言語聴覚士を目指す君へ | 東京工科大学 ST なるにはブログ

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2021年10月

2021/10/29

対面授業開始

2021/10/29 専攻紹介 | 固定リンク

Kamata1

10月も終わりに近づき、11月に向かって少々寒い日も感じられる季節になりました。1年が経過するのが年々早く感じられるようになったのは年齢的なものでしょうか?幼年期、学生時代と時間の経過は同じはずですがあくまで感覚的なものです。10月はようやく授業がオンラインから対面となり、学生さんの反応が分かるようになりました。ST専攻での耳鼻咽喉科や神経内科など基礎・臨床系の内容は複雑で理解・記憶は短時間では困難です。反復してその都度理解、記憶し、実際に卒後STとして働き始めて意味が分かってくると思われます。なるべくわかりやすい授業になるよう工夫しているところです。

数日前にある出版社から「言語聴覚士のための基礎知識ー耳鼻咽喉科学」の第3版製作のための分担執筆依頼が来ました。第1版の第1刷りが2002年、第2版が2007年ですので、かなり歴史のある参考書となります。締め切りに遅れないよう、2022年中には発刊できるものと思います。

コロナ禍、現在は嘘のように平穏になっていますが、これからのハロウィン、クリスマス、忘年会など気を付ける関門はいくつかあります。まだ先ですが正月のお餅は、高齢者にとって窒息のリスクが、2月の節分では幼児にとって気管支異物のリスクが挙げられます。高齢になると咀嚼・嚥下力の低下、唾液分泌量の低下により咽頭・喉頭部での餅による閉塞・窒息が、乳幼児にとって節分で多く用いられる豆やピーナッツは気管支に入りやすく、腐食していくもので重篤な肺炎になり致死的になる可能性があります。とくに右主気管支は角度的に、左よりも入りやすい状態です。乳幼児のいる耳鼻咽喉科医の家ではまず豆類遠ざけている傾向が大です。私も子供が小さいころはピーナッツの類は全く購入しなかった記憶があります。

2021/10/28

ゼロから教えます・・・学習支援センター

2021/10/28 専攻紹介, 大学紹介 | 固定リンク

Photo_20210820092401 こんにちは~! 

 

言語聴覚学専攻の入学を検討している方もいらっしゃるかと思います。 よく尋ねられるのは、文系でも大丈夫か?ということです。 言語聴覚学そのものについては、理系とか文系とか関係ありません。というよりも両方必要です。あ・・・ますます不安にしてしまったでしょうか? 

大丈夫です。 

東京工科大学では、わかりやすい授業の工夫、個々人に合わせたサポート、少人数制のサポート、多数の教員によるサポートなどなどサポート体制が整っています。それに加えて、今日は特に学習支援センターをご紹介します。数学、生物、物理、英語、文章技法、コンピュタリテラシーなどについて、基礎の基礎から・・・1どこからゼロから教えてもらえるところです。友人と一緒でも、ひとりでも訪ねていけます。先生がマンツーマンでていねいに教えてくれます。苦手というよりも「ちんぷんかんぷん」の全くわからなかった学生さんも、このセンターに通いたくなり、理解が進むと勉強が楽しくなり、結果、授業科目に合格して進級していきます。 

明るくて開放的な雰囲気の教室です。先生方は慣れていらっしゃるので、どんな学生さんでも「ウエルカム」です。 

本専攻でも「生理学」について、この学習支援センターを利用した学生さんがいます。本人は「自分は文系だから・・・理系の授業がわからない。苦手」と思っていたとのこと。それでセンターを利用することにしました。「生理学」で良い点をとるのは簡単ではありません。でもこの学習支援センターに行った学生さんは優秀な成績をおさめることができました。「わからない。苦手」のはずが、「わかるようになると、勉強するのが楽しいし、面白くなりました」と話してくれました。 

文系だから・・・理系だから・・・ということが不安で、大学入学をためらっている方は、どうぞご心配なく。ただし、大学に入ったら、勉強はたっぷりすることになります。でもいろんなことを学ぶのって楽しいですよ。言語聴覚学は学べば学ぶほど面白くなってきます。間違いないです。 

