リハビリテーションの場は言語室だけ??

| 投稿者: うらの

皆さんは、言語聴覚士が行う訓練というと、やはり個室の言語室を想像するでしょうか?
もちろん、言語室は大事な訓練の場所ではあります。しかし、実際にはそれだけではありません。患者さんの病室はもちろんのこと、あらゆる場所で訓練が展開されます。いくつか例を挙げてみることにしましょう。

・病院の売店
さまざまな商品の中から自分の欲しいもの(例:新聞、飲み物)をきちんと適切に選べるか、合計金額に合うお支払いができるか、お釣りをきちんと受け取れるか、といったことを評価したり、アドバイスしたりする大事な訓練となります。

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・病院外の庭
外気や日光に触れ、気分転換になることはもちろんですが、今だったら金木犀の香りを感じたり、葉の色が少しずつ変わっていく様子を見ることで、秋が少しずつ深まってきているのだなということを感じていただくことができます。カレンダーを見て「今日は何日ですか」と聴くよりもよほど、瑞々しく季節を実感できるといえるでしょう。

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・エレベータ
行き先階ボタンを押したり、周囲に気を配りながら開閉ボタンを押す訓練になりますね。

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このように、言語聴覚士は単にことばだけでなく、生活そのものを支える支援をする仕事だといえるでしょう。皆さんも東京工科大学で、患者さんの生活を支える言語聴覚士を目指してみませんか。お待ちしています!!

大田区・高次脳機能障害基礎講座で講演を行いました

| 投稿者: うらの

去る9/28(月)、大田区障がい者サポートセンターにて開催された、大田区民向けの高次脳機能障害普及啓発活動・高次脳機能障害基礎講座で講演をしてきました。今回のテーマは 「話せるのに伝わらない?認知コミュニケーション障害を知ろう」です。
認知コミュニケーション障害では、①相手の話を充分に聞かずに自分の言いたいことだけ話す、②皮肉や社交辞令、比喩が理解できない、③話があちこちに飛び、要点が少しずつずれていく、などの多彩な症状が生じます。そして、このような症状が生じる背景には、注意機能障害、遂行機能障害(目的を持った活動を成し遂げるために、目標を設定し、計画を立てて効率よく実行する能力が障害されること)、記憶障害、などさまざまな高次脳機能障害があります。コミュニケーションがうまくいかないということから「この人は失語症ではないか」と思われてしまう場合も時にありますが、認知コミュニケーション障害では失語症とは異なり、語の意味や音韻の想起、選択、文法といった言語を構成する各ドメインに全く異常はありません。

「認知コミュニケーション障害」という用語は、1987年に米国言語聴覚士協会(American Speech-Language-Hearing Association: ASHA)が初めて用いた用語ですが、日本の言語聴覚療法でも一般的になってきました。ただ、一般の人たちへの認知度はまだまだといったところです。このような講演を企画した、大田区障がい者サポートセンターのスタッフの皆さんの先見性は素晴らしいですね。私も、自身のこれまでの臨床経験で学んだことをお伝えし、何とか区民の皆さんのお役に立てるようにと講演を行いました。​

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当事者の方、そして区内の高次脳機能障害支援団体の方たちとお話をする機会を持てたことが、私にとって何よりの収穫でした。障害を抱えながらどのように生活されているか、どのように地域で活動をされているか、今回お会いした方々から今後も学ばせていただきたいと考えています。

本学では、臨床経験のある教員が専門性や経験を生かして、地域の方々を支える活動にも取り組んでいます。大学で身につけた知識や技術を、実際の地域や社会で生かせることも、言語聴覚障害学を学ぶ魅力のひとつです。

AIが進化する時代に、私たちが大切にしたいこと

| 投稿者: やまだ

こんにちは。山田です。

最近のAIの進化に、驚いたことはありませんか?
2026年9月、「GPT-6 Astra」や「Claude Opus 5.5」など新しいAIが相次いで発表されました。AIには敏感な方ですが、追うのが大変になってきました😅

さて、便利になった時代だからこそ、大切にしたいことが3つあります。

1つ目は、一次情報を確かめることです。
AIの答えはもっともらしく見えても、いつも正しいとは限りません。AIを入口にして、最後は元の資料を自分自身で確かめる。それだけで信頼性がぐっと上がります。

