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世界の言語聴覚士事情

| 投稿者: うらの

令和6年3月31日時点で、言語聴覚士国家試験に合格した人の累計は41,657名だそうです(日本言語聴覚士協会公式サイトより)。私がSTになった30数年前はまだ国家資格になっていませんでしたし、周囲にあまり知られていない、ある意味非常に変わった?職業として位置づけられていました。最近はだいぶ多くの病院でSTが雇用されるようになり、NHK朝ドラにまでSTが登場するようにもなりましたから、私は「もはやマイナー職種ではない」という感覚を何となく持っていました。
ところが・・・最近、とある途上国の方何人かとお話する機会があり、私の職業のことを話したところ全員、とても目を丸くして驚きました。「私たちの国ではその仕事に就いている人はごくごく少数」「大事な仕事だけど、とても珍しい」と。そして、STという仕事がよほどインパクトがあったようで、すぐに私のことを覚えてもらうことも出来ました。
勿論、諸外国でもそれぞれの国で法律が定められ、STの養成教育が行われている国はたくさんありますし、素晴らしい研究をしているSTもたくさんいます。しかし、一方ではまだまだ普及に至らず、ことばに障害を抱える人のリハビリテーションが充分に行われているとはいえない国があることも、心に留めておく必要があるのだなと改めて思いました。
世界中どこに住んでいても、あまねく必要なリハビリテーションが受けられる世の中になるといいでですね。
Sekaichizu World_children

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