雨にも風にも花粉症にも負けず

| 投稿者: よしはら

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耳鼻咽喉科医からの久々の投稿です。3月4月はまさに桜咲く~と気温もあがり何か明るい季節がやってくる予感です。卒業式、入学式と節目の季節でもあります。一方で国民的疾患であるスギ花粉症が割り込んで登場してきます。スギ花粉のアレルギーが原因と判明するまで、日本では「春カゼ」という言葉でくくられていました。このスギも日本スギであり、日本の杉の植林政策が一役買っています。電車、車、飛行機の日本列島どこをめぐっても杉林は連続しています。今は輸入材木にその座を奪われ、スギは材木利用よりも花粉症に担い手になってしまいました。ただ、北海道はスギは少なく白樺が多いのでしらかば花粉症が主役です。スギはスギでもカナダ杉は別な抗原ですのでカナダの杉林では反応しません。今年は例年に比べて、このスギ花粉が大豊作で、街の耳鼻咽喉科外来は大変込み合っています。小生も耳鼻咽喉科外来を少し続けておりますが、多数の患者さんを診察して若干疲れ気味でもあります。会議など出席しても強い睡魔に襲われ、スギ花粉の夢を見そうになります。治療法や対策については本ブログでは略しますが、コロナのマスク使用の開放がテレビなどで叫ばれております。花粉症の方はまだ手放さないように、、、、また天気予報で洗濯日和と言われても外に干さないようにくれぐれも気を付けてください。駐車中の車のボンネットの上にみられる積もった花粉のように、洗濯物にもべったりです、、、、、。気を付けましょう。

ゲームをすることができず悩んでいる人になってみた!!!

| 投稿者: いけだ

学生さんとの雑談ではGairai_09、私から話しかけてやりとりすることが多いのですが、先日は学生さんから話題を提供してくれました。

曖昧な部分もありますが、私の記憶をもとにご紹介。

<以下会話>

学:先生はゲームやらないんですか?

池:やらないよ
 (「そうなんですね」と通常はここで終わってしまうのですが、さらに続きます)

学生:どうしてやらないんですか?
 (後で確認したら、ゲームをしない生活が想像できず気になったとのこと)

ゲームをやらない理由なんて考えたこともなく、「何でだろうね」「わからない」と返答しようとしたら、学生さんの姿勢・まなざし・表情は私の話を聴く態勢に。
それを見て、理由を考えてみようと思い直しました。

池:「う~ん」・・・・・「〇〇〇かな?」

学生さんを見ると、黙ってうなずいてくれた後、聴く態勢を維持しています。
まだまだ考えてみようかなという気持ちになり、絞り出します。

池:「△△△だからかなぁ?」・・・・・「□□□もやらない理由かもしれない」・・・

学生さんは、話しやすい、話したいと感じる態度でスラスラ話すことができない私の話を最後まで黙って聞いてくれました。
もう絞り出せないという段階になった時に

学:それだったら、こういうゲームがありますよ 
  と私が話した内容を踏まえてお勧めのゲームを提案してくれました。

「switch」を持っていないことを伝えると大変驚かれましたが、学生さんのプレゼンを受け、購入しても良いかなという気持ちが10歩くらい前に進みました(笑)。

臨床現場の話です。

新人の頃は助言をしなければならないという思い込みが強く、保護者とやりとりする時間は、聴く時間よりも話す時間の方が長かったように思います。

臨床経験を重ねた今は、患者さんやご家族に本音を話していただいて、それをもとに一緒に実現・継続できる方法や量を調整していく助言の方が良い方向に進むように感じています。

臨床現場においては、「話す力」だけではなく、患者さんやご家族が話しても良いかな、話したいと感じる「聴く力」が効果的な支援につながります。

いつのまにかゲームをすることができずに悩んでいる人になっていましたが(笑)、学生さんに気持ちよく悩み?を話す体験は、頼もしく感じるともに、言語聴覚士になった姿をイメージできるワクワクする機会となりました。

