実習地訪問
| 固定リンク 投稿者: うらの
4週間の臨床実習に出ている3年生の多くが折り返し地点を過ぎました。指導者の先生方へのご挨拶、そして学生の状況の把握を目的に、教員は1施設ごとに実習地訪問を行っています。私も既にポチポチと出掛けておりますが、行く前は「あー、ちゃんとやってるのかしらん」「身体を壊していないかしらん」などと心配は尽きません。
ところが実際に行ってみると・・・総じて学生は生き生きとしています。「とても楽しい」「毎日が気づきの連続」「患者さんから“頑張って”と言われてとても嬉しい」「繰り返し〇✖を見ているうちに、ポイントがつかめるようになってきた」・・・。まさに“案ずるより産むが易し”です。中には「△◇の分野の勉強が非常に不充分だったと改めて実感し、反省している」なんていう声もあったりします。うんうん、そうだね、気づいてよかったね、でも今からでも遅くないですよ。自身の課題や問題点を適切に洞察しただけでも大きな前進です。
学生が頑張っていることは確かなのですが、実習は本人1人の力だけでは絶対に成立しません。陰になりひなたになり、様々なサポートをしてくださっているご家族、指導してくださる先生方、そして何よりも多くの患者さんへの感謝の気持ちを決して忘れないでほしいと思います。
患者さんとの自由会話、症状と専門用語の理解・・・課題は学生によっても様々ですが、残りの期間でひとつでも多くの収穫を得られることを願っています。