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武田節

| 投稿者: うちやま

前回、患者さんとの日常会話のきっかけとして『地元を知ること』についての記事を書きました。

山梨の病院で働いているときに、患者さんから教わったことはたくさんあります。甲州弁、美味しい「ほうとう」の作り方、旬の果物やブドウの品種にも詳しくなりました。

そして、地元の方なら一度は耳にしたことがある『武田節(たけだぶし)』

 

Takeda_shingen甲斐の戦国大名・武田信玄を題材とした民謡調の歌謡曲で、1961年に三橋美智也さんが歌ってヒットしました。山梨県内では小中学校の運動会で用いられたり、甲府駅の発着メロディーに採用されたりしていて、地元では馴染み深い一曲です。

この曲が始まると、自然と口ずさみ、手拍子が入り、場の一体感が生まれます。

私は学生の時、臨床実習中に患者さんからこの曲を教えてもらい、独特の節回しや途中に入る風林火山の詩吟を一生懸命練習した覚えがあります。

〽 甲斐の山々 陽に映えて われ出陣に 憂いなし ・・・

この歌いだしで始まる武田節は、言葉も意味も難しいのですが、歌詞の中には「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という武田信玄公の格言が織り込まれています。

日本各地に民謡や昔から歌い継がれている唄があります。東京なら『東京音頭』でしょうか。

ぜひ、皆さんの地元の唄を調べてみてくださいね

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