1年生スキルズ

| 投稿者: うらの

ST専攻では「スキルズ」というのは不定期に(最初のうちは2~3週に1回ぐらい)、1時間程度の勉強会を開催しています。この勉強会では、年次目標に沿って、大学生として、そして社会人や言語聴覚士として知って欲しい内容を取り挙げ学外実習や将来に向けて少しずつ準備を進めていきます。1年生初のスキルズは 4/11(金)に開催されました。

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この日の主な内容は、①社会人としての基本である「あいさつ」をきちんとすること。②学修面のサポートが受けられる「学修支援センター」のこと、③心身の健康のサポートを受けられる「ヘルスサポートセンター」のこと、④実習着採寸に関する連絡、などがそれでした。
寝たり余計なことをする学生は1人もなく、全員熱心に話を聴いていました。言語聴覚士になるために必要なスキルを、今のうちから少しずつ獲得していってほしいものです。
さて、スキルズ終了後。前の講義の教科書やノートを広げ、友達同士で確認し合う数名の学生の姿がそこにありました。仲間とともに協力し、そしてスキマ時間をうまく活用し・・・ 。
うんうん、いいですね。4年間ずっと続けてね!!

新4年生 就職活動ガイダンスを行いました

| 投稿者: かわかみ

東京工科大学蒲田キャンパスでは、本日4月8日から、新学期が始まりました。
大学は多くの学生達で活気で溢れています。

そんな中、来週には、言語聴覚学専攻の新4年生は、多くの学生達の臨床実習(評価実習)が始まります。
今は、実習が始まる事前準備として、検査練習、知識の総復習、検査の解釈方法等、学生が各自で勉強中です。

昨日、実習に行く直前の新4年生は、就職に関するガイダンスを受講しました。
本学には「キャリアセンター」という、就職に関する相談窓口があり、大学の職員の方達が就職に関する学生からの相談に対応してくれます。
また、「就職特任講師」という、就職に関して相談や履歴書、小論文、面接の指導をしてくださる先生がいます。
今回の就職ガイダンスでは、、キャリアセンターの職員さんと、就職特任講師の先生に講演いただきました。

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臨床実習の経験が就職活動に活かされること、実習が終わったら、国試対策をしながら、自分で計画的に就職活動をする必要があること等、学生にわかりやすくご説明いただきました。

4年生は実習、就職活動、国試とイベントが続々とやってきます。
ST専攻教員一同、全力で応援します!

来年もサクラサク春を迎えられることを祈っています🌸

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言語聴覚障害学 -言語聴覚療法のサイエンスとアート-

| 投稿者: うらの

言語聴覚療法を行うためには、専門知識や技術が必要であることは言うまでもありません。しかし、それだけが全てでもありません。ことばに障害を持つ人の人生や生活、心理状況、そしてご本人を取り巻く周りの人たちへの影響にも柔軟に働きかける必要があります。
“Medicine is an Art based on Science ”(医学はサイエンスに基づくアートである)という有名なことばがありますが、私達言語聴覚士が行っている言語聴覚療法も、まさにサイエンスとアートの双方が求められます。つい数日前、まさにこのタイトルの本が出版されました。

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言語聴覚障害学を学び始めたばかりの初学者向けの本ではありますが、そもそも「ことば」とは何か、「ことばの成り立ち」とは何か、というところにも深く、そして分かりやすく踏み込んでいます。また、実際の臨床場面や最新のトピックを取り上げた「コラム」も多く掲載されており、非常に瑞々しい1冊となっています。
著者は、言語聴覚士国家資格が制定されるよりもずっと前からこの領域を支えてきた超ベテランの先生方、そして言語学(音韻論、生成文法)、音響学の著明な専門家の先生方です。是非、これからを担う若い人たちに読んでほしいと思います。超ベテランの先生方ばかりの中、大変申し訳ない気もしますが、実は私もちょこっとコラムを書いています。

学位授与式が挙行されました

| 投稿者: うらの

3/19(水)に八王子キャンパスにて学位授与式が挙行されました。この間まで幼さが残っていた1期生ももう卒業とは感慨深いものです。
私の自宅のある横浜は朝、晴れていたのですが、八王子に着くと雪でした。

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私にとっても本学の学位授与式は初めてのことでしたので、全然勝手がわかっておらず、張り切って一番乗りに教員席に座って喜んでおりました。
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しかし・・・卒業生の入場の後、教員は一列に並んで順次入場するルールであることを告げられ、すごすごと一旦退席。
再度入場し直し、さあ、式の開始です。詳報は外山先生のブログにて!!!
刮目して待ちましょう!!!

