ネットニュースを見ているから大丈夫!」と話す学生が増えました。いよいよ、新聞の◯面という表現も若者には伝わらなくなりましたね〜📰
新聞は、特に読もうと思っていなかった記事も「何となく」目を通してしまいがち。患者さんが住んでいる地域の新聞であれば尚のこと、紙面の情報が会話のネタになります。
一方、ネットニュースへのアクセスは、自分に関係している and/or 興味ある記事に限定される傾向があり、それだけでは「大正〜昭和世代」の患者さんの関心ごととマッチしません。

次の休日、時間をかけてじっくり情報収集してみませんか?

失語・高次脳機能障害学演習Ⅲ

| 投稿者: うらの

今日は3年前期で履修する「失語・高次脳機能障害学演習Ⅲ」について少しご紹介します。
本学では2年生から失語症の学修を始めます。2年生は基礎的な知識や検査練習が中心ですが、3年生ではより臨床に近いところを学んでいきます。3年生は4月から、1~2例の模擬症例のデータをみながら、その都度グループに分かれて失語症のタイプ分類、掘り下げ検査の選択、訓練プログラムの立案と、少し難解な課題に一生懸命取り組んできました。
そして先週。グループごとに立案した訓練プログラムをもとに、PCで教材を作成しました。無料サイトからイラストを取ってきて貼り付けたり、目標語や文を記入したり、回答欄の四角やカッコを美しく作ったり・・・。最初はどのグループも手探りでしたが、徐々に慣れてくるとグループ内での役割分担(分業)も非常にスムーズでした。遊んでいる人などひとりも出ず、どの学生もむしろ、とても生き生きとしていました。
教材が出来上がったら今度は全体に向けてプレゼンテーションです。分業で作業をしていましたので、それぞれ自分が分担したパートについて「どのように考えて作ったか」「どういう点を工夫したか」などを、プロジェクターに投射された教材を指しながら説明してもらいました。どの学生も、自分のグループ以外の発表を真剣に聞き、それぞれの優れた点や工夫を大いに学んだようです。苦労して作った教材はグループだけでなく、クラス(学年)全体で共有しようという提案に満場一致で賛成の手が挙がりました。単に苦労の思い出としてだけでなく、先々の実習や、免許取得後の臨床活動にきっと役立つに違いありません。
以下は授業後、寄せられた学生からの感想です。「色んな意見が出てきていてとても勉強になった。」「自分たちの班じゃ出てこなかった意見が沢山聞けて良かった。」「どのような訓練をしたら良いかが分からなかったものの、グループメンバー全員で討論を行ったことによって、意見がまとまったり新しい発見があった。」
是非この気持ちを忘れずに、この先の学修や実習準備、そしてその先の国試へと、仲間同士力を合わせて取り組んでほしいものですね。

Kaigi_shifuku_brainstorming2





今週の臨床実習訪問

| 投稿者: とやま

4年生最後の臨床実習「言語聴覚臨床実習Ⅲ・6週間」が始まりました。

臨床実習の期間中は、教員が学生の実習施設を訪問して、実習の進捗に関する共有や相談・対応を行います。
学生が頑張っている姿を見聞きすることで、学生の成長を直に感じるとともに、学生の臨床的課題を知る機会にもなります。

今年度2回目の戸田公園駅 in埼玉県 🏥 🚃💨 🏢
Img_2844

前回(言語聴覚臨床実習Ⅱ・4週間)の臨床実習施設は駅徒歩圏内➰徒歩で臨床実習施設に向かいましたが・・・ 🏥🚶💨
▷ 本日の臨床実習訪問(4月26日)

今回は、戸田公園駅西口から路線バスに乗ります 🏥 🚌🚶
Img_2843

4月に訪問した施設と同系列のグループ🏥
いつもお世話になります🙇

実習生の教育プログラムが大変充実している臨床実習施設でした✨
実習生は嚥下内視鏡検査と嚥下造影検査の見学、嚥下カンファレンスへの参加🆗

指導者の先生は「非常に頑張っている学生であり、基本的な態度面だけでなく勉強面でも申し分ない!」と太鼓判を押してくださっていました💮
素晴らしい ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

一方で「100%の力で頑張り続ける傾向があるので、実習後半に体調を崩さないか心配しています」とも・・・💧

今回訪問した実習生の臨床実習は折り返し点をむかえる時期(まだまだ続きます)
休憩や息抜きを適度に挟みつつ、持続可能なペースで頑張ろうね〜 

第25回日本言語聴覚学会に参加してきました

| 投稿者: うらの

6/21(金)、22(土)に神戸国際会議場で開催された「第25回日本言語聴覚学会」に参加してきました。私は前日の20日(木)、病院での臨床を終えて羽田空港から神戸へ飛びました。神戸空港からポートライナーという電車に乗り、ホテルのある三宮へと向かったのですが、ポートライナーの背もたれには既に前日からこんなのが。ウェルカムムード満載です。

20240620_220413

学会当日は一気に梅雨入りが発表され、関東は結構な本降りだったと聴いています。神戸も初日朝は降っていたのですが、会場についたら止んでしまい、徐々に青空が広がってきました。日頃の行いの良さでしょうか。あ、私じゃなくて参加者全員のですよ。

