祝!新たな言語聴覚士

| 投稿者: いしず

Harada_20200710133901Ishizu1 心地良い春の日差しとなった今日26日は、1年の中でも大事な日です。

 何かというと、言語聴覚士国家試験の合格発表日です。

2月20日(土)に第23回言語聴覚士国家試験が実施され、その後の1ケ月弱……

私たちの前任校の教え子を含め、受験生さん達は落ち着かない日々を過ごしていたことでしょう。いよいよ、いよいよ今日です。

例年、発表日になると、学生さん同様に、教員も朝から何となくソワソワ。発表時間が近づくにつれて時間が気になり、仕事が手につかなくなります。

先ほど14:00、第23回言語聴覚士国家試験の合格が発表されました

今年度の受験者数は 2546名。合格者は 1766名合格率は69.4%でした  

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 教え子の皆さん、おめでとう  

 やったね、おめでとう  

 本当に、良かったよぅ~

 1766名の皆さん、おめでとうございます。

 蒲田キャンパスより、

 満開の桜で、お祝い致します

 

これからが、それぞれのSTとしてのスタートですね。

皆さんと、同じ言語聴覚士として活動していけることを、心から嬉しく思います。

そして、私たちも4月から、皆さんに続く魅力ある言語聴覚士を育てていきます~

合格、本当におめでとうございます!




こどもと こうかとん

| 投稿者: いしず

Ishizu1 今日は久しぶりにSTこうかとんの紹介です。 

 言語聴覚学専攻の ブログのトップにいる、こうかとん は

チビちゃんに平仮名カードをみせ鳴き声の練習をさせています。もうおなじみですね 

言語聴覚士の支援対象は、実はとても幅広くて、大人だけでなく小児を対象にしている言語聴覚士もいるんです。

例えば、こどもたちの中には

●話し言葉の数がなかなか増えない    ●言葉を理解したり表現したりすることが未熟

●文字を読んだり書いたりすることが苦手 ●周囲の人やお友達と関わることがちょっと苦手

●うまく発音ができない         ●難聴によって声や音が聞き取にくい

●上手くミルクが飲めない、うまく噛んで食べることができない  など

さまざまな原因によって、ことば聞こえたべることなどが難しい状態になっているお子さんがおられます。

小児であっても大人と同じように、言語聴覚士は何が原因か?課題なのか?を評価し、こどもさんの発達状況や特性に応じてサポートをします。もちろん、こどもだけでなくご家族の支援・助言をすることも重要な役割です。

そういった支援を実践できる言語聴覚士となるため、大学では、発達心理学や小児科学、言語発達学など、発達過程を深く学びます。その基礎知識をもとに、言語聴覚障害学の各領域(ことば・聞こえ・構音・摂食嚥下など)で、こどもの評価や支援方法について考えていきますよ~。

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 ちなみに こうかとん

 チビちゃんに「あ」のカードをみせ、声を出す練習をしていると

 先に書きました。
 ただ

 こうかとんの口形は、どこからどうみても……「う」の口の形

 こうかとん……平仮名カード、間違えているよぅぅぅ~~

 

ST応援団キャラ

| 投稿者: いしず

Ishizu1 日曜日に桜の開花宣言があった東京。

 連日、見頃はいつかなぁ?と、窓から蒲田キャンパスの桜の木を見下ろしています。

暖かい日が続いていますが、見頃になるには、まだ少しかかりそうです。

Photo_20210310140101 さて、先日のブログで、こちらのキャラクターが登場しています。

 気がついた方はいるかしら? ピンクの こうかとん ではありませんよ~  

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はいはい、こうかとん  

そんなに睨まなくてもキミの後任ではありませんよ~。

 

これらは、日本言語聴覚士協会のキャラクター達でした。

 ピーカ      モグリン    ミミィ

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話すことが得意なオウム食べることが好きなカバ、聞くことが得意なウサギからなるST協会公式キャラです。言語聴覚士が取り扱う領域をそれぞれ表現しています

これまで、ST協会のHPや刊行物などで、このキャラクターは良く見てきていたのですが、先日「おや?名前って、あったっけ?」と思ったんですよね。

ずっと見てきているのに、なんと名前を認識していなかった…… これはウカツでした。

言語聴覚士たるもの対象者の名前を覚えるのは必須(今回は対象者でも人でもないですが…

今はまだ、どうしてもモグリン を思い出そうとすると「えっとえっと、カバオ じゃなくて…」となります。

_st はいはい、こうかとん  
 本学の公式キャラのあなたの名前は、忘れません…

 

 

 

 

遠隔構音指導のメリット!

