わさび抗菌、抗寄生虫作用
| 固定リンク 投稿者: よしはら
食事の中でふと興味を持ったことに「わさび」があります。わさびが抗菌作用や、抗寄生虫作用有することは以前より知っていましたが、何がきっかけで刺身などに添えるようになったのか不思議です。かなり昔のテレビ番組でアニサキスに対して、わさび醤油、酢醤油、醤油単独だったかその効果について検証していました。わさびの皿が効果絶大でした。
素人ながら少し調べてみると、わさびはアブラナ科に属していて、日本の本わさびと西洋わさびとがあり、更にわさびは沢(水)わさびと畑わさびに分かれ前者は静岡、長野が主産地、後者は岩手県ということです。本わさびはアリルイソチオシアネート(AITC)が抗菌作用有しO-157やカビ類にも有効です。魚の匂い消しや保存のためにも良く、抗寄生虫効果が頭をよぎり、刺身などふるまわれるとついついびっくりするほど多様してしまいます。さび抜き寿司などもってのほかと思いつつ、子供であろうと決して頼まないような精神性になってしまいました。またアミラーゼも含んでおり消化の助っ人になっています。人類で一体だれが最初に山のわさびと海の魚を合体させたのかやはり興味あるところです。わさびを偶然入れたら病気にならず、そのまま食した漁師や村人は病気になった??など何かきっかけはありそうです。
一方の西洋わさびはローストビーフやステーキには欠かせません。西洋わさび(ホースラディッシュ)にもAITC抗菌作用はありです。またホースラディッシュにはペルオキシダーゼなる酵素があり、免疫組織学でお馴染みの酵素抗体法に用いられています。西洋わさびは国内では北海道が産地で山わさび(アイヌわさび)と呼ばれています。また本わさびは食する前にすりおろすのがベストととのことです。気になってネットで調べてみると、既製品の練りわさびで「本わさび使用」表示は本物が50%以上の含有、「本わさび入り」は50%未満ということがわかりました。また「生わさび」と記されているのは本わさびと西洋わさびのミックスということです。あまり知らずに購入していましたが、今度は表示をよく見てみるつもりです。