2つ目は、責任を持つことです。
学術論文の世界では、AIをどう使ったかを書くことを求める学術誌が増えています。AIは論文の著者になれず、責任を負うのは人間です。AIが出した情報を吟味する力が必要になってきますね。

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(画像:Chat GPTで生成)

3つ目は、入力する情報を選ぶことです。
個人情報の入力は避けるなど、AIを使う前に一度立ち止まって考えてみましょう。医療の現場では、対象者の方の個人情報を扱うこともありますし、特に慎重さが求められます。

言語聴覚士は、話す・聞く・読む・書くといったコミュニケーションや、食べる・飲み込むことを支える専門職です。AIがどれだけ発展しても、情報を確かめ、守り、判断するのは私たち人間の役割です。
AIを上手に使いこなしながら、自分で考える力も一緒に育てていきたいですね。

大学院進学という新たな選択肢へ!

| 投稿者: とやま

東京工科大学は、2027年4月に大学院医療技術学研究科リハビリテーション学専攻(修士課程)の開設を予定しています📚📜🎓

理学療法学、作業療法学、言語聴覚学を基盤として、より高度な専門知識や技術、研究力を身につけたリハビリテーション専門職の育成を目指す ➰✨現場で働きながら学びたい社会人✨の進学先としても期待されています o(^-^)o

リハビリテーションの現場では、一人ひとりに合わせた支援を行うために、高い専門性に加えて課題を発見し解決につなげる力が必要となります。
臨床現場で生じるさまざまな課題について研究的な視点から探究し、より質の高い支援へと結び付ける力を養います💪

大学院は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士をはじめとする専門職がともに学ぶことで、多職種連携や地域社会への貢献について理解を深めることができる課程です。
医療機関や福祉施設、教育機関などで活躍する高度専門職を目指す方にもおすすめです✨

大学院 医療技術学研究科リハビリテーション学専攻(2027年4月新設)
 ☆課  程:修士課程
 ☆入学定員:5名
 ☆キャンパス:蒲田キャンパス

現在は2027年4月の開設に向けて準備を進めており、専門性をさらに高めたい方や研究にも挑戦したい方にとって魅力的な学びの場となるよう、教育・研究環境を整えています🧑‍💻🛜

詳細は決定次第、大学ホームページなどでお知らせいたします〜
▷東京工科大学大学院医療技術学研究科 リハビリテーション学専攻を開設

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脳が傷つくと「話す」以外にも困ることがある?

| 投稿者: うらの

脳損傷により生じる失語症について、本学では2年前期で学修します。
失語症を一通り学び終えた2年生が、何を学修するのかといえば・・・失語以外の高次脳機能障害です。
私達の精神活動には言語だけでなく、行為や認知(ものをみたりきいたりしてそれが何だか分かること)、記憶、注意、遂行機能(目標の設定や行為の計画を立て、効率よく実行すること)、など、さまざまなものがあります。脳損傷によりそれらの精神活動のどれかが障害された状態、それを「高次脳機能障害」といいます(もちろん、失語症も高次脳機能障害の中のひとつです)。
具体的にはどんなことが生じるのでしょうか。いくつか例を挙げると、
・歯ブラシをどう持っていいのか、どう使えばいいのかわからない
・目は見えるが、見たものが何かわからない
・トレイの右側のおかずのみ食べ、左側に全く箸をつけない
・最寄り駅から自宅への道順がわからなくなる
・サラダを作るのに夢中になっていてカレーが吹きこぼれているのに気づかない
・今日の日付を誤る、午前中に娘が来たことを忘れる
・夕飯の献立を決め、必要な食材の買い物に行き、調理をするという一連のプロセスが果たせない
などなど、症状は本当に多彩です。

本日2限から、2年生は失語症以外の高次脳機能障害の講義に入りました。
少し難しいところもあるけど、みんな、頑張れ!!