今後もその武器に磨きをかけていきましょう

真相討論:脱コロナへの道

| 投稿者: よしはら

Kamata1

久しぶりの耳鼻咽喉科担当教員からの投稿です。コロナに関しての話題です。3年あまりが過ぎ、世の中の流れも大分変ってきました。さらには感染症の2類から5類への変更も取りざたされています。また学校給食の黙食も少しづづ緩和していくようです。なくならないウイルスですが、長期間かけて人類に溶け込んでいくものと思います。さて、そういう中で先月にyou tubeで、真相討論「脱コロナへの道」がアップされ拝見しました。テレビで感染症専門家やクリニック医師など多数出演され、種々の解説もありますが、この動画はとてもわかりやすく、むしろ楽しんで理解できます。京都大学のウイルス学の宮沢准教授(東大獣医学部出身)、小林島根大学元学長(内科医、慶応医出身)、順天堂の免疫の奥村特任教授(千葉大医出身で小生の先輩にあたります)、小林先生と奥村先生は島根県出身で映像の背景も島根の宍道湖で、ホテルかどこかでの撮影と思われます。是非一度ご覧になってみてください。なるほどと思わせます。マスクについては私個人としてはやっていくつもりです。20代で耳鼻咽喉科医となってからは外来診療で1日中マスク、手術室でもずっとマスク、寒い日は加湿・保温目的でマスク、風邪やインフルエンザ流行時もマスク、、、と今ほどではありませんが、真夏の暑い日や屋外以外では慣れたものです。思い出してみると受験時代の高校通学時も冬はマスク愛用者だった記憶ありです。しかし、あの「あべのマスク」は一体なんだったのでしょうか?一応まだ使わずに持っていますが、古い切手やお札のように価値が上がるものでもないし、きっと自然に忘れていくものなのでしょう。

2022年度 後期試験終了

| 投稿者: とやま

こんにちは

今日は、2022年度後期 再試験期間📝の最終日デス🔚
最後の科目は 失語・高次脳機能障害学Ⅱ 🧠
半年間、本当にお疲れさまでした〜✨

来年度 🔜 失語・高次脳機能障害学Ⅲがスタートします💨
春休み期間中も復習に取り組んでくださいね💦

後期試験後の言語聴覚学専攻の学生たちは➰
 1年生 病院見学実習🏥
 2年生 保育園実習👶 に取り組みます。

みんな、頑張ってね〜 📣 ٩( ᐛ )و

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第8回 医療保健学部 アゴラ

| 投稿者: はらだ

本日は、月1回の医療保健学部 教授会が開催されました。教授会終了後には、医療保健学部の アゴラという会があります。

アゴラとは、ウィキペディアによると、「古代ギリシャの都市国家ポリスにおいて重要な公共空間として不可欠な場所である広場を指すギリシャ語」で、集会の場所を指すことばでもあるようです。

医療保健学部では、全ての教員が集まり、学部全体で共有したり、議論を深めたいテーマについての話し合いを行ったり、各学科で進められている新しい研究の紹介をしたり、より良い就職活動のための支援を検討したり、一言では収まりきらない活動の場になっています

本日のテーマは、「シミュレーション教育の実践と課題②」キャンパスツアーでした。本日の担当は、看護学科言語聴覚学専攻

教員が3つのグループに分かれて、順次、看護学科のシミュレーション教育の実践と、言語聴覚学専攻の学修内容、演習機器の使用実践などの紹介を受けました。


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言語聴覚学専攻の演習室での紹介部分は…専攻の若手教員、内山先生と川上先生が担当しました。

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①発声発語検査室で、音声分析や音声障害について説明する内山教員、医療保健学部の学部長もおいで下さり、緊張気味です。
Img_1357②言語聴覚評価室では、マジックミラーの検査室で、学生の演習方法を紹介しました。

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③聴力検査室、小児訓練室では、小児の検査説明や言語聴覚士の仕事についての説明をしました。

 

奥から、「保育園みたいだ!」という声も聞こえていました。

昨年度、専攻が立ち上がりましたが、新型コロナの影響もあり、なかなか、学部長、他学科、他専攻の先生方に、専攻学生の学習内容や演習室の紹介をさせて頂く機会がなかったのですが、多くの先生方においで頂くことができ、大変ありがたかったです。
今後は、更なる多職種連携教育、共同研究などに拡大させていきたいと思っています

