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コンビニでも買える嚥下に適した食品

| 投稿者: うちやま

先日のブログでは、市販されている嚥下(えんげ)調整食について紹介しました。

「嚥下調整食」とは、噛む力や飲み込む力が弱くなった方に対して、食事の形態や硬さ・まとまりやすさなどを調整して提供される食事のことです。

「かまなくてもよい」「舌でつぶせる」といった表示のあるレトルト食品や、混ぜるだけで水分にとろみが付けられるとろみ調整剤などがスーパーやドラッグストアで手軽に購入できます。

実は、嚥下調整食として特別に用意された食事でなくても、普段皆さんが食べているものの中に、飲み込む力が弱くなった方でも食べやすいものが色々あります。

Sweets_cup_ice_cream例えば・・・お豆腐、マグロのたたき、粒のないポタージュスープ、アイスクリーム、プリンなど。

これらには、軟らかくて、なめらかで、口の中でまとまりやすい、といった嚥下に適した特徴があって、噛む力や飲み込む力が弱くなっても、比較的食べやすい食品の一例です。

特に「アイスクリーム」や「プリン」は、口当たりが良いので食欲のないときにも食べやすく、高カロリーで、コンビニでも買えるため、患者さんによくご紹介していました。

反対に、パサつきやすいもの(例:パン、焼き魚、ゆで卵など)、べたつきやすいもの(例:お餅、お団子など)、繊維の強いものや噛んでまとまりにくいもの(例:ごぼう、かまぼこ、ナッツなど)では、口の中やのどに食べ物が残ってしまったり、なかなか飲み込めなかったりする場合があるので、注意が必要です。

また、同じ食材でも、調理方法を工夫することで、食べやすくなるものがたくさんあります。

例えば、じゃがいも。

そのままふかすとパサパサして食べにくいけれど、つぶしてマヨネーズと和えたマッシュポテトにすれば安全に食べられることがあります。

言語聴覚士は患者さんの飲み込みの力を評価していますので、『その方がどのようなものであれば安全に食べられるのか』を判断できます。

身近なちょっとした工夫も、管理栄養士さんと協力しながら患者さんやご家族にアドバイスしていますよ

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