休み前の申し送り
| 固定リンク 投稿者: うちやま
今年も残すところあと5日となりましたね~
学生の皆さんは本日が授業納め、明日から待ちに待った冬休みになります。では、言語聴覚士の年末年始の休みはどうでしょうか。
言語聴覚士は様々な病院や施設に勤務しています。施設によっては、年末年始がお休みのところもあれば、交代で出勤してリハビリテーションを提供しているところもあります。
私が勤務していた病院では、年末年始の12/29-1/3は冬季休業でした。休業といっても、入院患者さんはおられますから、交代でST1名が出勤し、患者さんの言語聴覚療法を行っていました。
そのため、冬季休業前にはST全員で患者さんの申し送りを行い、担当患者さん以外の対応もできるようにしていました。
では、何を申し送りするのか…というと
自分の担当患者さんの治療に関する情報や、言語聴覚療法に関する評価内容、休み中に必要な対応などです。これらを全員で共有します。
各STのそれぞれの患者さんのこととなると、その人数も非常に多くなります。
そのため、申し送りの際には、必要なことを端的にまとめて伝える力が必要となります。また、他のSTが言語訓練を実施する場合、患者さんが混乱されないように、STには課題内容だけでなく、目的や具体的な手続きも伝えておく必要があります。
私は患者さんの状態をしっかり把握し、他のSTがカルテをみても分かるように記録することを心がけていました。申し送りもカルテ記録も、最初は時間がかかりますが、日々の積み重ねが大切
こういった申し送りは、年末年始に限ってではなく、自分が休む際には、必ず行っていました。
入院されて間もない方が多い病院でしたので、短期間に患者さんの状態が変化することもあります。他のSTに申し送り、必要な対応ができるようにしておくことは必須でした(職場によって方法は多少、異なると思います)。
このように病院や施設では、患者さんが適切な支援を受けることができるよう、ST間でも常に連携を取っているのですよ