皆さんは学校での自己紹介、あるいは何かの面接の時に、ご自身の特技を答える機会が多いことと思います。では、苦手なことは、ときかれたらいかがでしょうか。何となく口ごもる人、冷静に表現できる人、笑いを取る人、様々かと思います。
そういう私にも苦手なことはたくさんありますが、とりわけ「手仕事」系全般が大の苦手です。本専攻には絵を上手に描く先生、物を美しく仕上げることが得意な先生がたくさんいらっしゃいますが、私は物を汚く仕上げるか、壊すかのどちらかになりがちです。絵を描くとこんな感じです。（注：全力を振り絞って大真面目に描いてもこのレベルです、本当です）
 
では、苦手をどう克服したらよいでしょうか。勿論、出来る努力をすることは大事なことだと思います。でも、残念ながらどうやっても駄目な場合があるのも、一方ではまた事実です（私の絵が全てを物語っていますね…）。私の場合は、自分が恐ろしく不器用であることを正直に相手に伝え、代わっていただけるものは代わっていただき、その代わりに自分が出来ることを見つけてなるべくそれをしようと考えています。そのためには、自分の「得意」なことを客観的に理解することがとても大切ですね。自分ではよくわかららないと思ったら、ご家族や親しいお友達に聴いてみるのもいいと思いますよ。
皆さんがそれぞれの持ち味を生かし、充実した時間を過ごせるよう願っています。