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対面授業開始

| 投稿者: よしはら

Kamata1

10月も終わりに近づき、11月に向かって少々寒い日も感じられる季節になりました。1年が経過するのが年々早く感じられるようになったのは年齢的なものでしょうか?幼年期、学生時代と時間の経過は同じはずですがあくまで感覚的なものです。10月はようやく授業がオンラインから対面となり、学生さんの反応が分かるようになりました。ST専攻での耳鼻咽喉科や神経内科など基礎・臨床系の内容は複雑で理解・記憶は短時間では困難です。反復してその都度理解、記憶し、実際に卒後STとして働き始めて意味が分かってくると思われます。なるべくわかりやすい授業になるよう工夫しているところです。

数日前にある出版社から「言語聴覚士のための基礎知識ー耳鼻咽喉科学」の第3版製作のための分担執筆依頼が来ました。第1版の第1刷りが2002年、第2版が2007年ですので、かなり歴史のある参考書となります。締め切りに遅れないよう、2022年中には発刊できるものと思います。

コロナ禍、現在は嘘のように平穏になっていますが、これからのハロウィン、クリスマス、忘年会など気を付ける関門はいくつかあります。まだ先ですが正月のお餅は、高齢者にとって窒息のリスクが、2月の節分では幼児にとって気管支異物のリスクが挙げられます。高齢になると咀嚼・嚥下力の低下、唾液分泌量の低下により咽頭・喉頭部での餅による閉塞・窒息が、乳幼児にとって節分で多く用いられる豆やピーナッツは気管支に入りやすく、腐食していくもので重篤な肺炎になり致死的になる可能性があります。とくに右主気管支は角度的に、左よりも入りやすい状態です。乳幼児のいる耳鼻咽喉科医の家ではまず豆類遠ざけている傾向が大です。私も子供が小さいころはピーナッツの類は全く購入しなかった記憶があります。

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