専門家には口を出すな?
| 固定リンク 投稿者: わたなべ
全国的にコロナウイルスの新規感染者数が激減し、観光や外食等の機運が盛り上がってきましたね。紅葉狩りにお出かけしたい気もしますが、私は、観光はもう少し慎重にしたいと思っております。この写真は、数年前に私が撮影した紅葉です。時々見返しては感傷に浸っています。
さて、昨日、生井先生と学生時代について雑談をしていた際に、「廃用症候群の『廃』は、やまいだれではない、と学んだのよね」と言われ、ドキッとしました。「廃用症候群」のイメージから、てっきり「疒 」(やまいだれ)の部首だと私は思い込んでいたからです。ただし、手書きで書いたことがなかったため、今まで私は誤字を書いたことは多分ないと思います。ワープロでは自動的に正しい漢字に変換されるので、便利ではありますが、漢字を正確に覚えられないことがありますね。たとえば「薔薇」は容易に変換できますが、私は手書きすることはできません。便利は不便な側面もありますね。
ちなみに、「疒 」(やまいだれ)の「癈」という漢字は、存在しているようです。發は発の旧字(発は發の略字)です。
言語聴覚士の養成校時代に、耳鼻咽喉科の医師から「咽喉の『喉』は、真ん中に縦棒が入らないので気をつけるように」と教わりました。天候の「候」は真ん中に縦棒がありますが、咽喉の「喉」は縦棒がありません。「言語聴覚士で、この漢字を間違って書いたら、モグリだと見なされて恥ずかしいよ」と耳鼻科医師から言われたので、絶対に間違わないようにと今でも気をつけています。
一般的な用語でも、よく間違われやすい漢字がありますよね。たとえば「専門」が正しい漢字ですが「専問」と間違われやすいですね。混同しないように「専門家には口を出すな」と覚えるように、学生時代に習った記憶があります。専門の「門」には「口」が無いわけです。
正しい日本語、正しい専門用語を用いるように、気をつけたいものですね。