今から10年ほど前に、太平洋側の乾燥が原因（？）で、咳喘息を発症しました。

北陸の生まれなので、冬は、湿度80～90％くらいのところで育っており、高校生の時は、2階の窓から飛ぶことができるほど、雪も積もっていました。

そんな水分に埋もれたような生活をしていたのに、太平洋側に住むことになって、何が起こったか？

ある日を境にして、咳が止まらなくなり、（乾燥が原因だとは知らず）咳止めを飲んでも全然治まらず…徐々に痩せていきました。

だんだん、仕事にも影響が出そうになってきたので、仕方なく、呼吸器内科クリニックを受診したところ…いろいろな検査を重ねた結果、「咳喘息です。」との診断！

「喘息ですか？」

「いえ、咳喘息です。」

「治りますか？」

「適切に対処すれば…コントロールできます」　

ということで、生まれて初めての「吸入ステロイド薬」を使うことになりました。

痩せるほど咳をしていたので、苦しくて、咳さえ止まってくれるなら…と思いながらも、恐る恐る使用した薬でしたが、「薬って、こんなに効くんだ！」というほど、咳が治まり楽になりました。

それでも、その年以降、この季節になると、喉の奥がイガイガし始めるので、再発しないように…「あっ！加湿しないと！」「咳払い、しないようにしよう！」などと気をつけています。

実は、初めて診断された時、咳のし過ぎで、肋骨にヒビが入っていたのです。

喉も胸も痛い～季節になりました。