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ゲームをすることができず悩んでいる人になってみた!!!

| 投稿者: いけだ

学生さんとの雑談ではGairai_09、私から話しかけてやりとりすることが多いのですが、先日は学生さんから話題を提供してくれました。

曖昧な部分もありますが、私の記憶をもとにご紹介。

<以下会話>

学:先生はゲームやらないんですか?

池:やらないよ
 (「そうなんですね」と通常はここで終わってしまうのですが、さらに続きます)

学生:どうしてやらないんですか?
 (後で確認したら、ゲームをしない生活が想像できず気になったとのこと)

ゲームをやらない理由なんて考えたこともなく、「何でだろうね」「わからない」と返答しようとしたら、学生さんの姿勢・まなざし・表情は私の話を聴く態勢に。
それを見て、理由を考えてみようと思い直しました。

池:「う~ん」・・・・・「〇〇〇かな?」

学生さんを見ると、黙ってうなずいてくれた後、聴く態勢を維持しています。
まだまだ考えてみようかなという気持ちになり、絞り出します。

池:「△△△だからかなぁ?」・・・・・「□□□もやらない理由かもしれない」・・・

学生さんは、話しやすい、話したいと感じる態度でスラスラ話すことができない私の話を最後まで黙って聞いてくれました。
もう絞り出せないという段階になった時に

学:それだったら、こういうゲームがありますよ 
  と私が話した内容を踏まえてお勧めのゲームを提案してくれました。

「switch」を持っていないことを伝えると大変驚かれましたが、学生さんのプレゼンを受け、購入しても良いかなという気持ちが10歩くらい前に進みました(笑)。

臨床現場の話です。

新人の頃は助言をしなければならないという思い込みが強く、保護者とやりとりする時間は、聴く時間よりも話す時間の方が長かったように思います。

臨床経験を重ねた今は、患者さんやご家族に本音を話していただいて、それをもとに一緒に実現・継続できる方法や量を調整していく助言の方が良い方向に進むように感じています。

臨床現場においては、「話す力」だけではなく、患者さんやご家族が話しても良いかな、話したいと感じる「聴く力」が効果的な支援につながります。

いつのまにかゲームをすることができずに悩んでいる人になっていましたが(笑)、学生さんに気持ちよく悩み?を話す体験は、頼もしく感じるともに、言語聴覚士になった姿をイメージできるワクワクする機会となりました。

今後もその武器に磨きをかけていきましょう

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