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ゲストスピーカーをお招きしました~ダウン症のある子どもの保護者~

| 投稿者: いけだ

言語発達障害学Ⅰにおいて、ダウン症のある子どもの保護者をゲストスピーカーとしてお招きし、
出産、診断、医療、療育、園・学校、家族、習い事、言語訓練等についてお話いただきました。

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学生さんの感想からは、言語聴覚士(ST)として臨床に携わる際に必要となる多くの知識や気づきを得られたことがうかがえました。

お話してくださった保護者の方に心より感謝申し上げます。

学生さんの学びを一部ご紹介します。

【学生さんの学び】
◆子どもだけでなく保護者との信頼関係もとても大切だと気づいた。安心して任せてもらえるような関わり方を心がける必要があると考える。子どもの気持ちだけでなく、保護者の思いや不安にも寄り添えるような態度を心がけることが大切だと感じた。

◆言語聴覚士はまだまだ足りておらず、訓練を必要とするすべての子どもが十分な支援を受けられていないのが現状です。・・・言葉の発達が遅れているダウン症の子どもにとって、言葉が話せない不安も大きかったのではないかと感じました。だからこそ、言語訓練を必要とするすべての子どもが、適切な時期に、適切な量の訓練を受けられる体制を整えることが、言語聴覚士に求められていると思います。

◆今後STとして働く上では、ただ発音や構音の訓練だけを行うのではなく、子どもとその保護者がどのような背景や思いを持っているのかを理解し、その上で楽しく効果的な訓練を提供できるようになりたいと思った。子どもが「ここに来るのが楽しい」と思えるような場をつくること、そのために日々の工夫や配慮を欠かさず行うことが重要だと感じた。また、訓練に来る子どもだけでなく、保護者の方に対しても寄り添い、気持ちに共感しながら、生活面でのアドバイスやサポートができるSTになりたいと強く感じ、今後の学びや実習そして将来の臨床に活かしていきたい。

◆言語聴覚士として子供を支援していくうえでは、保護者との連携が欠かせないことを知りました。保護者は日々最も近くで子どもを見ている存在であり、その声を聞くことで、支援の方向性やアプローチなどに深みが出ると感じました。支援は専門職だけで完結するのではなく、家族をはじめとする周囲の協力とつながりによって、より豊かなものになると思いました。

◆改めて言語訓練室が安心を与えられるような場所,ここに入れば気持ちを理解してくれるという場所にしていくことが大切なのだと学ぶことができました。そのためには、保護者の方や子どもたちと信頼関係を築くことが重要だと感じました。子どもと共通の趣味などを一つ作ったり、保護者の方の気持ちを推測し、寄り添うような接し方をしたりなど、接し方を工夫することで信頼関係は築くことができると考えました。信頼関係を築くことは簡単なことではないと思うけれど、よりよい支援ができるように丁寧に、素早く築けるようになりたいと思いました。言語訓練室が安心を与えられる場所,好きな場所,楽しいと思えるような場所にできるように、さまざまな工夫をし、保護者の方や子どもが来やすい環境を作りたいと感じました。

 ◆お話を通して学んだことの一つに、些細な変化に気づき、それを言語化して表出できる能力の重要性があります。子どもができるようになったことを言葉に出して褒める、子どもの話に耳を傾け復唱する、といった行動は、支援や訓練の質を左右するのだと改めて気づきました。そのためには、相手の表情を見ながら話す姿勢や、観察力も兼ね備える必要があると考えます。これらの能力を身につけるためにも、改めて日々の人との関わりを大切に積み重ねていきたいと考えました。

◆将来言語聴覚士として現場に立つときには、子ども本人だけでなく家族全体の状況にも目を向け、支援が行き届きにくいところに気づける存在でありたいと思いました。今回のお話を通して、専門的な知識や技術だけでなく、「人と人とのつながり」が支援の土台であることを強く感じました。お母さんが話されていた「人の何倍もかかるけど、できないことはない」という言葉はとても印象的で、時間がかかっても可能性を信じて寄り添い続ける姿勢の大切さを教えてくれました。将来、私も〇ちゃんのように訓練に来ることを楽しみにしてもらい、「ワクワクする場所」と思ってもらえるような言語聴覚士になれるよう、これからもしっかり学び続けていきたいです。

◆実際のお話を通して、教科書では得られない現実的な視点や感情に触れることができました。特に、子ども自身が成長し、周囲とかかわりを持つことに対して喜びを感じている様子が伝わってきて、支援の先にある、“人とのつながり”の大切さを感じました。今後、言語聴覚士として支援に関わることになった際には、障害のある本人だけでなく、そのご家族がどのような日々を過ごしているのか、どんな思いを抱えているのかにも目を向けて関わっていきたいと思います。

◆今後、自分が言語聴覚士として支援に携わる際には、こうした当事者や保護者の声を決して忘れず、どんな小さな成長も一緒に喜び、温かく丁寧に関わっていくことを大切にしたいと思います。そして、「この人と関われてよかった」と思ってもらえるような支援者になれるよう、学び続けていきたいと感じました。

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