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子どもを対象とした訓練教材を紹介(系列発話編)

| 投稿者: いけだ

今回は、子どもさんの訓練の時に使用する教材を紹介します。

訓練は子どもさんにとって苦手なことにトライ場でもあります。
教材によって学習意欲がうんと上がることがあるので、教材選びはとても重要な視点です。

子どもさんが喜んでくれればそれで良いかというとそうではありません。
楽しすぎて指示が入りにくくなったり、次の課題に切り替えにくくなってしまうこともあるので、
効果的な学習を目指していろいろな視点で考える必要があります。

話しことばを2~3語つなげてお話できるようになったお子さんに対しては、時間の流れに沿って順番に説明するという課題を実施します。

絵本等も用いて行うこともあり、最初は〇役、△役と役割を言語聴覚士と分担しながら要約できるようになることを目指します。

絵本を選ぶ視点としては、繰り返しが多いパタン的な方がセリフが覚えやすいので、「ノンタンぶらんこのせて」「おおきなかぶ」「ぞうくんのさんぽ」等を使用しています。

下記の写真は、浜松でお世話になった療育園の園長から紹介してもらった木のおもちゃの教材です。木で作られたおもちゃっていいなと改めて実感しています。

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おおきなかぶでは、指で操作して動きをつけながら「うんとこしょ、どっこいしょ」と子どもさんと声をそろえます。
ぞうくんのさんぽでは、最後の池に落ちる場面を「うわぁー」「どっぽ~ん」と子どもさんと一緒にキャッキャ言いながら楽しんでいます。

他にもペープサート、お面、パペット人形等も使うことがあります。

下記は100円ショップで売っていた指人形。素晴らしい!!!
見ているだけでワクワクしてきます。

何役がいいかな? クマ役と魚役がいいな!!!

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