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今日から後期がスタート!

| 投稿者: やまだ

おはようございます、山田です。

今日から後期の授業が始まります。夏休みはどこかへ出かけたり、いつもと違う場所で過ごしたりした人も多かったのではないでしょうか。旅行、帰省、アルバイト。過ごし方はいろいろだと思いますが、そこで見たもの、体験したことは、実はこれからの人生にとって、大きな財産になります。

というのも言語聴覚士という職業は、専門知識や技術はもちろん、人とのコミュニケーションがすごく大事な仕事だからです。

言語聴覚士は、話す、聞く、食べるといったことに困りごとのある方を支援する仕事ですが、リハビリの中では、患者さんの興味やお仕事の話題を取り入れながら、会話に関する練習をおこなうこともよくあります。特に成人領域だと、営業職、建築業、農業など、本当にいろんな職業の方に出会います。旅行好きな方もいますし、特定の土地に思い入れのある方もいます。

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(画像:ChatGPTにて生成)

そんなとき、自分がその話題を少しでも知っていると、会話が自然と広がるんですよね。「私もそこ行ったことあります」「そのお仕事、こういうところが面白そうですね」。そんな一言から患者さんの表情がふっとゆるんで、リハビリへの気持ちが前向きになることもあります。専門的な評価や訓練の力はもちろん土台として欠かせませんが、それだけでは信頼関係を築くのは難しい面もあります。

学生のうちに得られる経験は、旅行でもアルバイトでも部活動でも、全て将来の引き出しになります。今は関係ないと思えることでも、いつか誰かとの会話の中で、思いがけない形で役に立つ日が来るかもしれません。

また、上記のコミュニケーションや臨床実践力を養うための科目として、本学では、1-2年生に「コミュニケーション演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」、3年生に「言語聴覚総合演習Ⅰ・Ⅱ」があり、本日は3年生の「言語聴覚総合演習Ⅱ」初回授業日です。後期の授業や実習では専門知識をしっかり積み上げていくことになりますが、それと同時に、日々の一つひとつの経験も大事にしていってほしいなと思います。

第32回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会に参加しています

| 投稿者: とやま

本日から明後日まで開催される第32回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会に参加しています(in 神戸🛫)

日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会は年々参加者が増加しており、学術大会の現地参加者だけでも7,000人に迫る大規模な学会です。
私が所属している言語聴覚関連学会のなかでは、最大規模の学会と言えるかもしれません。
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摂食嚥下リハビリテーションを業とする言語聴覚士は非常に多く、この分野は言語聴覚士の臨床を語るうえで欠かすことのできない領域となりました🍱
その一方で、患者さんの嚥下機能評価を誤れば、必要以上の絶食につながったり、誤嚥性肺炎を発症したりするリスクが高まります。患者さんの生命や生活の質に直結する領域であり、高い知識と判断力が求められる領域です👀
私自身も、日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会にはできる限り毎年参加し、最新の知見や技術を学びながら、自身の知識と臨床能力のアップデートに努めていますー💪

さて、蒲田キャンパスでは、いよいよ来週から後期授業がスタートしますね📚
言語聴覚学専攻のカリキュラムでは、3年生後期に摂食嚥下リハビリテーションを学びます。
摂食嚥下障害領域の講義・演習では、学生の多くが苦手とする(?)解剖学・生理学の内容も扱いますが、これらはいずれも臨床実習や将来の臨床現場で求められる知識🔍
3年生の臨床実習(見学実習)でも摂食嚥下リハビリテーションを見学する機会は少なくないと思いますー🏥

言語聴覚士を必要としている患者さんのためにも、一つひとつの学びを大切にしながら、しっかりと理解を深めていきましょう❗
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パネルは、神戸国際展示場 第1会場前で見つけました👀✨

実習報告会を開催しました

| 投稿者: うらの

本日、4年生の実習報告会を開催いたしました。4年生は2026年1月下旬から見学実習、同年4月中旬から評価実習、そして6月中旬から総合実習と、3つの実習を経験しました。実習報告会はまさにその「集大成」といえる会です。
4年生は全員、8分のプレゼンテーションで自分がどんな経験をしたか、実習でどんな学びを得たかを述べました。どの学生も、他者からの受け売りや借り物でない、自分自身のことばで思いを表現することができました。この学年の学生は2023年4月入学ですから、私が東京工科大学に着任したのと同時です。まさに「同期」といったところでしょう。彼ら・彼女らとは授業や実習指導でさまざまなやり取りをしてきましたが、数ヶ月の実習でひとりひとりがこんなに大きく成長したのかと、本当に感慨深いものがありました。
質疑応答も大変活発に行われました。4年生だけでなく、3年生や2年生からの質問もいくつもあがりました。

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実習前にもっとこういう準備が必要だ、こういう勉強をしておけばよかった、というメッセージは、2・3年生にとって大変説得力があったことでしょうね。
最後は原田専攻長からの総評。今の決意を忘れずに頑張れ!!という力強いメッセージであったと思います。

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さあ、いよいよ国試まっしぐら!!体調管理をしっかりして、全員合格を目指しましょう!!

