« 夏期のオープンキャンパスが終了しました | トップページ | 夏季休暇もあと少しですね。 »

高次脳機能障害、聞いたことはありますか

| 投稿者: やまだ

おはようございます。やまだです。
みなさんは、「高次脳機能障害」を聞いたことはありますか。

現在、国家試験対策で、高次脳機能障害に関する資料を作っています。4年生は国家試験や就職に向けてすでに勉強を始めていることと思います。

さて、高次脳機能障害と聞くと、難しそうな病名に感じるかもしれません。でも中身を知ると、意外と身近な話です。
例えば記憶障害。ドラマでよく見る「心のショックで記憶をなくす」というのも実際にある症状ですが、高次脳機能障害の記憶障害とは別物です。脳の中には記憶を担当している場所があって、頭を打ったり脳卒中になったりすると、その場所そのものが傷つくことで起こります。心の問題ではなく、脳の一部に実際に傷がつくことで起こる記憶障害なんです。

もう一つ身近なのが注意障害です。集中がすぐ途切れてしまったり、二つのことを同時に頼まれるとどちらも中途半端になってしまったりします。誰でも疲れているときに似た感覚を味わうことがありますが、それが脳の病気やケガ(頭部外傷)のあと、日常的に強く出てしまう状態だと考えるとイメージしやすいと思います。

Chatgpt-image-2026831-10_06_44

こうした症状のやっかいなところは、見た目が変わらないことです。手足が動かしにくいといった障害と違い、周りからは気づかれにくく、ご本人が症状に気づいていないこともあります。

だからこそ言語聴覚士は、評価を通してその人が何にどう困っているのかを丁寧に見極めます。同じ記憶障害・注意障害という名前がついていても、困りごとの出方は一人ひとり違います。評価だけで終わらせず、その人の生活や困りごとに合わせて、どんな工夫や支援ができるかを一緒に考えていくのが言語聴覚士の役割です。

あらためて言語化してみて、言語聴覚士って素敵な仕事だなと感じました。もし興味を持っていただけた高校生のみなさん、言語聴覚士を目指してみませんか。

« 夏期のオープンキャンパスが終了しました | トップページ | 夏季休暇もあと少しですね。 »