大学で言語聴覚学を学ぶ日々をお楽しみに~。 

2021/10/27

越後一会

2021/10/27 つぶやき | 固定リンク

Nurse_idea

先日、患者として大学病院に数日お世話になりました。

担当してくださった看護師さんと何気なく雑談していた際に、お互いに郷里が同じことが判りました。

打ち解けてさらに会話を続けたところ、とてもビックリしました。なんと、彼女は私の前任校(関東圏外の地方大学)の卒業生だったのです!在学・在籍時代におそらく直接的な接点はなかったのですが、もしかしたら共通科目で間接的に接点があった可能性はあります。

ともあれ、なぜか急に気まずい感じになってしまい、それ以上は身の上話を続けることはできなくなってしまいました。旅先の恥のかき捨てではないですが、まったく知らない相手という安心感があると、つい気軽に話してしまうところがあるので、気を付けないといけませんね。

世間は本当に狭いですね!このような経験は、私は人生で3回目です。皆さんは、こんな奇跡的な出会いはありますか?

ちなみに、今日のブログタイトルは、同じ出身の県民にしか通じないダジャレです。

お年寄りたちは「い」と「え」の区別がつかない県民なのですね。発音や聞き取りだけでなく、音読・書字も混乱します。私の両親もそうです。ですので「鉛筆」が「いんぴつ」、「英語」が「いいご」、「越後」が「いちご」になります。面白いことに「い」→「え」の混同はないようです。「え」→「い」の一方通行の混同ですね。

 

 

2021/10/26

言語聴覚士の今についてご講演いただきました

2021/10/26 専攻紹介 | 固定リンク

言語聴覚学専攻では、STスキルズ ミーティングという専攻内の勉強会を実施しています!

前期に簡単に紹介したものの、これまで、まったくお話することがなかったですね~~

STスキルズ ミーティング は、2~3週に1回、1時間程度の任意参加の勉強会です。大学生として、そして社会人や言語聴覚士として知って欲しい内容を勉強会で取り挙げています。

例えば「大学での学修​の進め方」「スケジュールの管理の仕方」「国家試験ってどんな内容なのか」「国家試験に向けて今からしておくとよいこと」「3~4年次の臨床実習ってどんなことをするのか」「病院見学や病院実習の1日」など

言語聴覚療法に関する臨床の内容や、臨床見学や臨床実習、就職に向けて必要な知識やスキルなどを話題としています。そうだ海外の先生にZoom Lecture してもらったこともあります。

こういうことって履修科目の中では、ゆっくり時間をとって話ができなかったりしますから。

でも実は1年次に知っておくと、勉強している内容が理解しやすかったり、関連させて納得することができたり、学んでいく上でも良かったりすると思うんです~。

Online_kaigi_womanこんな思いもあって 言語聴覚学専攻では、前期から定期的に実施しています。

つい先日の ST スキルズ ミーティングでは、日本言語聴覚士協会の副会長の長谷川先生にZoomでお話をしていただきました

 

「言語聴覚士のこれまでと未来」と題して、 言語聴覚士の歴史や活躍領域、言語聴覚士の需要、言語聴覚士を取り巻く環境の変化など、今の言語聴覚士の状況を分かりやすくお話いただきました。そして、ST領域の今後の展望や、学生さんに向けてのアドバイスなども 

きっと1年生には難しい所もあったかもしれませんが、自身が目指す職業の現状を知ること・感じることができたのではないかなぁと思います。

長谷川先生にお話をしていただいて、将来の仕事について少し考える機会がもてたのはないかと思います。長谷川先生、貴重なお話をありがとうございました。

2021/10/25

コミュニケーションを考えるきっかけ

2021/10/25 言語聴覚士 | 固定リンク

Music_rajikase言語聴覚士1年目4月に、先輩と一緒に担当したある患者さん。

 ★ちょっと補足★ 施設ごとに異なるのですが、一般的には、新人STには先輩STが指導・助言役としてついてくれます。新人のうちは、先輩に相談しながら患者さんを担当するんですよ。

さて、その方は50歳代の男性で、サッカーの試合中に倒れて心肺停止となり緊急搬送された方です。私が担当についたときは、いわゆる寝たきりの状態で入院されていました。

時々目が開いていたり、唸り声のような声が聞こえたり、全く反応がないわけではありません。ただ、自分から身体を動かしたり、言葉を話したり、頷いたり、ということは難しい状態でした。

奥様が毎日来院され、献身的に付き添い、声をかけられていました。

口からの食事は難しいため、鼻からのチューブで栄養を摂っていました。人の口の中は唾液でうるおいが保たれていますが、実は食べていない期間が長く続くと、口の中は乾燥して汚れやすくなります。口の中の汚れによって細菌だらけになった唾液を誤嚥(ごえん=誤って気管に入ってしまうこと)してしまうと、肺炎になってしまう危険があります。

