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困っていることは病院でも施設でも同じ

| 投稿者: うちやま

Presentation_pc_woman2私は月2回、大田区の施設で、施設に通所されている方のお食事についての助言や支援をしています。

その施設で働くスタッフの方々に、施設利用者の方の食事やコミュニケーションに関して、普段どんなことに困っているのかアンケートをとりました。

多かった意見は・・・「食事でむせる」「食事を食べてもらえない」

食事でのムセや食事の拒否、この対応は本当に難しい…と私も病院に勤めていて常々感じていたことです。私はこれまでに病院での勤務経験しかありませんでしたが、病院でも施設でも、同じことで困っているんだということを確認できました。人それぞれに症状や反応が違っていて、『こうしたら良い』という正解があるわけではないので、とても悩ましいところです。

ただ、言語聴覚士として、施設のスタッフの皆さんにお伝えできることもあります。

スタッフの方を対象としたレクチャーの機会に、食事でのムセについて、なぜむせるのか、どういうものがむせやすいのか、どういう対応ができるのか、といった内容を飲み込みの仕組みをもとに説明しました。また、食事の拒否の理由として考えられることや食事の支援で大切なことを、いくつかの資料を引用して紹介しました。

お伝えした内容を「早速やってみます!」と言って下さったり、「こういうときはどうしたら良いですか?」と声をかけてもらったり、これまで以上にスタッフの方々との関わりが増えています。地域での活動を通して、言語聴覚士のことをもっと知ってもらうことも大切だと改めて感じました。

「STに相談してよかった!」と思ってもらえるように、これからもより良い支援を目指して頑張ります

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