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書きことばによるコミュニケーション

| 投稿者: いけだ

2年生の前期から「聴覚障害」「失語・高次脳機能障害」「発声発語障害」等の専門科目が開講されます。

4/8に私が担当する「言語発達障害学Ⅰ」の初回講義がありました。

 

授業については、またの機会にご報告しますが、

今回は2年生がたくましく成長している様子について熱く語ろうと思います。

 

コミュニケーションには「話しことば」も用いますが、

「表情」「身振り」「文字」等も用います。

 

授業に関することで、2年生と何度かメールのやりとりをしたのですが、

2年生の文字(書きことば)を用いたコミュニケーションは一方通行ではなく、

私を安心させる相互的なやりとりが成立していました。

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授業に関することで、2年生と何度かメールのやりとりをしたのですが、

2年生の文字(書きことば)を用いたコミュニケーションは一方通行ではなく、

私を安心させる相互的なやりとりが成立していました。

 

例えば、

「Moodle(ムードル)に講義資料をアップしました」と受講者全員にメールでお知らせすると、

それぞれから「確認しました」「承知しました」等、すぐに返信が戻ってきます。

 

メール提出の課題におけるやりとりの中では、

「お手数をおかけ致しますが、ご確認のほどよろしくお願い致します 」等のように丁寧なことばを添えてくれる学生さん、

また、「修正していただき、ありがとうございます。かなり悩んだので助かりました」等と自分の状況をしっかり説明してくれる学生さんもいました。

 

「Moodle(ムードル) にちゃんと資料がアップされているかしら」「資料がアップされたことに気がついているかしら」「修正案を提案して嫌な気持ちなっていないかしら」等と心配している私にとっては、2生生から届くお返事は安心材料となります。

 

2年生の書きことばによるコミュニケーションを評価をするとしたら、

「生活場面における般化」欄には、「+(プラス)」と記録します。

 

先週、1年生の担当学生さんから、入学したての大学生とは思えないような立派なメールが届きました。

 

生井先生のブログにもありましたが、1年生も「フレシャーズゼミ」の授業で、

メールの書き方を学んだようで、担当教員に面談のアポイントを取るというメール実践演習の課題でした。

 

2年生は、1生次にこのように授業で習い、1年間、教員とのやりとりの中で指導を受け、

あのような素晴らしいメールによるコミュニケーションができるようになったことがわかりました。

 

本専攻は新設なので、教育システムについて心配されている方もいらっしゃると思いますが、

ST養成経験が豊富な先生がたくさんいますので、ご安心ください。

今回取り上げたメールによるコミュニケーション指導のように、

現場に出た時に何が必要かを逆算して1年生から計画的に指導を行っています。

 

臨床においても意識をしていることですが、

時々、立ち止まって、どれだけ成長したか、変わったか等について、

ご本人やご家族と振り返る機会を大事にしています。

 

学生さんも「頑張れ」「頑張れ」だけでは、ガソリン切れになってしまう可能性もあるので、

時々、自分の成長を実感する機会を持ち、パワーを注入したいと思っています。

 

この調子でコツコツ確実に階段を上って成長していきましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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