第29回言語聴覚士国家試験の日程が発表されました!

| 投稿者: こいずみ

こんにちは。

こいずみです。

 

9月に入り、厚生労働省から第29回言語聴覚士国家試験の実施について発表されました!

今回発表された国家試験の日程は、2027年2月20日(土)です。

4年生の皆さんにとっては、「国家試験」という大きな目標が、いよいよ具体的な日付として見えてきたのではないでしょうか。

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出典:厚生労働省「言語聴覚士国家試験の施行」(2026年9月8日閲覧)
※ 同ページの一部を撮影・トリミングして掲載

 

国家試験というと、「4年生になってから本格的に勉強するもの」という印象があるかもしれません。

しかし、国家試験の試験科目を見てみると、基礎医学、臨床医学、心理学、音声・言語学をはじめ、失語・高次脳機能障害、言語発達障害、発声発語・嚥下障害、聴覚障害など、1年生のころから少しずつ学んできた内容が幅広く含まれています。

つまり、国家試験の勉強は、4年生になって突然始まるものではありません。

今、授業で学んでいること、実習で考えたこと、分からなくて教科書を調べたこと、小テストや定期試験に向けて覚えたこと、その一つひとつが、少しずつ国家試験、そしてその先の言語聴覚士としての臨床につながっていきます。

1~3年生の皆さんにとって、国家試験はまだ少し先のことに感じられるかもしれません。

それでも、「今勉強していることが、数年後の国家試験にもつながっているんだ」と、ときどき思い出してもらえたらと思います😊

 

そして、4年生の皆さんは、これから国家試験までの間、思うように点数が伸びなかったり、「覚えたはずなのに忘れている」と感じたり、周囲と比べて焦ったりすることもあるかもしれません。

そんなときは、一度にすべてを完璧にしようとせず、「今日、分からなかったことを一つ確認する」「間違えた問題をそのままにしない」「昨日覚えたことを、もう一度思い出してみる」など、小さな積み重ねを大切にしてみてください。

その一つひとつの積み重ねが、少しずつ力になっていきます。

 

国家試験は大きな目標の一つですが、その先には、言語聴覚士としてのスタートが待っています。

これまで学んできたことを大切にしながら、2月20日に向けて、一日一日積み重ねていきましょう!

教員一同、皆さんを応援しています👏✨

【受付開始】9月21日(月・祝) 授業見学会

| 投稿者: とやま

東京工科大学の授業見学会の受付が始まりました👨‍💻

蒲田キャンパスは9月21日(月・祝) 開催📢✨
▷ 東京工科大学 祝日授業見学会 

言語聴覚学専攻の科目は『コミュニケーション演習Ⅲ』
オープンキャンパスの高校生向け模擬授業とは異なり、実際の授業を見ることができます👀 まずは大学や授業の雰囲気を見に来てください〜🏢

さらに現在、総合型選抜(AO入試)の出願も始まっています❗

【総合型選抜の特徴】
☆ 試験会場は蒲田キャンパスのみ
☆ 選抜方法は、書類審査 50点+基礎学力試験 2科目200点+面接試験 200点(450点満点)
☆ 書類審査:出身学校の調査書(志望理由書は得点化されず、面接時の資料となります)
☆ 基礎学力試験:高校1年生の学習内容から出題(全問マークシート方式)、言語聴覚学専攻は「国語」と「英語」(英語のスピーキングとリスニングなし)
☆ 面接試験:すべて個人面接(1人20分程度)
☆ 試験日は10月4日(日)、合格発表は11月6日(金)

出願期間 9月1日(火) 〜 9月7日(月)
言語聴覚士養成校の受験を予定されている高校生の皆さま✨
こちらもご確認ください
▷ 総合型選抜(全学部AO入試)

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