嬉しい再会
| 固定リンク 投稿者: うらの
先月下旬のことです。来年度から本学実習を受け入れてくださることになった、千葉のとある病院へご挨拶にうかがいました。
病院の総合受付で責任者のSTの先生を呼び出していただき、待つこと約2分。とても笑顔の優しい先生が私の傍へ近寄ってきました。2階にある言語室に通され、改めて名刺をお渡ししてご挨拶したところ、「あのー、横浜にいらした浦野先生ですよね?」と。あれ??どうして知ってるの??と思いつつ、STの先生のお顔と名札を交互に見比べましたが、すぐにはピンときませんでした。すると次の一声、「昔、実習で大変お世話になりました」。
ああ!!ここでようやく分かりました!!ご結婚で改姓されていたので、名札のお名前だけですぐにピンとこなかったのですが、その一言でするすると昔の記憶が蘇ってきました。彼女が当時の私の勤務先に実習生としていらしたのはもう、10数年も前の話ですが、学生時代からとてもしっかりしていて、優秀な方だったという印象が残っています。現在、ST部門の主任として活躍している彼女のその目の輝きや表情から、「ST人生」を心から楽しんでいる様子をうかがい知ることが出来ました。そして、彼女の長いST人生の中のわずか0.3ミリ以下ぐらいに私が関わったことをとても嬉しく思いました。
ST人生は本当に人との出会いの連続です。患者さんとの出会いはもちろんのこと、学校の先生や友達、そして実習指導者、職場の同僚。多くの人たちとの出会いは決してお金では買えない貴重な「財産」だと思います。これからSTを志す皆さんにも是非多くの「財産」を得てほしいと思います。