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801 今日は、難聴のお子さんの遠隔構音指導について~少し、話したいと思います。

 一般的には「発音」と言いますが、言語聴覚士が使用する用語では、「構音」と表しますので、「構音指導」という言い方を用います。

 指導には、教育用のZoomを使用しています。私自身、実は内心ではまだ「比較すれば、遠隔より対面の方が良いだろう」という思いの方が強いのですが、決して、メリットがないわけではないことも、見えてきました。

 

  メリット① 見本の口形、舌の形、口唇の動かし方を、画面いっぱいに映して、お子さんに見せられること(コロナ感染の心配は全くなし!)

  メリット② 見本の口形、舌の形、口唇の動きと、お子さんのそれを画面上で並べて比較できること(お子さんが、自分の口の中を鏡で見ながら比較するより、より、客観的に近い視覚的な比較ができる!)

  メリット③ 同席するご家族が、①②を一緒に確認できること(大きく映し出されるので、リアルタイムで3者が共有できる!)

  メリット④ お子さんは、家族と家にいるので、とにかく、リラックスできること

 

 音声の聴こえ方についてはメリットばかりではないとは思いますが、音声だけで伝えきれない(聴き取りが難しい)細かい情報は、画面に文字で表示すれば、瞬時に共有できます。

  

 あるお子さんは、はじめは正しい音と、自分が出す音の違いを「ちっとも、わからないなぁ!」と、言っているのですが、「今の音が良い音だよ」と伝えると、だんだん、自分で比較ができるようになり、こちらが指摘しなくても、「あ、今、間違えた」と気づくことが出来るようになりました。

 自分で誤りに気付くことができれば、後は、「わかるけど、難しいなぁ」→「少し練習すれば、簡単だよ」と自ら進んで家での練習をしてくれるようになりました。

 

 チャレンジすれば、プラスが見えてくる

 

 

言語聴覚士に本音を聞いてみた②

| 投稿者: いしず

Ishizu1

 久しぶりに言語聴覚士に本音を聞いてみたシリーズ~~ 新人STさんに、

 大学時代の「臨床実習 (※)で印象に残っていること」を聞いてみましたよ 

      ※臨床実習:病院や施設などで、現場の言語聴覚士の指導のもとで学ぶ学外実習

 

私の母校では臨床実習が3回ありました。

臨床実習では、自身のできないことがみえた時がつらかったなぁ…

大学では、何でも友人に聞いたり協力してしていましたし、先生に聞けば助言をしてくださったり、助けてくださったりしましたから……きっと今の自分の実力というかスキルを十分に分かっていなかったのだと思います。

臨床実習では、必然的に自分の出来ていないところに正面から向き合うことになりました。患者さんに対応させていただくには、十分にできていないところを無視するわけにはいかなかったから…私にとって、臨床実習はとても難しいものでした。

ただ患者様と関わる中で、患者さんと日々の変化や喜びを共有できて嬉しかったことも多いですし、STの先生方のご指導のおかげで自分と向き合うこともできましたし、思い切ってチャレンジして出来るようになったこともあります。臨床実習で、初めて自分の成長を自分で感じることができました。

尊敬できる言語聴覚士の先生方にお会いできたのも、自分の宝物です。

将来「指導者の先生のようなSTになりたいなぁ」って思いましたし、今でも時々、連絡をさせていただいているんです。患者さんのことで悩んだり、わからなくなったりしたら、相談しています。

出来ていない自分をなかなか受け止められなくて、大学の先生には泣きながら何度も夜に電話したり、Skypeでお話したりしましたね~。

でもあの臨床実習があったからこそ、先生方や患者さん、実習生(同時期に別の学校からきていたPT・OT・STの学生)など、今でもかけがえのない人たちとの出会うことができました。

実習中、もがいて模索する時期があったからこそ、大きな成長を得ることができました。

臨床実習は、本当に得るものが大きいものでした。

 

学外の臨床実習に出て始めて、いろんなことに気づき、見えること、納得することもあります 

そういう中で、皆さんが模索し、多くを学んでいくことができるよう、精一杯、サポートしていきますね。

言語聴覚士の職能団体

| 投稿者: いしず

Ishizu1 昨日は所属学会のお話がありましたね~。もちろん私もいくつかの学会に

 所属していますが、職能団体である「日本言語聴覚士協会」は必須です 

職能団体って、皆さんは分かりますか?