20240622_090826

STってこんなに大勢いるんかい!!と思うぐらい、大変盛況な2日間でした。口頭発表、ポスターセッションと複数の部屋に分かれ、活発な討論が繰り広げられましたが、部屋によっては人が溢れかえっていて、入場すら難しいところもありました(ただ、それらも別途「中継ルーム」が設けられ、そこで視聴することは可能でした)。
さて、このたびの私のミッションは「認定言語聴覚士の集い 失語・高次脳機能領域」のスタッフでした。「認定言語聴覚士」というのは、高度な知識および熟練した技術を用いて高水準の業務を遂行できる言語聴覚士を養成、業務の質の向上を図り社会に貢献することを目的とし、日本言語聴覚士協会が制定した認定資格です。2023年度末の時点で1,000名が認定言語聴覚士と認定され、内訳は、摂食嚥下障害領域445名、失語・高次脳機能障害領域311名、言語発達障害領域107名、聴覚障害領域65名、成人発声発語障害領域42名、吃音・小児構音障害領域30名となっているようです(日本言語聴覚士協会公式サイトより)。今回の学会でも、各領域で「認定言語聴覚士」を取った人たちが集まり、症例検討や日頃の研究や臨床のことなどを話し合う企画が組まれましたが、私はこのうち「失語・高次脳機能領域」の集いに実行委員として参加しました。今回の「失語・高次脳機能領域」の集いでは、高次脳機能障害者の運転再開にかかわる症例提示の後、グループディスカッションが行われましたが、「その場で3~4人のグループを作り、ディスカッションをお願いします」の声掛けに、参加者はごく短時間でささっと要領よくグループに分かれ、お互いに簡単な自己紹介を済ませ、テーマに関する活発な議論がなされました。「しーん」とするグループはひとつもなく、初めて会った人たちとは思えないほどとても生き生きとした表情で、時間が足りないぐらいに盛り上がりました。私はファシリテーター役ということになっていたのですが、全くその必要はありませんでした。
このグループワークの様子から感じたことは以下の2点です。ひとつ目は、どんな人とでも、初対面の人とでもコミュニケーションをうまく取ってグループワークが出来るのは、やはりSTがコミュニケーションのプロであるがゆえだということ。ふたつ目は、国家試験に合格し、何年臨床を経験しても学びを止めないというのは、臨床家としての基本的な姿勢だということ。
学会で議論されるような学術的内容は、高校生や大学生の皆さんにはまだ少し難しいかもしれませんが、上述のようなコミュニケーション態度や学びの姿勢は、STを目指す人の基本であることを是非心に留めてほしいと思います。

てにをはって難しい?

| 投稿者: うらの

先日、家族がこんな本を買ってきました。なになに、これ、なんなの?と思い、思わず手に取りページをめくってみました。

20240619_080937

もともとは日本語を学習している外国人向け、あるいは日本語教師のための書籍なのですが、日本語ネイティヴの私にとっても大変興味深く、つい手にとってしみじみと?読んでしまいました。
まず、助詞には格助詞、並列助詞、接続助詞、副助詞、終助詞、複合助詞があり、助詞と同様、単独では用いられないけれども語について意味を加えるものに接頭辞・接尾辞があるという分類から始まっています。そして、それぞれの助詞の役割(例:格助詞-主に名詞に付いて、他の語との関係を表す)と具体的な例文とともに機能が説明されています。たとえば「が」という格助詞であっても、「出来事や新たにわかったことなど、新事実を表す」機能(例:私浦野です)、「主語や話題を表す疑問詞に付いて疑問文を作る」機能(例:いついい?)に始まり、合計11もの機能があることが説明されています。へえ、確かにねえ。普段当たり前のように使っているけど、改めて概説を読むとその通りだなあと納得します。外国人が日本語を習得するのは本当に大変なことなんでしょうね。
転じて失語症の方に目を向けると、単に助詞の種類だけでなく、同じ助詞であっても機能により獲得(または障害)のされやすさは変わるのではないか、という疑問も生まれてきます。
言語聴覚士という、ことばを扱う仕事を目指す人には是非読んでいただきたい1冊です。抵抗感なく読める本だと思いますよ。

言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

| 投稿者: うらの

ある日の失語・高次脳機能障害学Ⅰ(2年前期で学修します)でのひとコマです。聴力は正常でありながら、言語音の弁別(例:/da/と/ta/の弁別が出来ない)の障害の話をしたところ、とある学生から「オノマトペ(例:ワンワン、ニャーニャー、ザーザー)はどうなのか(=通常の言語音と同じ処理なのか)」という主旨の質問がありました。うーむ、深い質問がきましたね・・・。この件、この本の中で少し紹介されています。

20240612_102657

音の処理は左半球の上側頭溝周辺が重要な役割を担い、環境音(例:救急車のサイレン、動物の鳴き声)の認知は右半球の上側頭溝周辺が重要であるということは既に知られていることですが、オノマトペはどうなのか。筆者は機能的MRIをいう手法を用い、この点を検証しています。詳細は省略しますが、非常にざっくり言うと、大股で歩く動画に対し、その動画に合う「ずんずん」というオノマトペを一緒に見た場合、左右どちらの上側頭溝も活動するものの、左に比し右半球の上側頭溝で強い活動が認められたということのようです。すなわち、私達はオノマトペについて、言語音と環境音の二重処理をしているということになりますね。
この本、オノマトペを中心に、子どもがどのように言語を習得していくか、その過程でどんな誤用が生じるのか、日本語以外の他の国の言語ではどうなのか、などなど様々な視点から言語の本質に迫ろうとしている、非常に魅力的な1冊です。やや難しいところもあるかもしれませんが、言語聴覚士を目指そうとする人には是非、一度読んでいただきたいですね。
ちなみに私は、毎日通勤電車の中で読んでいたのですが、つい本の中に入り込みすぎてしまい、自宅最寄り駅に到着しながらも全く気づかず、気がついたら2駅先だったことがありました・・・。

より以前の記事一覧