この患者さんに私は、言語聴覚士として口腔ケアをしたり顔面周囲のマッサージをしたり、声掛けをして反応を引き出したり、といった関わりを行っていました。もちろん、病棟の看護師や奥様と協力しながら・・・

ある時、奥様がご自宅からCDラジカセを持参されました。患者さんは長渕剛さんのファンで、自宅や車の中でよく聞いていたそうです。曲を流してみても、患者さんの反応はみられず、変わりませんでした。

そこで、私が唯一知っていた「乾杯」を奥様と一緒に歌ってみました。

そのとき!!なんと患者さんは目を開けたのです。そして、目から涙が流れました。その姿に「ちゃんと声は届いているんだなぁ」と感動したことを強く覚えています。奥様も一緒に涙されていました。

言葉を交わすことだけがコミュニケーションではありませんね。

思うように伝えることができない患者さんの声を聞くこと……言葉だけでなくその方の思いを周りの方につなぐこと……これも欠かせないコミュニケーションだということを、新人STの私に教えていただいた患者さんでした。言語聴覚士として常に大事にしていきたいなと思います

2021/10/22

美しい蒲田キャンパス

2021/10/22 専攻紹介 | 固定リンク

Kamata1 

ここ数日急に涼しく、というより寒くなった感があります。昔より日本は春夏秋冬がはっきりしていて四季折々の風景と、食材、着るものも程よい回転をしていました。昨今は一番過ごしやすいはずの春、秋の期間が短くなり、いきなり夏・冬といった印象です。地球の気候変動、間接的には関係するかもしれない新たなウイルスの登場、など受身的に対応を迫られることが続いています。ただ、様々な脅威もこれまで人類はうまく対応し、乗り切っているようにも思います。今後もそうなることを期待しています。                                            急に身近な話題にトーンダウンしますが、再開したTVドラマのDOCTORXみていたところ、蒲田キャンパスの建物が再び大学病院として映りました。私の母校の大学のレンガ作りの旧病院(昭和53年~今年10月の間は医学部研究棟として使用)も使用され、蒲田キャンパスとの合成写真まで登場、何となく楽しい気分となりました。

現在はコロナ禍は一旦、なりを潜めていますが、インフルエンザの季節も重なってきました。昨年インフルエンザの流行が極めて低かったため今年~来年は流行する可能性があります。コロナワクチンと一定の期間を開けてインフルエンザワクチン接種が必要になります。発熱した場合両者の鑑別はすぐには困難で病院側も対応が困難になる恐れがあります。ワクチン接種とこれまでどおりマスク、手洗い、密を回避する自衛にも努めることが大切です。

2021/10/21

検査でのコミュニケーション技術:メガネをとる=メガネをかける???

2021/10/21 専攻紹介, つぶやき, 言語聴覚士教育 | 固定リンク

 _ こんにちは。

先日、健康診断をうけました。

視力検査のところに来ました。

 

私「メガネを持ってきていますが、どうしましょうか?」

検査担当者「では、メガネをとって(て)ください」と小さく聞こえた。

私「はい。わかりました」と私はカバンを横に置きました。

検査担当者「メガネをとってください」とまた小さく聞こえた。

私「え?」

隣にいた検査担当者が大声で「だからメガネをかけるの!メガネかけて!」

私「すみません・・・」とメガネをカバンから取り出して、メガネをかけて視力検査をしました。

 

こんな簡単な場面のはずなのに・・・誤解の無いようにコミュニケーションするって・・・簡単ではないのですね。

この場合、「メガネをかけてください。裸眼ではなく、メガネをかけた状態で視力検査をします」といえば、誤解することはありませんでした。怒鳴られる必要もありません。安心して円滑に検査を受けることができたでしょう。残念・・・

 

メガネをとる・・・といえば

  • メガネをかけずに取ったまま(はずしたまま)にする
  • メガネを(カバンから)取り出す

などの意味があります。

 

これは健康診断でしたので、検査担当者は不慣れなかただったのかもしれません。

医療現場で患者さんに対して検査をする場合、患者さんが不安なく安心して検査を受けられるようにします。私たち医療者は細心の注意をはらい、コミュニケーション技術を駆使します。検査をするときの患者さんへの声のかけ方から、どのようなことばを使うのかなど、吟味します。

