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失語・高次脳機能障害学演習Ⅲ

| 投稿者: うらの

今日は3年前期で履修する「失語・高次脳機能障害学演習Ⅲ」について少しご紹介します。
本学では2年生から失語症の学修を始めます。2年生は基礎的な知識や検査練習が中心ですが、3年生ではより臨床に近いところを学んでいきます。3年生は4月から、1~2例の模擬症例のデータをみながら、その都度グループに分かれて失語症のタイプ分類、掘り下げ検査の選択、訓練プログラムの立案と、少し難解な課題に一生懸命取り組んできました。
そして先週。グループごとに立案した訓練プログラムをもとに、PCで教材を作成しました。無料サイトからイラストを取ってきて貼り付けたり、目標語や文を記入したり、回答欄の四角やカッコを美しく作ったり・・・。最初はどのグループも手探りでしたが、徐々に慣れてくるとグループ内での役割分担(分業)も非常にスムーズでした。遊んでいる人などひとりも出ず、どの学生もむしろ、とても生き生きとしていました。
教材が出来上がったら今度は全体に向けてプレゼンテーションです。分業で作業をしていましたので、それぞれ自分が分担したパートについて「どのように考えて作ったか」「どういう点を工夫したか」などを、プロジェクターに投射された教材を指しながら説明してもらいました。どの学生も、自分のグループ以外の発表を真剣に聞き、それぞれの優れた点や工夫を大いに学んだようです。苦労して作った教材はグループだけでなく、クラス(学年)全体で共有しようという提案に満場一致で賛成の手が挙がりました。単に苦労の思い出としてだけでなく、先々の実習や、免許取得後の臨床活動にきっと役立つに違いありません。
以下は授業後、寄せられた学生からの感想です。「色んな意見が出てきていてとても勉強になった。」「自分たちの班じゃ出てこなかった意見が沢山聞けて良かった。」「どのような訓練をしたら良いかが分からなかったものの、グループメンバー全員で討論を行ったことによって、意見がまとまったり新しい発見があった。」
是非この気持ちを忘れずに、この先の学修や実習準備、そしてその先の国試へと、仲間同士力を合わせて取り組んでほしいものですね。

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