言語聴覚士・土日出勤と平日休み
| 固定リンク 投稿者: うらの
一般の会社員や公務員の方の多くは土日がお休みですが、言語聴覚士の場合は土日も勤務のことがあります(注:病院によって異なります)。発症から間もない人が救急車で搬送されてくるような、いわゆる急性期病院勤務の場合は土日休みのことが多いようですが、病状が落ち着き、リハビリテーションを集中的に行う施設である、「回復期リハビリテーション病院」(または「回復期リハビリテーション病棟」)の場合は、土日もリハビリテーションスタッフが交代で出勤し、患者様へのリハビリテーションを行います。私が直近まで働いていた病院は、急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟の両方を有していましたので、言語聴覚士にも月1~2回ぐらい、土日出勤当番が回ってきました。土日出勤当番の日は、自分の担当患者さんだけでなく、他の職員の担当患者さんの訓練も行います。
さて、土日勤務ってどうなの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。私も始める前はそう思っていたのですが、やってみたらなかなか面白いということに気づきました。まず、それぞれの患者さんの平日とは異なる生活の様子がわかるということが一番大きいです。あー、この方はこういうテレビがお好きなんだな、土日にご家族がご面会にいらっしゃるんだな、など。次に、他の職員の担当患者さんの訓練を行うことがとても勉強になるというのも大きなメリットです。私たちの仕事は多くの患者さんにお会いし、経験をたくさん積むことでスキルアップされますので、いつも担当していない患者さんを出勤日に突然担当する、というシチュエーションは本当に鍛えられる、有難い機会です。
では、平日に代休を取ることはどうなのでしょうか。これがまた、有難いんですよ。銀行や郵便局、役所など、休日閉まっているところに行けますから、日頃出来ない用事を一気に済ませることができます。美容院も人気のレストランも空いています。映画好きの私は、レディースディ(=女性割引がある日)と代休が重なると、あらラッキー!!と小躍りしたものです。
リズムが狂って体調を崩さないかしら、と心配される方もいらっしゃるかも??しれませんが、睡眠をしっかり取り、バランスよく食べ、オンとオフを切り替えるという、一般的な健康管理が大切なのはどんな仕事でも、どんな条件でも一緒ですので、特段の心配は要りません。何事もバランス、ですね。