検査技術には、ただ検査マニュアルに沿ってただしく検査をするということだけでなく、こうしたコミュニケーション技術が必要なのです。言語聴覚士にも必須の技術です。言語聴覚学専攻の4年間でしっかりと学んで技術を身に着けていきま~す。

 

2021/10/20

深く掘るには幅がいる

2021/10/20 言語聴覚士, つぶやき | 固定リンク

Fuji

急に肌寒くなってきましたね。秋と冬が共存しているような感じですね。

さて唐突ですが、皆さんは「めざしの土光さん」をご存じでしょうか?土光敏夫さんです。昭和時代の実業家で、大企業の社長・会長を歴任し、経団連の会長にも就任されました。徹底した合理化、質素な生活ぶりで知られ、国の行政改革についても答申をまとめ、三公社(国鉄、専売公社、電電公社)の民営化を提唱しました。その結果、国鉄はJRに、専売公社はJTに、電電公社はNTTに、それぞれ民営化されました。ご自身が質素な生活を徹底されたからこそ、国にも大きく物を言うことができたわけです。

土光さんは製造畑エンジニアリングの専門家として猛烈に働き、合理的な経営手腕も発揮しました。彼が語った「深く掘るには幅がいる」という言葉は、いわゆる「専門家」を自称する我々にとって、大切にしないといけないことばと思います。

彼は、専門家が自身の分野ばかりに特化することを危惧しました。「(専門領域について)本当に深まるためには、隣接の領域に立ち入りながら、幅を広げていかなければならない。深さに比例して幅が必要となる」と語ったそうです。

いわゆる「専門馬鹿」ということばがありますが、専門以外の社会的常識を身に着けることはもちろんのこと、むしろ専門性を深める(高める)ためにこそ、幅を広げないといけない、という考えは、本当に金言ですね。

考えてみれば、穴を掘るだけではなく、山を高く積み上げるときにも、幅が必要ですね。すそ野が広いからこそ高い山になります。すそ野が狭い山は、いくら高くてもいずれ崩れるかもしれず、危ういですね。

 

言語聴覚士の専門領域は、元々学際的な性質があるため、我々言語聴覚士は、特に関連領域について幅広く学ぶことが大切であることを、日々実感しています。

1年生のときには、特に基礎教育科目、専門基礎科目の比重が大きいです。専門科目でないからつまらないとか、身が入らないなどと言わず、何でも楽しく学んでいきたいものです。人生に無駄なものは一つもありませんので。もちろん、大学の授業以外のことも、いろいろと学びたいですね!

いろいろなことに対して知的好奇心が旺盛な方にこそ、言語聴覚士を目指してほしいと思っています。また、言語聴覚士になったあとも、様々なことについて探求心をもって接していきたいものですね。

2021/10/19

そういえば整理券

2021/10/19 つぶやき | 固定リンク

1_20211019155701 「東京にはぁ~、コレ、もう無いやろ?」 

 先日、実家の家族からこんな写真が送られてきました。

 なんだかわかります?

 中央の箱には整理券と書かれ、切符みたいな紙がペロリンと出てます。

 

懐かしいなぁ~、昔はどのバスも整理券だった…。

後ろのスコップも気になりますね。確かに箱の付近にスコップや箒が立てかけてあったなぁ~

都内では、このレトロ感あふれる整理券の箱は見かけなくなりましたねぇ。

う~ん、学生さんは整理券バスの乗り方は分かるのかしら?

乗車した整理券番号で運賃表の料金を確認するわけですが、後ろの席に座ると、いつも目をこらし運賃を確認したり、お釣りがないようにお金を準備したり、両替のタイミングを見計らったり、

乗車中はハラハラしていた記憶があります

「乗車したら、整理券とって番号と運賃表確認して、お金を準備して、運賃箱に入れて降りる」

こう考えると、整理券バスの利用は、患者さんにとっては確認すべき行程の多い行動ですねぇ。

今はICカードやスマートウオッチでタッチするだけで、ノンビリとバスに乗っていることができるような気がします。

「ICカードでピッ」 誰もが簡単にできる行動に……利用しやすく便利になったもんです

2021/10/18

元気の源

2021/10/18 言語聴覚士 | 固定リンク

言語聴覚士は、「食べること」や「飲み込むこと」が難しくなった摂食嚥下(えんげ)障害の患者さんに対する支援を行っています。摂食嚥下障害の原因やその症状は様々です。言語聴覚士は飲み込みに関する評価をするのはもちろんのこと、医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士など多職種との嚥下チームで、カンファレンスをしながらリハビリテーションをすすめていきます。