言語聴覚士の就職活動

| 投稿者: かわかみ

3月も半ばになりました。
新年度まであと半月ですね。
・・・本当にあっという間です。

2月には言語聴覚士国家試験がありましたが、言語聴覚士を目指す4年生の就職活動はだいたい秋頃から始まります。
年内に就職試験を受け、早々に内定をいただく人もいますし、国試後に就職活動をする人もいます。

そう。国試後にも求人は多く出るのです!

就職試験では、どの病院も面接がほぼ必須です。
はっきり言って、面接での受け答えが肝です。

面接では、志望動機、実習で学んだこと、どんな言語聴覚士になりたいか等々、さまざまなことを聞かれます。
大学には就職に関する相談ができる「キャリアセンター」がありますので、サポート体制は万全です✨

今現在、就職活動をしている春から言語聴覚士になる皆さん。

就職先決定まであと一息です。

精一杯がんばれ!!!

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東日本大震災から14年

| 投稿者: うらの

2011年3月11日。このブログをごらんの中高生の皆さんにとっては記憶は鮮明でないかもしれませんが、東北地方で非常に大きな地震が発生し、多くの方が犠牲となってしまいました。東北地方も大変でしたが、関東地方も揺れはそこそこ大きかったので、交通がストップし、一時的に帰宅が困難となる人が多数出ました。
揺れたその瞬間、私はとある患者さんのベッドサイドで診療をしていました。突然大きな揺れが生じましたので、患者さんのベッド柵につかまり、患者さんとともにおさまるのを待ちました。落ち着いたところで病棟スタッフがデイルームのテレビをつけると、そこには目を疑うような信じられない光景がたくさん映し出されました。とっさにでも、とんでもなく大変なことが起こったということだけは理解できました。その後私は当たり前のように、地下にあるリハビリテーションのフロアまで階段で降りたのですが・・・病院中のエレベータが全て動かなくなっており、多数の車椅子の患者さんが病室に戻るに戻れない、という状況が発生していました。エレベータの当日中の復旧はもちろん無理でしたので、結局車椅子の患者さん1人につき4人の病院スタッフが付き、4人で車椅子ごと持ち上げながら、階段を使って病室(3~5階)まで送り届けることになりました。事態が事態だったせいもありますが、どのスタッフも文句など言うはずもありません。突然の出来事であったにもかかわらず、まさに「あうんの呼吸」で息を合わせて車椅子を持ち上げ、全ての患者さんをお届けしました。そして、エレベータの故障により、夕食をワゴンごと病棟に運ぶことも困難となりましたので、全職員が地下1階から地上5階までの階段に一列に並び、「バケツリレー方式」で全員の患者さんにお食事をお届けしました。
東北の方が被った被害や心身の苦痛に比べれば、この程度のものは確かに大したことではありません。ただ、この経験を通じ、病院に勤務する者として、災害が生じたときに自分が何をすればいいか、どう動けばいいかを瞬時に考え、臨機応変に動くことの大切さを痛感しました。当たり前ではありますが、災害にシナリオはありません。何が起こるか全く分かりません。ただ、それでも日頃の備えに加え、「万が一災害が起きたら自分に何が出来るか」ということを、常々考える必要がありますね。中高生の皆さんも是非。