教員もグループワーク!!!

| 投稿者: いけだ

川上先生のブログで、学生さんが1年次からグループワークを通して学びを深めていることを紹介していますが、教員も「複数で担当する授業」「担任業務」等いろいろな場面でグループワークを行っています。

今回のプロジェクトのメンバーは生井先生、外山先生、池田の3人。
学生さん同様、パソコン内で資料を共有しながら、作業を行っています。
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この3人で行うグループワークは初めてです。
専門領域や年齢が異なる3人ですが、うまく進められるのでしょうか。

結果、自分一人では思いつかなかった「それいいね!!!」と感じる新たなものを生み出すことができる楽しいグループワークとなっています。

「いいね」だけではなく「う~ん」を躊躇せずに使うことができる点が、楽しさや達成感につながっているように思います。

集中力が切れる頃になると、自然な流れでミニコントが始まります。

下記写真は、生井先生と外山先生がボケとツッコミ満載のコントをしているところです。
映画「ET」ごっこをしているようにも見えますね(笑)。
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ひと笑いして気分転換をしたら、再度集中して作業を行います。

最近、距離が少し縮まってきたようで、一区切りついたらご飯を食べに行きたいねという声も挙がっています。

思い返してみると、養成校時代の演習グループワーク(休憩時間、一緒に帰る、ご飯を食べながらのグループワーク等も含)を通してその人の知らなかった一面を知って、その後距離が近くなるという経験がありました。

グループワークは気を使って大変な面もありますが、仲間との関係を深める良い機会になるかもしれません。

教員間で「いいね!!!」を共有しています

| 投稿者: いけだ

みなさんのところには、サンタさんは来てくれましたか。
25日に小学校1年生の子どもさんとzoomでお話した際、第一声が「サンタさんにもらった!!!」でした。
嬉しそうな表情でおもちゃを見せてくれる様子を見てほっこり気分に。
幸せのお裾分けをいただきました。

今年を振り返って「いいね!!!」と思ったことの中から2つのエピソードを紹介します。

1つめは、1年生。

フレッシャーズゼミの研究演習の作業部屋として、私たちのグループは言語聴覚演習室の小部屋を振り分けられました。
通常椅子は4脚です。
メンバーは学生さん5人、教員1名なので最初は他の教室から椅子を持参していました。

【普段の言語聴覚演習室】
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ある時から、なんと、学生さんが私分の椅子を用意してくれるようになりました。

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終了後に椅子を片付けようとすると、「先生置いたままでいいですよ」とナチュラルに声をかけてくれます。その気持ちが嬉しくてウルっとしてしまいます。

椅子を用意してくれるという行為でたくさんのメッセージが伝わりますが、私を受け入れてくれているということも伝わります。
訓練の場に置き換えると、患者さんに対するとても重要なメッセージとなります。

もう1つは、2年生。

担当の授業終了後、学生さんと立ち話をすることがあります。

話し終わって帰ろうとする際、学生さんはしっかり机に収まっていない椅子を無言で直しながら、出口に向かっています。
素晴らしいと思い、それを行った理由を尋ねると「〇〇の授業で習った」と。

患者さんやそのご家族はしっかり整理整頓されていない訓練室の様子を見て「この言語聴覚士は訓練も適当なのでは?」と感じ、不信感につながってしまう可能性があります。マイナスな印象を持たれないほうが早く信頼関係を築くことができますよね。

そのような視点を持っている学生さんが使用する言語聴覚学専攻の演習室はいつもきっちり整理整頓されています。

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私たち言語聴覚士が対象としている「言語・コミュニケーション」のリハビリは、患者さんが担当の言語聴覚士を信頼し、この人の言っていることを信じてやってみようと呼称、文字を読む等の課題に取り組んでくださることで本格的なリハビリを開始することができます。

教員は臨床現場において信頼関係が重要であることを体感しているので、信頼関係につながる「いいね!!!」と思うことを教員間で共有しています。

「感謝の気持ちをことばにして伝えてくれたので嬉しかった」「尋ね事をしたらとても丁寧に対応してくれた」等、ちょっとした立ち話の場面であったり、場合によっては会議で報告しています。
そして、報告してもらったことはストックしておいて必要な時に学生さんにフィードバックしています。


