子どもを対象とした知能検査演習
| 固定リンク 投稿者: いけだ
2年生対象とした講義「言語発達障害学Ⅱ」では、子どもを対象とした検査について学びます。
先週から知能検査の演習に入りました。
知能検査は、検査マニュアルに従って行うべきことが多くあります。
・子どもの様子を観察しながらマニュアル通りに指示を出す
・子どもの反応や回答によって、追加質問を行う
・子どもが話した言葉や行動を再現できるように記録する
・子どもの回答について、正誤判定を行う
・検査によっては制限時間があるのでストップウォッチで計測
・決められた基準に従ってその検査を中止する
・その他
演習を行うと、多くの学生さんは「難しい」と口にします。
繰り返し練習することによって難しさが軽減することを伝えるために、運転免許を取りたての時の運転に例えます。
運転中も「観察(歩行者や周りの車)」「信号のチェック」「ハンドルさばき」「ウィンカーを出す」「スピードの調整」等やるべきことがたくさんあるため、運転することに不安を感じますが、車に乗る経験を重ねると、難しいと感じていたことが自然に行えるようになってきます。
最近は運転免許を取得しない人が増えていると聞くので、運転免許を持っている人を確認するとクラスの1/3~1/2くらいでした。
運転免許の例えでは響かないことがわかり、どのような例えにしようか迷っていると、ある学生さんが「アルバイトと一緒ですね」と教えてくれました。
最初はわからないことばかりで辛かったけれど、経験を重ねていくと自然にできることが増えたと。
その通り!!!
授業中の例えは、みんなが理解できるものではないと意味がありませんので、今後はアルバイトの例えを使わせていただきます(人''▽`)ありがとう☆