私が担当したある患者さんは、重度の嚥下障害で口から食事を摂ることが難しく、鼻から胃までチューブを入れて栄養を摂っていました。そして、主治医の指示のもとに、言語聴覚士の訓練のときだけ、口から数口食べる練習をしていました。

患者さんの嚥下機能に合わせて、トロミのついたお茶やゼリーで訓練をしていましたが、あるとき患者さんからこういわれました。

「こんなもんじゃ、食べた気がしない。せめて毎朝飲んでいたあれが飲みたい。」

その患者さんは毎朝栄養ドリンクを飲んでいたそうです。「あれが元気の源だ」とお話されていました。

私は患者さんの希望を病棟の看護師と嚥下チーム内で共有し、主治医の許可をもらいDrink_energyました。そして、ご家族にお願いして自宅から栄養ドリンクを持参していただきました。

嚥下障害があるため、トロミは必要です。そのままの栄養ドリンクの状態だと、上手く飲み込むことができず、誤って気管に入りやすいのです。危険!

そこでトロミをつけることで、水分の流れがゆっくりになり飲み込みやすくなるんです。何でもトロミをつければよいわけではないので、言語聴覚士が適切な評価をし、必要性の判断が必要なのですよ~

さて、患者さんの元気の源の栄養ドリンク、コップに移してトロミをつけ、安全に飲み込むことができるように私がスプーンで一口ずつ介助しながら、飲んでもらいました。

だんだんと嚥下障害の症状が改善してきたあとは、一旦コップに移してトロミをつけたものを、元の瓶に戻して患者さんにお渡しするようにしました。トロミがついた状態ですが、栄養ドリンクを自分で飲むことは、患者さんにとって大きな楽しみの一つになりました。

その患者さんはリハビリテーションが継続できる別の病院へ転院となり、最終的に普通の食事を食べられるようになったそうです。もちろん鼻から入っていたチューブもなくなりました。

外来受診で病院に来られた際に、元気な姿をみせてくれたことがとても印象に残っています

2021/10/15

風邪、インフルエンザシーズンに近づく

2021/10/15 専攻紹介 | 固定リンク

Kamata1

10月も中旬になり、少しづつ気候も涼しい日が登場してきました。コロナワクチンの進捗とともに、すでにインフルエンザワクチン接種の時期になりました。コロナもワクチンと治療薬の2本立てとなれば、かなり安心できる状態になると予想されます。内服治療薬も取りざたされていますので来年は少し期待が持てます。マスク、手洗い、大声上げて多数の会食会合の自粛は続けるのが安全でしょう。医師とくに耳鼻咽喉科医は昔からマスク着用で診療、鼻出血処置時などは防護フィルター付きマスク着用、手術時はマスクはもちろん感染症合併の方の手術時は防護フィルター付きマスク手術、と若い時から1日中マスク付けても慣れっこにはなっています。以前から常に手術用マスクをつけ手術用帽子をかぶって診療していた先生も結構います。ワクチンと治療薬出ても日常の習慣は今と変えなければ、コロナのみでなくインフルエンザや花粉症の防御にもつながります。                                   

医師の診療と同様に言語聴覚土のみなさんも患者さんと密に接触します。コロナ以外のインフルエンザウイルスや風邪ウイルスの感染予防には常に注意払いたいと思います。                                                      

これからしばらく薄着と多少の厚着と交錯する天候になります。コロナはもちろん、これまでの通常の風邪に罹患しないようにしましょう。通常の風邪でも嗅覚障害や風味障害が出現します。風邪症状で微熱があったりすると、最初にコロナの検査してからでないとクリニックですぐに対応してくれない状況もありますので。

 

2021/10/14

鉄っちゃん - 点と線 -

2021/10/14 つぶやき | 固定リンク

_yakimoti こんにちは!

