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アンメット-ある脳外科医の日記-

| 投稿者: うらの

4月から某局で杉咲花さんが主演されるドラマ、「アンメット-ある脳外科医の日記-」が始まるようですね。
まずは原作の漫画を読んでみようと発注してみました。非常に売れているようで、まだ入手できていない巻がいくつかあるのですが、入手できた巻から少しずつ読み始めているところです。なんと!1巻の後半に「失語症」が出てきます。勿論、言語聴覚士も出てきます。失語症の原因となった脳梗塞発症や治療のプロセス、そして失語症状の描写、さらには失語症を抱える人の葛藤が非常にリアルに描かかれています。まだ読んでいませんが、9巻はウェルニッケ失語のようですし、13巻には失語症意思疎通支援者の話が出てくるようです。失語症以外にも一過性全健忘(突然記憶障害が発現し、最長で24時間持続します)相貌失認(人の顔が分からなくなります)など、様々な症状が描かれているようです。もちろん、漫画ゆえに現実にはあり得ないような展開が少しあったりもするのですが、少なくとも疾患や症状に対する記載は現実に即しているように思います。原作者は子鹿ゆずるさんという方で、元々は脳神経外科の医師だったようです。なるほど、だからここまでリアルに描けるわけですね。

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失語・高次脳機能領域を既に学修した学生が読めば「ああ、こういうことなんだ」とリアリティを伴った理解が進むことでしょう。また、これから失語症を学ぶ学生や、言語聴覚士の仕事に興味のある高校生にとっては、断片的にでも医療の現場や失語症・高次脳機能障害のこと、言語聴覚士の仕事のことがつかめるかもしれませんね。

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