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人生いろいろ

| 投稿者: うらの

STになりたい、という強い信念はとても大事です。ただ、誰もが皆、その決断をすぐに出来るとは限りません。様々な選択肢や迷いがあるのは当然ですし、そもそもSTという仕事を知るに至るまでのプロセスが長い場合もあります。世に数多ある職業の中から、STの存在を知っただけである意味「ミラクル」とも言えましょう。今日は私がSTになった過程を少し書いてみることにします。誰にも聞かれてないけど勝手に。
私はバブル期(お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてください)に大学生活を送りました。社会全体が浮き足立ち、浮かれまくっていた時代です。日頃、教員として学生に勉強するよう促している私ですが、当時、お恥ずかしながらろくに勉強しない大学生でした。それでも比較的早い時期に民間企業の内定を複数いただき、さあこのまま就職するのか・・・。少し迷いました。そこで、何となくもともと知っていたST(当時は言語療法士などと呼ばれていました)の仕事をしてみようかなと考えました。当時は資格制度がなく、養成教育・学校も整っていませんでしたので、様々な経歴を持つ人がSTの仕事をしていたのですが、私の場合は言語障害児教育の大学院に進学し、修士課程を経てとある民間病院に就職しました。何故STを知ったのか、何故それをしてみようと思ったのか、その思考の過程は省略します。いずれにせよきっかけとタイミングは本当にちょっとしたことであり、そこに派手さも華々しさも何もありません。30年以上STをやってきて、そして周りの同業者の仲間を見ていて思います。別に立派な理由がなくても、飛び込んでみてそれが一生の仕事になるということは決して珍しいことではないのだなあ、と。私には立派な理由がない・・・と思っている人、別にそれだから駄目だということはありませんよ。何が人生を変えるかは全く分かりません。思い切って飛び込んでみるというのも時には大事ですよ。

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ところで、皆さんは島倉千代子さんという歌手をご存じですか。中学生や高校生の皆さんは名前すら聞いたこともないかもしれませんね。その場合はお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんなどに聞いてみてくださいね!!「人生いろいろ」は島倉千代子さんの大ヒット曲です。

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