離乳食ビュッフェ?!

| 投稿者: いけだ

3年次前期に開講する発達系の科目では、言語発達とともに子どもの摂食嚥下についても学びます。

臨床の場では、担当する子どもの口腔機能等の摂食嚥下に関する評価を行い、その結果を踏まえて子どもの状態に合った「食形態」「食具」「姿勢」等を選択します。

授業では、各年齢の離乳食を食べ比べながら子どもの口腔機能の発達を学ぶ演習を行う予定です。

演習で使用する離乳食を入手しました。
ワクワクすることは準備開始が早い傾向ありです(笑)

離乳食ビュッフェが開けそう(笑)
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最近の離乳食は進化していますね。
おしゃれなお店のメニューに掲載されていそうなカタカナ食品がたくさんありました。
どの商品にも野菜摂取量が記載されており、体にも良さそうです。
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保育園実習の学内実習

| 投稿者: かわかみ

言語聴覚学専攻の2年生が、保育園実習の学内実習を行いました。 
保育園実習は2年生後期の「コミュニケーション演習Ⅱ」という授業の一環として行います。 

保育園実習は、以下の4つの目標で実習に臨みました。 
 ①保育士さんの保育場面に合わせた立ち位置や活動スペースの設定などの環境設定の工夫を観察する 
 ②子どもの活動及びコミュニケーション方法を観察する 
 ③保育士さんの援助や働きかけ等のコミュニケーションの工夫を観察する 
 ④保育士さんの許可を得て、子どもとコミュニケーションを実践する 

今回は、保育園実習のうち、学内実習で行ったことを一部ご紹介します

・これまでの授業で学んだ、年齢ごとの子どもの発達特徴の振り返り
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・一つのおもちゃから複数の遊び方を考えて説明する
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・牛乳パックで対象年齢を想定したおもちゃを作成する 
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・対象年齢に合った絵本を選定し、読み聞かせを行う 
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・公園に行き、実際の子どもの遊びの様子を観察する
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・保育室の動画をみて、子どもの発達特徴から何歳児クラスかを考える
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ブログでご紹介したのは、学内実習の中の一部です。

この実習を通して、保育士が子どもに対して行う工夫と、子どもの発達について学び、新たな気づきが得られました
2年生の皆さん。今回の実習で得た気づきを、これからの学習や、次の実習に活かしてくださいね

学生達の気づき!

| 投稿者: はらだ

2年生の保育園実習(学外実習)が、もうすぐ終了します。

「本日の実習が終わりました」と連絡をくれる時に、毎日の「気づき」を知らせてくれる学生さんもいます。


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「今日の反省」であったり、「今日、新たに知ったこと」であったり、表現型はそれぞれですが、具体的な気づきをアウトプットすることによって、次の日の目標につながっているようです。

 

 園児に対する全ての場面で、保育士の方々が、こどもの安全を第一に考えて、子どもたちと接していることに気づいた学生もいます。

 保育士の方々は、子どもたちが、健やかに日々を過ごし、友達との楽しい時間を過ごせるように、配慮しておられることに気づいた学生もいます。

 子どもたちが、自分で考え、自分で決め、決めたことを行動に移せるように、援助をし過ぎず、必要な時に手を差し伸べられるように見守りをしておられることに気づいた学生もいます。

 

こうした学生たちの気づきを合わせると、保育士さんは「子どもの命を守る」「子どもの社会性を育てる」「子どもの自発性を伸ばす」などなど極めて責任の重い仕事であることがわかります。

「命を守る」というと、すぐに頭に浮かぶのは、医師、消防士、警察官などだと思いますが、保育士は、毎日、毎日、毎日、小さな命を守り続けているんですね。

 

2年生のみんな! 良いところに気づきましたね! さぁ、明日はどんなことに気づくことができるかな?

明日も頑張れ~

 

実習訪問②

| 投稿者: はらだ

現在、2年生は、保育園実習の最中です。「コミュニケーション演習Ⅱ」という科目に保育園実習は位置付けられており、2月6日(月)から3月10日(金)までの間の 4日間+1日で、地域の保育園で実習をさせて頂いています。

 

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2年生は、新型コロナ感染拡大の影響で、1年次の病院見学実習には出られなかったので、2年生にとっては初めての学外実習になりますが、
「入学時から、保育園実習を楽しみにしていた」という学生もいれば、「子どもはちょっと苦手なので心配かな…」という学生もいて、それぞれの思いを胸に、自分なりの目標を立て準備します。

 

みんな、積極的にお子さんとコミュニケーションを取ったり、保育士の先生方に質問をさせてもらったりしていますが、多くの学生が口にすることは、「子どもたちから、話しかけてくれるので、ホッとした」ということです。

 

訪問中の私も、よく声をかけてもらいますし、こちらから「こんにちは!」と声掛けすれば、ほぼ必ず、なんらか応えてくれます。

子どもたちのコミュニケーション能力は本当に高く、コミュニケーションは「言語」だけによるのではないことが、よくわかります。

 

学生の皆さん! お子さんの安全を第一に考え、少し緊張しながらも、どんどん積極的に学び、貪欲に楽しみましょう!