大学が蒲田駅のそばということから、蒲田駅から物語が始まる「砂の器」という松本清張作の社会派推理小説を紹介しました。

推理小説では鉄道を舞台にしたものは多く、シリーズになっているものもあります。時刻表や路線の乗り換えなどを駆使したトリックを見抜くことで犯人のアリバイが崩される・・・というのが定番です。鉄道を舞台にした推理小説の最高峰のひとつが、やはり松本清張作の「点と線」です。重要な舞台となるのは東京駅です。東京駅では、ホームが何列にも並んでいて、ひっきりなしに電車が停車と発車を繰り返します・・・いや・・・ネタバレになるので、この辺でやめておきます。

鉄道は、こうして小説の舞台になるだけではありません。いろいろな鉄道ファンが多くいらっしゃいます。鉄道マニア向けの本やテレビ番組やネットの情報もあふれるほどあります。さまざまな沿線を舞台にした歌もありますね。鉄道は毎日の通勤に使う身近なものでもありますが、一方見知らぬ街に連れ出してくれる特別な存在でもあります。

1872年(明治5年)10月14日に新橋~横浜間に初めての鉄道が開通しました。10月14日は鉄道の日だそうです。毎年、全国で多種多様なイベントが行われているようですよ~!

2021/10/13

「不思議の国のアリス」症候群

2021/10/13 つぶやき | 固定リンク

Img_20211013_204824

「不思議の国のアリス」症候群をご存じでしょうか?

ルイス・キャロルの文学作品「不思議の国のアリス」は知っている方は多いと思いますが、その名がついた症候群まで知っていたら凄いです!

同作品で表現されている「身体の形や大きさの変動(異常体験)」と同じように、片頭痛の際に幻覚を伴う現象を指す症候が「不思議の国のアリス」症候群です。若年層、特に子供に多く、原因はウイルス脳炎、癲癇(てんかん)など多種で、症候学的片頭痛も伴います。私は子どものころにインフルエンザで高熱で寝込んだ際に、部屋の時計の大きさや秒針の音が突然大きくなったように感じられたことがあり、不思議に思っていました。今思うと、これが不思議の国のアリス症候群だったのかも?と勝手に想像しています。

さて、このような興味深い話を含め、世界の文学作品に描かれた子どもの病気について、小児外科医が執筆した本が、「『不思議の国のアリス』症候群」です。著者は、角田昭夫先生(医学博士、神奈川県立子ども医療センター顧問)です。講談社から1993年に出版されました。

この本との出会いは、私が言語聴覚士の学生時代に学外実習でお世話になった施設に、この本が置いてあったからです。大変感銘して角田先生から直接購入させていただき、サインまでいただきました。今でも大切に保管しています。

第2章 難聴 「神様は手話ができるの?」(トマス・スプラドリー)

第14章 極小未熟児「小さくとも命の花は」(平岩弓枝)

第15章 急性中耳炎「細雪」(谷崎潤一郎)

このように、言語聴覚士に特に関係のあるものも紹介されていて、とても興味深い本です。

病気との対比はしませんが、このほかにも、「若草物語」「カラマーゾフの兄弟」「オズの魔法使い」「羊たちの沈黙」「和解」「悪霊島」「ホテル・ニューハンプシャー」「海辺の家族」など、有名な作品も取り上げられています。

残念ながら現在は新品が入手できず、中古書を購入するしかないようです。

ちなみに大田区の図書館で蔵書検索したところ、「浜竹図書館」の書庫に所蔵されているようです!ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

 

2021/10/12

保護者会を実施しました

2021/10/12 専攻紹介 | 固定リンク

先週末、Taimen_acrylic_business保護者会が開催されました。
新型コロナの感染防止のため、保護者の皆さまに直接お会いする機会は、これまで残念ながらありませんでした

そのため本専攻の教育のことやカリキュラムのことなど、ご説明をすることができなかったのですが……

今回、各学生のアドバイザーから個別にお話をさせていただくことができました

専攻の教育のことや後期の学修支援についてなど、保護者の方に直接お会いして、本専攻の方針をお伝えし、相互に確認しあう機会をもつことができたのは、本当によかったです。

週末にも関わらず、ご参加くださった保護者の皆さま、ありがとうございました。

今後もどうぞご支援をお願いいたします

2021/10/11

ヒカリ新世紀

2021/10/11 言語聴覚士 | 固定リンク

10月になって朝晩は涼しく、やっと秋らしい気候になってきました

秋には美味しいものがたくさんありますが、私が楽しみにしているのは新米🍚

最近はスーパーでも少量ずつ様々な品種を購入できるようになってきましたね~

Flower_ine

タイトル「ヒカリ新世紀」これはお米の品種名です。

鳥取大学農学部で開発された、コシヒカリにルーツをもつお米です。

私はこのお米のことを、ある患者さんに教えてもらいました。

 

