5月の季語から・・・ホトトギス
| 固定リンク 投稿者: いくい
こんにちは! 5月も後半になりました。昨年は、この季節に若葉が「萌える」ということばのことを書きました。新緑が美しい季節です。5月の季語に、「ホトトギス」があります。
織田信長:鳴かぬなら殺してしまえホトトギス
豊臣秀吉:鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス
徳川家康:鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
三人の天下人の性格を、ホトトギスを題材にして後世の人が詠みました。(それぞれ本人が実際に詠んだ句ではないようです)。
実は、ホトトギスといえば、もうひとつ・・・
鳴かぬなら それもまた良し ホトトギス
これは、松下電器(現在のパナソニック)の創業者の松下幸之助さんが生前に読んだことで知られています。上の3人の天下人の句に対抗して詠みました。なんだか寛容で、自然体で、良いなあ~。
ちなみに、現代では、織田信長の子孫として有名なフィギュアスケートの織田信成さんがもっと自然な句を披露しています。
鳴かぬなら それでいいじゃん ホトトギス
良いよね~・・・。無理が無くて・・・。ゆる~い感じで・・・。
ただし、これは、平和な世の中でこそ言えることです。
「それでいいじゃん」「それもまた良し」と言えるような、平和な日々を心から願っています。