 

 

授業を行う楽しみ!!!

| 投稿者: いけだ

授業を行う楽しみはいくつかありますが、今回2つ紹介します。Photo_20230126163801

1つは、授業を重ねると学生さんと専門用語を用いてやりとりができるようになってきます。言語聴覚士に近づいてきてくれていると感じ、嬉しくなります。

2つ目は、学生さんが専門用語を咀嚼してくれることです。

授業において、わかりやすくということを心掛けて専門用語を説明していますが、授業終了後に提出してもらう「リアクションペーパー」において、学生さんが専門用語を咀嚼してくれることもあり、私の専門用語説明用の引き出しが着々と増えています

例です。

臨床場面においては、検査等を通して子どものことばの状態を把握した後、訓練目標を立てます。

訓練目標を立てる際に、現在のレベルが安定していない状態で次のステップを目指すのではなく、今のレベルの地盤を頑丈にしつつ今のレベルよりも上のレベルを目指しましょうという考え方があり、「横への拡大(今のレベルの地盤を頑丈に)目標」と「縦への上昇(今のレベルよりも上のレベルを目指す)目標」の2つの目標を立案します。

その説明を行った授業において、学生さんが下記のように咀嚼してくれました。

 ■対象児のできることとできないことを読み解き、急にできるようにするのではなく、一つずつ課題が達成できるように目標を設定していくことが大事だと思いました。

■今回の演習を通して学んだことは、縦への上昇は観察者が対象児の受信と発信をよく観察し、ポテンシャルを考慮した上で一つ上の段階を求める事もあるという事です。そのような判断力をこれから身に着けていきたいです。

■拡大は不安定なものを確実なものにする。上昇はチャレンジという覚え方にしました。

私の伝えたままではなく、自分で咀嚼して表現してくれています。

子どもを対象とした臨床においては、言語聴覚士による訓練場面だけでことばの発達を促すことには限りがあり、保護者や関連職種の方々との連携が必須となります。

そこで重要となるのが、自分の持っている専門知識を連携相手の方にいかにわかりやすく伝えられるかということです。

日々、学生さんから臨床に役立つヒントをもらえる環境は恵まれているなと感じています

1年生フレッシャーズゼミ グループ研究発表会を行いました

| 投稿者: かわかみ

1年生の通年科目に「フレッシャーズゼミ」という授業があります。

フレッシャーズゼミでは、1年間を通して、毎回、必ず、様々なテーマでグループワークを行いました。

後期のフレッシャーズゼミ最大の課題が、10月から始まったグループ研究でした。
グループ研究が始まりました(1年生:フレッシャーズゼミ)

グループ研究は、学生の希望を聴取し、研究したいテーマを持つグループに分かれて行いました。
グループは以下の6つの班になりました。
 ①聴覚 
 ②認知・言語 
   ③認知・学習
 ④認知・記憶 
 ⑤発声・発語 
 ⑥摂食・嚥下

グループ研究は、以下の手順で行いました。
 1 言語聴覚学に関するリサーチクエッション(疑問)を挙げる
 2 リサーチクエッション(疑問)から仮説(予測)を立てる
 3 仮説を明らかにするための方法を考え実験やアンケート等で検証する
 4 検証した結果をわかりやすくグラフや表に示す
 5 得られた結果について考察する(理由を考える)

これらをスライドにまとめて、グループとして発表しました。
全ての作業は、学生主導で行いました
グループ研究は、開始から発表まで約3ヶ月かけました

写真はフレッシャーズゼミ、グループ研究の発表会の様子です。
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各グループともに、素晴らしい発表でした
ヘぇ〜と、思う内容が多く、とても興味深い発表でした

その翌週のフレッシャーズゼミは、グループ研究の振り返りを行いました。
振り返りは、まずは、グループ研究のメンバーで話し合いました。
その後、グループから離れて、違うメンバーでグループ研究活動について振り返りました。
グループ研究発表を終え、笑顔で讃え合う様子がみられました

授業後、以下のような感想が挙がりました

グループ研究を行うことで、視野が広がったと感じた。一人では思いつかないことも沢山あった。発想を共有できて良かった。
みんなと一緒に研究し、しっかりと最後の発表までやりきることができた。達成感を感じた。 」
リサーチクエスチョン(疑問)の立て方、その先の研究のすすめ方、どのグラフにすれば分かりやすいのかなど、これまで考えたこともないことを、沢山考えながら話し合った。研究の難しさと同時に、仲間との協力の大切さを学んだ。