専門的資格を持つ専門職者が、専門性の維持・向上や専門職としての待遇や利益を保持・改善するための組織とされています。

言語聴覚士でいえば、全国レベルで日本言語聴覚士協会があります。そして地方レベルとして都道府県の組織もあって、例えば東京都には東京都言語聴覚士会があります。

これらの組織は、言語聴覚士の資格を有する者の専門性を高めるための活動と、専門職としての待遇や利益の保持・改善をすることを目的とした活動を行っています

 

例えば、私たちは医療・福祉・教育・その他のさまざまな分野で仕事をし、その対価を頂いているわけですが……

言語聴覚士として社会に責任を果たす(仕事をする)ためには、時として国や行政に対して働きかけたり、他の職能団体と連携したり、地域住民に働きかけたりすることが必要になってきます。

ただ、これらは個人レベルや職場レベルでは、なかなか難しいことです。言語聴覚士の総意として声を挙げていく職能団体という組織が必須なんですよ。

つまり、私たちが言語聴覚士として働くことが出来ているのは、日本言語聴覚士協会や都道府県の言語聴覚士会が、言語聴覚士の立場を守り、働く基盤を強く支えてくれているからと言えます。

Photo_20210310140101言語聴覚士をめざしている人や、職能団体がどんなことをしているのかなと興味をもった方は、日本言語聴覚士協会都道府県の言語聴覚士会(←ここからアクセスできます)のHPを見てみると良いでしょう。

職能団体の活動を知ること、そして所属することで職能団体の活動に意味を持たせていくことは、いち言語聴覚士としては大事だな~と思います。

日本言語聴覚士協会や東京都言語聴覚士会は、学生も会員になれますので、また機会をみて皆さんにはご紹介できたらよいなと思います

 

 

所属学会について

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801 先日、勉強が好きだという話を致しましたが、自分たちで行う勉強会だけではなく、私たちは「学会」というとことろに所属して、自分たちだけでは学修しきれない知識、技能、態度を日々、新たに追加しています。

 言語聴覚士という資格を取得するのに必要な(養成校で履修しなければならない)科目のような、決まりはありませんが、それぞれの専門性に合わせて、複数の学会に所属しています。

 私の場合は、日本音声言語医学会、日本高次脳機能障害学会、日本神経心理学会、日本言語聴覚士協会(日本言語聴覚学会)日本聴覚医学会、日本小児耳鼻咽喉科学会、日本災害医学会、などに所属しています。

 日本言語聴覚士協会は、職能団体でもあり、年1回の全国レベルの学会も開催しています。

 これらの学会は、毎年どこかの地域で総会・学術集会が開催されるので、大学教員の場合は授業の時間調整などをして出かけます。(臨床が中心のSTの場合は患者さんの予約調整をします)

 学会では、自分の研究を発表し、それを聞いてくれた方々に意見を貰います。Seminor_woman

学会の重鎮の先生からご意見や助言を頂けることもあり、学会から「あなたの研究を論文にしてください」と推薦を頂けることもあります。

 

 私たちの研究は、患者さんの症状を細かく追い、自分の支援との関係を科学的に説明するなど、とても地道な仕事ではありますが、学会でしかお会いできない先生にご意見を頂けると、「自分の日々の仕事が認められた」と思え、がぜんやる気が出てきます。

 ただ、毎年、全部の学会に参加することは、時間的にも予算的にも難しいので、今年はどの学会で発表しようかと考えるのですが、2020年は多くの学会が遠隔で参加ができるようになり、交通費や宿泊費がかからなくなった分、いつもより多くの人が、多くの回数、参加できたのではないかと思います。

 ロビーで行う雑談ができなかったのは、本当に残念ですが…。

 

 

言語聴覚士に本音を聞いてみた①

| 投稿者: いしず

Ishizu1 2月28日()は、「一般選抜B日程」が行われます。

 いよいよ今年度最終の入試です。受験生の皆さん、頑張ってくださいね~。 

早いもので来週から3月。3月にはバーチャルオープンキャンパスを開催予定ですが、ここ最近、以前のオープンキャンパスの記事へのアクセスが多いんです。何の記事かというと、

新人言語聴覚士に大学時代と社会人としての本音をインタビューしたので配信するという記事  実際の新人STの声は気になるのかもしれませんね~。オープンキャンパスのようなイベントではありませんが、時々、このブログで少し紹介できたらなぁと思います。

