朝ドラに言語聴覚士が登場するんですって!!
| 固定リンク 投稿者: うらの
現在のNHK朝ドラは「おむすび」という番組ですね。平成元年生まれのヒロインが、栄養士として、人の心を未来を結んでいく“平成青春グラフィティ” (NHK公式サイトより引用)ということですが、これからさしかかる最終章では言語聴覚士が登場することになっています。詳細はまだ分かりませんが、どうやら、病院の管理栄養士となったヒロインが、院内の栄養サポートチーム(NST)で一緒に働くメンバーの中の1人、という役回りで登場するようです。
栄養サポートチームという言葉を初めて知る人も多いかもしれませんね。栄養サポートチームとは、医師・看護師・薬剤師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・歯科衛生士などの多職種がタッグを組んで、ひとりひとりの患者さんにとって最適な栄養管理を提供するための活動を行っています。たとえば(ヒロイン演じる)管理栄養士の場合、患者さんの栄養摂取状態を分析したり、必要に応じて栄養指導を行う役割を担いますし、薬剤師の場合は、内服薬だけでなく栄養剤や輸液に関する情報提供を行うという役割があります。では、言語聴覚士はどうでしょうか。患者さんが安全に経口摂取できるよう、適切な食形態や安全な摂取方法に関する情報提供を行います。言語聴覚士は単に言語のみならず、患者さんにとっての「最適な栄養管理」という側面でも極めて重要な役割を果たしているのです。ドラマがどのような展開になるのかは全くわかりませんが、言語聴覚士がどんな仕事をしているのかに加え、多(他)職種連携の様子などがどのように描かれているのか、ちょっと楽しみです。
言語聴覚士ってどんな仕事だろう、と興味を持っている高校生の皆さん、そして現在、絶賛勉強中の学生の皆さん。是非、こんな朝ドラも観てみませんか?私はこれまで土曜のダイジェスト版でフォローする程度でしたが、言語聴覚士が出るならちゃんと毎日録画して観ようかな。