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大田区高次脳機能障害基礎講座で講義をしました

| 投稿者: うらの

1/23(金)夜。大田区障がい者総合サポートセンター(さぽーとぴあ)で開催された、「大田区高次脳機能障害基礎講座」にて講義をしました。
参加者は介護・看護等の専門職の方および一般区民の方40数名・・・とあらかじめ聞いておりましたが。なんと会場には本学で臨床実習をお願いしている、STの先生方が複数!!大変ビックリしました。

高次脳機能障害者支援法が昨年12月16日の参院本会議で可決・成立し、本年4月1日より施行されることになりました。第一章第一条を読むと、高次脳機能障害に対する支援について、国には「責務」があること、地域には「生活支援や相談体制の整備、生活支援にわたる支援」が求められていることがうたわれています。しかしながら、それだけではありません。私達国民ひとりひとりも「個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会の実現に資すること」とはっきり明記されているのです。
今回の大田区の講座は、高次脳機能障害者支援法の施行を踏まえ、ひとりひとりが高次脳機能障害の特徴と支援のあり方を考える、とても意義のある企画であったと思います。私も1人のSTとして、そのような会で講義をさせていただく機会を得たことを大変光栄に思いました。
これまで「高次脳機能障害」という用語には、学術用語と行政用語の間で定義に若干の違いがありました(詳細は省きます)。ところが、今回の法の条文内には、行政用語としての高次脳機能障害である、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害と並び、本来の学術用語としての高次脳機能障害に含まれる、失語、失行、失認もきちんと明記されています。このたびの講義では、まずこのことについて触れ、高次脳機能障害の中核症状ともいえる失語症の症状、そして失語症を持つ人との会話支援についてお話をしました。時間の関係で、質疑応答はお2人に限定してお受けしたのですが、会終了後も質問に来てくださる受講者の方もあり、大田区の方の意識の高さを改めて感じました。
高次脳機能障害を持つ方の支援のためには、地域での啓発活動もとても大切であることを痛感した1日となりました。

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