マーブルチョコ

| 投稿者: いけだ

校舎の入口から16歩の距離にあるスーパーで、半年間探し求めていた「マーブルチョコ」をゲットしました✌

購入した翌日には、マーブルチョコが置いてあった場所に違う商品が並べてあったので、売れ筋商品なのかもしれませんね。

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これは小児領域の授業で使用します。

前期の1年生の授業において、実物無しで簡単に口頭で説明する予定でしたが、ふと「マーブルチョコって知ってるのかな?」と心配になり、授業前に学生さんに確認すると「知っている」との回答でホッとしました。

演習の際、「電話の身振りが違う(私は受話器を握る身振り、学生さんは親指と小指を使う身振り〔ガラケー時代の話〕)」「車の幼児語『ブーブ』のアクセントが違う(私は下がり口調、学生さんは上がり口調)」等、学生さんと異なることが出てきて、その都度びっくりしていました。

そのような経験を重ねているうちに、基本的にはジェネレーションギャップがあるものとして学生さんと接するようになりましたが、時折自分が幼い時や若い時に流行ったものや使用したものを学生さんと共有できると心が躍ります。

先日、1年生の授業「フレッシャーズゼミ」のグループワークで昔話が話題に上がりました。

学生さんの口から「かさじぞう」「花咲かじいさん」「さるかに合戦」「おむすびころりん」等、次から次へとたくさんの昔話が出てきたのを聞いて、ほっこり!!!

共有できるって嬉しいものですね。心の距離が近づく感じがします。

スポーツコンディショニング実習④ ストレッチ&ボッチャ&ソフトバレーボールを同時に実施

| 投稿者: かわかみ

今回のスポーツコンディショニング実習は、

①ストレッチ
②ボッチャ
③ソフトバレーボール

の3つの種目を、なんと、1コマの授業で、同時に行いました


授業では、コートを3面に分けて、以下の写真のように行いました。

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これまで学習した、ボッチャ、ソフトバレーボール、ストレッチの目的やルール、実施方法を、学生自身で理解し、学生主導で各種目を行いました。

1グループ5〜6名で、1種目20分×2種目行いました。
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1回の授業で、複数の種目を楽しむことができ、リフレッシュできました

スポーツコンディショニング実習③ ソフトバレーボール

| 投稿者: かわかみ

スポーツコンディショニング実習は、先々週から、 ソフトバレーボールを行っています
 
ソフトバレーボールは、より多くの人々が、生涯を通じてバレーボールを楽しむ事ができるように考案されました。  
年齢、体力、経験などのレベルに応じて初歩的なプレーから高度なゲームまで楽しめます。   
 
ゲームは、バドミントンコートぐらいの広さで行います 
この授業では、アリーナに3面のコートを作りました  
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ボールが大きくて柔らかいため、誰でも行いやすいことが利点です 
 参考:  
  ソフトバレーボールの円周:約77〜79cm  
  バレーボールの円周:約65〜67cm  

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ネットの高さは規定では2mとされていますが、  
授業では、練習として、もう少し低い高さで行いました。  

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規定のルールではソフトバレーボールは4対4で行うことが定められています。 
授業の中では臨機応変に人数を調整して行いました 

ソフトバレーボールで体を動かすと頭も体もスッキリします

学生さん達には、爽やかな笑顔があふれていました

自分に向き合う

| 投稿者: はらだ

本学の言語聴覚学専攻のカリキュラムには、12単位の臨床実習があり、「言語聴覚臨床実習Ⅰ」、「言語聴覚臨床実習Ⅱ」、「言語聴覚臨床実習Ⅲ」に分かれています。

言語聴覚臨床実習Ⅰは3年次の後期に、言語聴覚臨床実習Ⅱと言語聴覚臨床実習Ⅲは4年次の前期に配置されています。

臨床実習の開始は3年次ですが、その準備は、1年次の科目から始めています。

 

準備としての代表的なものは1年次「言語聴覚基礎実習」という科目ですが、「実習」と付いていないいろいろな科目でも、臨床実習で必要となる「態度(情意領域)」の修得を学修目標としています。

 

それぞれの科目では、授業計画(シラバスといいます)を公開していますが、ここではそれを大雑把に示すと、

 授業の目標:プロフェッショナリズムを理解し、目指す人間性に近づくための行動を自発的に起こす

 具体的な行動目標(演習内容):

    行動選択(あなたなら、どうする?

    その理由(なぜ、そうした?

    グループでの意見交換(他の人は、どう考えた?

    意見交換で得られたあなたの気づき(あなたと他の人との違いは?

 学習方法

    予習用ワーク

    グループディスカッション

    気づきのまとめと共有

    振り返り

 

などなど、いろいろな課題に取り組んでいます。

それらのベースになっているのは「自分を知り、自分に向き合うこと」なのですが、実は、自分に真正面から向き合うのは、なかなかしんどく、エネルギーが必要なことなのです。

 

学生のみなさん! 一緒に頑張ろう! 

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