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言語聴覚士に求められる資質

| 投稿者: わたなべ

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あっという間に師走に突入しました。今年も残すところ、あと1か月ですね。有終の美を飾ると言いますが、良い一年であると思えるように、これからの一か月を丁寧に過ごしたいと改めて思いました。

 

さて、子どもの言語発達障害の授業をしていたときに、ある学生から、こんな質問(感想)をいただきました。

「子どもを相手にする言語聴覚士になりたいけれど、子どもを産んだことも育てたこともないので、不安です」

お気持ちはよくわかります。それだけ真剣に考えている証でもありますよね。まだ先のこととはいえ、立派な態度だなと感心しました。

この学生さんには、私は次のようにお返事しました。

「私たち言語聴覚士が対象とする方の多くは、障害をもっています。それでは、相手と同じ障害がなければ、その方に対して私たちはお世話することができないと、考えますか?」

もちろん、「No」「いいえ」ですよね。

 

それでは、言語聴覚士に求められる資質は、何でしょうか?

もちろん、専門的な知識や技術もあると思います。そして、ほかにもたくさんあると思います。そもそも「答えが一つと決まっていない」問いと思います。

求められる資質が何であるか?

それを模索し始めた時点で、資質を持ち始めていると私は考えます。

 

新めて問います。

プロフェッショナルとは何か?

皆さんなら、どう説明されますか?

 

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