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読書ノススメ

| 投稿者: うらの

昔からは到底考えられなかったことですが、1人1台(場合によっては2台?)スマホを持っている時代となりました。スマホを操作すれば簡単に必要な情報や娯楽を手に入れることが出来ます。小さなコンピュータを常に携帯しているようなものですね。スマホでささっと調べた情報は、深く考えたり想像しなくとも、容易に私たちの脳内に入力されてしまいます。スマホの普及が私達の生活を便利にしたことは間違いありません。しかし・・・あまりにもスマホばかりに頼りすぎることは、じっくり自分の頭で考えたり想像したりすることが億劫になるという、負の側面とも隣り合わせです。
さて、皆さんは最近、本を読みましたか。どの学校にも図書館は必ずあると思いますが、図書館に行くことはありますでしょうか。わざわざ図書館でなくても、ご自宅近くの本屋さんでもいいですし、最近は古本が100円くらいで簡単に買えるチェーン店もあちこちにありますね。是非こんなところをのぞいてみてください。そして、漫画ではなく活字の本を選んでみてください(そういう私も学童期はチョー典型的なテレビっ子、マンガっ子でしたけどね・・・)。親や先生に勧められた本でなくても結構です。ご自身が面白そうだな、と思った本で充分です。そして、1日20分でも構いません。是非それを広げて本の世界に入り込んでみてください。ご自分の周りにはこれまでいなかったような性格や職業の登場人物、そして、複数の登場人物が織りなす心の機微、さらには行ったことのない国や地域の情景。ソファやベッドに寝転がりながら本を広げるだけで、脳内に様々な世界が広がります。活字から得た情報をもとに、じっくり考えたり想像したりすることは、間違いなく皆さんにとって無形の財産となります。
ちなみに私の場合、往復の通勤電車の中で毎日本を読んでいますが、週平均1~2冊は読めてしまいます。1回ごとの時間は決して長くありませんが、まさに「チリツモ」ですね。

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世界の言語聴覚士事情

| 投稿者: うらの

令和6年3月31日時点で、言語聴覚士国家試験に合格した人の累計は41,657名だそうです(日本言語聴覚士協会公式サイトより)。私がSTになった30数年前はまだ国家資格になっていませんでしたし、周囲にあまり知られていない、ある意味非常に変わった?職業として位置づけられていました。最近はだいぶ多くの病院でSTが雇用されるようになり、NHK朝ドラにまでSTが登場するようにもなりましたから、私は「もはやマイナー職種ではない」という感覚を何となく持っていました。
ところが・・・最近、とある途上国の方何人かとお話する機会があり、私の職業のことを話したところ全員、とても目を丸くして驚きました。「私たちの国ではその仕事に就いている人はごくごく少数」「大事な仕事だけど、とても珍しい」と。そして、STという仕事がよほどインパクトがあったようで、すぐに私のことを覚えてもらうことも出来ました。
勿論、諸外国でもそれぞれの国で法律が定められ、STの養成教育が行われている国はたくさんありますし、素晴らしい研究をしているSTもたくさんいます。しかし、一方ではまだまだ普及に至らず、ことばに障害を抱える人のリハビリテーションが充分に行われているとはいえない国があることも、心に留めておく必要があるのだなと改めて思いました。
世界中どこに住んでいても、あまねく必要なリハビリテーションが受けられる世の中になるといいでですね。
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実習を振り返る

| 投稿者: うらの

実習が終わった3年生が大学に帰ってきています。4週間で何を学んだのか、自分にどういうところが足りなかったのか、指導者の先生方の姿から、自分の目指すべきST像をどのようにイメージしたのか・・・。それぞれの心の中で思っていることはいろいろあるはずです。でも、それは「思っている」だけではダメですし、思いっぱなしでもダメです。ひとつひとつ言語化し、整理して、次の実習や大学での学びに繋げていかなければなりません。3年生は教員と面談をしながら、4週間の実習の学びを振り返っているところです。
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振り返るということは、楽しかったことや良かったことだけでなく、自分がうまく出来なかったことにも向き合うことになりますが、是非そこから逃げず、しっかり総括してほしいものです。
余談ですが・・・「プレイバックPart 1」「プレイバックPart 2」という曲が昭和には流行りました。知らない人はおじいさん・おばあさんに聴いてみてくださいね!! 

第27回言語聴覚士国家試験

| 投稿者: とやま

明日は第27回言語聴覚士国家試験です!

今年の言語聴覚士国家試験は「北海道、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県」の全国6会場で実施され、東京工科大学ST専攻の1期生は東京会場で受験します。
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4年生前期の言語聴覚臨床実習Ⅲを修了した後は、この日のために毎日勉強(缶詰)をしてきたといっても過言ではありません。持ち物「積み重ねた努力・蓄積した知識」があれば大丈夫❗

明日は「ド・緊張」状態になることが予想されますが、実は会場にいる受験生全員が緊張しています。「自分だけ・・・頭が真っ白・・・どしよう💧」と焦る必要なかれ。
いつも通り、落ち着いていきましょう p(^_^)q
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