そうだ  言語聴覚士に本音を聞いてみたシリーズだ~~

シリーズ①として今日は……新人STさんに「印象に残っている患者さん」を聞いてみた

  STとしての理想と、知識・技術も未熟すぎる現実の自分……そのギャップに直面した1年目

  私って向いていないのかもってと思っていた時期があります。

  その時に担当した患者さんが印象に残っています。

  名前も、やっとやっと言えるくらいの重度の失語症の方でした。

  ある日、私をみて「どうしたの?」って身振りをされたんです。

  カラ元気を振りまいていた私の苦しい気持ちが、表情や態度に現れていたのでしょう。

  失語症で発話が難しい方なのに、振り絞るようにさ、ん、ね、ん、つ、づけ、る」と。

  どんな仕事も、まずは続けみてと私に伝えたかったのだと思います。​

  ​患者さんを支援するSTの私も、実は患者さんに助けられ励まされ、今があります。

  そういったことに気づかせてくださった患者さんとの出会いでした。

 

新人言語聴覚士だけでなく、私達STは何年たとうが患者さんから教えていただき、常に勉強させていただいているものだなぁと感じます 

言語聴覚士の勉強会

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801 大学の教員は、勉強が好きなのね? とよく言われます。

 答えは、当然 yes です。

 言語聴覚学専攻に所属する言語聴覚士の教員は、当たり前ですが、大学の教員であり言語聴覚士ですから、担当する科目の多くは、「言語聴覚障害に関連する」科目です。

 言語聴覚障害に関連することの中には、「事実としてわかっていること」と「推測されること」と「未だわかっていないこと(気づかれてもいないこともあります)」があり、「推測されること」の証拠を探したり、「未だわかっていないこと」を見つけようとしたり、することも「勉強」に含まれるとすれば、勉強ばかりしています。

 ただ、ここまでは、言語聴覚士としての勉強です。

 大学教員としての仕事の大きな柱には、「学生に対して目標を達成できるような教育を提供し、その結果、学生が目標としていたことを修得できていること」を保証することがあります。

 しかしながら、言語聴覚士の勉強会・講習会の多くは、「言語聴覚障害に関連する」勉強会ですので、言語聴覚士であり、教員である私たちは、学生が卒業時に目標を達成できるような教育のための勉強会を行っています。

 今のところメンバーは限られていますが、熱い勉強会になっています。Yaruki_moeru_woman

 勉強好きですよ!

 

国家試験のあとの充電期間

| 投稿者: いしず

Ishizu1 言語聴覚士の国家試験は、この前の土曜日に終わりましたが、

 今年度は翌日の日曜日に理学療法士・作業療法士の国家試験がありました。

この時期、さまざまな専門職の国家試験がありますが、医療保健学部の4年生の学生さんたちは、その国家試験の日に向けてコツコツと勉強をしていました~。感染予防をしながら勉強する学生さんの様子を目にする機会も時々あって「がんばれ!PT、OTの学生さん」と思っていました。

ただ国試がおわると、各教室は誰もおらず寂しい感じです   これはSTも同じだったなぁ~

先日、言語聴覚士国家試験が終わったあとは、自己採点をしますよ~と紹介しましたが、それが終わると……大きなイベントは卒業式ぐらいですので、教室や演習室はヒッソリとなります。

もちろん、この時期に就活をする学生さんは、病院見学や就職試験など、少しタイトなスケジュールで忙しくなる人もいます。

ただ既に言語聴覚士として就職内定を頂いている学生さんは、国試後~3月はやっと  ゆっくりとした時間を過ごすことができるのかなと思います。

1~3年生は、後期の期末試験(1月末)がおわれば春休みですが、受験生は国試日まで勉強の毎日だったでしょうし、少なくとも半年は、受験生として土日も年末年始もなく取り組んだでしょう。全力で試験に向かった今は燃え尽きた状態ではないかなぁ~。

 

そんな学生さんの、国試後の過ごし方はどんなかというと……

毎日のように大学にきて勉強していた学生さんは、突然こなくなります。やっと休暇ですね~ 

友人との思い出づくりを楽しむ学生さんもいます。国試後に発散することを励みに頑張った学生さんもいますしね。ただ今はコロナで、加えて就職を控えていますから、やれることや行ける所は制限されるのだろうなぁ~ 

そうそう就職の心配事(もちろん楽しみなこと)を相談(雑談)にくる学生さんもいます 

少し忘れていた実技の確認や、就職したら役に立つ資料の収集  にくる学生さんもいたなぁ。

ともかく受験生の国試後~3月は、4月からの社会人としてのスタートのための充電期間かな

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