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マンガでわかる!認知症の人が見ている世界

| 投稿者: うらの

言語聴覚療法の対象者は0歳から超高齢者まで、全ての年齢層となります。乳幼児期の対応もとても大切ですが、高齢者の対応ももはや欠くことは出来ません。そう遠くない将来、高齢者の14~15%が認知症を占めるようになるとも言われています。かつて認知症は「リハビリテーションの対象外」とされてきた時代がありました。しかし、今やSTが認知症の評価やリハビリテーションを行うのは「当たり前」「必須」の時代です。皆さんのご近所やお身内に認知症の方がいらっしゃるのと同じように、地域や病院、施設にも認知症の方は当たり前にいらっしゃるからです。認知症ってどんな症状なんだろう、認知症の症状はどうして起こるのだろう、認知症の人にはどのように接したらいいのだろう・・・。そんな疑問を丁寧に分かりやすく説明しているのがこの本です。

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この本のいいところは、何といってもとっつきやすいところです。マンガが多く挿入されていますから、中学生・高校生の皆さんでも気軽に手に取って読むことが出来そうですね。「失語・高次脳機能障害学Ⅱ」でこれから認知症を学修する2年生も、先にこんな本を読んで軽く予習してみるのもいいかもしれません。

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