今後も「いいね!!!」をたくさん報告できることを願っています。

みんなで国試を解いてみた! ②

| 投稿者: かわかみ

先日、1年生のスキルズミーティングがありました。

以前のブログでご紹介したように、スキルズミーティングは、授業ではありません。
授業の無い空き時間に、ST専攻の1学年全体で集合し、学年担当教員から大事な情報を伝えたり、みんなで勉強したりする場です。

今回は「第2回 みんなで国試を解いてみよう」というテーマで行いました。
第1回の様子は、リンクをご覧ください。)

言語聴覚士の国家試験問題は、医学、言語学、心理学、社会福祉関連等の、幅広い領域から出題されます。
今回は、1年後期で履修する専門基礎科目である、
発声発語系の構造・機能・病態 ×2問
聴覚系の構造・機能・病態 ×2問
神経系の構造・機能・病態 ×2問
音声学 ×2問
の国家試験過去問題から合計8問を選定し、出題しました。

今回も前回同様、グループ対抗戦で行いました
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正答数と、早く答えたチームへの加点を加えた総合得点で順位が決まりました
順位に応じてささやかなクリスマスプレゼントがありました
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今回のスキルズミーティングの参加が、これからやってくる期末試験の対策の一つになりました 

岩手の恵みをおすそ分け!!!

| 投稿者: いけだ

Photo_20221208164301岩手の方からリンゴを送っていただきました。
箱を開けるとリンゴの香りが。。。
あぁ幸せ。。。

岩手のリンゴは、甘さ、歯ごたえ、硬さ等、関東で食べるものとは異なっており、初めて食べた時、リンゴってこんなに美味しかったんだと驚きました。

そして、寒くない時期はリンゴを冷蔵庫で冷やす習慣があることも初めて知りました。

農学部の方が育てた新鮮なリンゴを校舎の前で巡回販売してくれたので、毎回大人買い(ケース買い)。購入時に販売員の方から毎度「冷やしてくださいね!!!」との声かけされていたので、リンゴを冷やすことを学びました。

写真は研究室に置いた戦利品。
リンゴについているふせんのメモを見てみると、「あいか10袋」「王林8袋」と。
その他2ケース(笑)
全て自分用ではありませんよ!!! 関係各所に送っていました。

2個並んだリンゴの左側の真っ赤なりんごが「あいかの香り」という一番好きな品種ですが、関東で見かけることはありません。

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たくさんいただいたので、専攻の教員におすそ分け。

リンゴと引き換えに半強制の写真撮影(笑)。
翌日、吉原先生にもお届けしました。

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高校生や大学生はもちろんのこと、ほとんどの方がわからない話となりますが、
リンゴというと思い出すのが下記2つです。

1つは、歯磨き粉のCM「リンゴをかじると・・・・・・出ませんか?」

もう1つは、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」のオープニング
遠くにそびえる高層ビル群をバックにスローモーションで真上へ放り投げられるリンゴ

これは、原田専攻長の研究室で再現できるかもしれない!!!
今度トライしてみよう(笑)

かまた祭 大盛況でした!!

| 投稿者: かわかみ

先週末の10月29日(土)、30日(日)に、かまた祭が開催されました

言語聴覚学専攻では、言語聴覚士が行う検査を、来場者に体験してもらうイベントを行いました
来場者の方が患者さん役、学生が言語聴覚士役です。
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言語聴覚学専攻のブースには、土曜日は90名、日曜日は127名のたくさんの方にご来場いただきました

東京工科大学公式キャラクターの“こうかとん”が患者さん役になって検査を受けましたよ
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ご来場いただいた皆さんから「楽しかった」、「面白かった」という声をいただき、大盛況で終えることができました
「言語聴覚士を体験しよう」に来場された皆様、本当にありがとうございました

企画・運営を行った1、2年生も朝から夕方まで、2日間に渡ってやり遂げました
お疲れ様でした

かまた祭が言語聴覚学専攻の1年生、2年生の交流の機会にもなりました。
言語聴覚学専攻の学生達の団結力が、さらにUPしたと思います

来年のかまた祭もお楽しみに

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