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認定言語聴覚士講習会

| 投稿者: うらの

7/27, 28の土日に日本言語聴覚士協会の「認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)講習会」の第1回目が開催されました。「認定言語聴覚士」とは何でしょうか。日本言語聴覚士協会の公式サイトによれば、以下のように説明されています。
「日本言語聴覚士協会では、高度な知識および熟練した技術を用いて高水準の業務を遂行できる言語聴覚士を養成し、業務の質の向上を図り社会に貢献することを目的として、2008年度から「認定言語聴覚士講習会」を開催しています。2023年度末の時点で、1,000名が認定言語聴覚士と認定されています。内訳は、摂食嚥下障害領域445名、失語・高次脳機能障害領域311名、言語発達障害領域107名、聴覚障害領域65名、成人発声発語障害領域42名、吃音・小児構音障害領域30名です。」
「認定言語聴覚士」には誰でもなれるわけではありません。言語聴覚士免許を取得した後、日本言語聴覚士協会が実施する「基礎プログラム」と「専門プログラム」を全て履修し、臨床経験6年目以上になると「認定言語聴覚士講習会」の受講資格が認められます。そして、合計6日間の「認定言語聴覚士講習会」を全て受講した後、最後の「試験」に合格した人だけが「認定言語聴覚士」として認められることになります。さらに、「認定言語聴覚士」は一度取得してしまうとずっと安泰というわけではなく、その後も学会参加・発表や論文執筆等で一定の活動を行うことで5年毎の更新が認められることになっています。ここまでの話でもうお分かりと思いますが、STになった後もずっと勉強が必要だということになります。
この講習会はコロナで一時中断した時期がありますが、数年前にオンラインで再開されました。今年度の失語・高次脳機能障害領域の認定言語聴覚士講習会は、申し込み開始からごくわずかな期間であっという間に定員いっぱいになってしまったと聴いています。私は実行委員でもありますが、このたびの第1回講習会では「語彙機能」というパートの講師も行いました。終了後、質問がいくつも上がり、とても嬉しく思いました。講義の後、実際の症例を提示し、「演習」としてグループワークも行ったのですが、突然ランダムに分けられたグループでありながら、活発な意見交換や議論(+情報交換)がなされている様子がうかがえました。
これから言語聴覚士を志す皆さん。皆さんの先輩方はとても熱心に学びを続ける先生方ばかりですよ。是非、多くの若い方がその仲間入りをしてほしいものだと心から願っています。
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