その方はお米の専業農家で、従業員を雇ってたくさんの田んぼで米作りをされていました。

脳出血を発症して入院となり、右半身の麻痺と重度の失語症の後遺症がありました。

挨拶や自分の名前を言うのも大変で、周りの様子から判断したり、簡単な問いかけに頷き/首振りで答えたりされていました。

だんだんと言葉の一部が言えるようになってきて、豊かな表情や身振りと絵と文字をフル活用しながら、私に様々なことを伝えてくれました。

ずっと仕事一筋の米農家だったそうで、一生懸命お話しようとされている様子に、奥様はよく驚かれていました。

 

その中の一つが「ヒカリ新世紀」

その方は失語症の影響で「ひかり」という発音が難しかったので「△△△しんせーき」と言われていました。

一番最初に言われたときには何のことかさっぱり分かりませんでしたが、少しずつ推測しながら質問をして見当をつけ、

ご本人と奥様のお話をうかがい、自分でも調べてみて、「ヒカリ新世紀」というお米の品種のことだと分かりました。

以前のブログにも書きましたが、コミュニケーションをスムーズすすめる上で、知っていることが強みになります。

収穫時期が早い品種で、その方の田んぼでは「ヒカリ新世紀」から稲刈りがスタートします。

”今年も稲刈りが始まって忙しくなった”ということを、「しんせーき、はじまった」と教えてくれていました。

 

新米をみると、その方や奥様のことを思い出します

2021/10/08

鼻水について

2021/10/08 専攻紹介 | 固定リンク

Kamata1

 鼻水は鼻汁とも称されますが、前に垂れてくるものを前鼻漏、後ろの方に流れてくるものを後鼻漏と言います。本来、鼻の中(鼻腔)は粘膜で覆われ一定の湿度が必要なため、鼻粘膜下にある鼻腺から水分は常に分泌されています。ただ、炎症などで分泌量が増えると前鼻漏となって垂れてくるため鼻をかむことになります。また副鼻腔炎などでよくみられる後鼻漏はのどに落ちて来て、気持ち悪くなり吐き出したり、一部は飲んでしまったり、さらに高齢者では気管に落下することがあり、誤嚥性肺炎を誘発することになります。                 

 

鼻汁でよく経験する疾患には、アレルギー性鼻炎の代表格である、春先のスギ花粉症、続くヒノキ花粉症、夏にはイネ科の花粉症、秋になりますとブタクサなどの花粉症が登場します。一方で1年中アレルギー性鼻炎症状を示すものにはハウスダスト(HD)、ダニ、犬や猫の皮膚、毛などが原因のものがあります。症状の程度は個人差がありますが、強い症状の患者さんは受験や仕事上で大きな妨げになります。治療法は複数ありますが、抗アレルギーの内服薬、点鼻薬、レーザーなどの手術、減感作療法としての舌下免疫治療などで多くは対応しています。                                     

 

一方で、鼻汁が減少する疾患もあり、鼻の中が乾くのもかなりつらいものです。病気でなくとも冬場の暖房などで部屋が乾燥して、鼻も口も乾いた経験者は多いと思います。鼻づまり感や痂皮付着で鼻出血しやすくなったりします。コロナ禍マスク着用が多いので、花粉症や鼻の乾燥などにはプラスに働きますが、症状強い人はそれでも防ぎきれません。日常生活に支障ある場合は耳鼻咽喉科受診して相談することお勧めします。                                                                PS:口腔粘膜、鼻粘膜にはACE2(アンギオテンシン変換酵素2)が存在しますが、これはコロナウイルスの受容体となっています。マスクをすることや、大声で騒がないとの指導の重要性はここにあります。

2021/10/07

すぐやる課! 

2021/10/07 つぶやき | 固定リンク

Vf こんにちは!          

私には昭和8年生まれの尊敬する人が二人います。一人は女性、一人は男性です。

お二人はそれぞれにすごいところがあるのですが、共通しているのは、とにかく「すぐやる」ということです。何か面倒なことを頼んでも、すぐにやってくださいました。「すぐやってくださって、本当にありがとうございます」と何度も伝えてきました。

何十年も前のことですが、手紙の最後に「すぐやる課 ****子」と書いてあり、クスっとしつつ愛情を感じました。

私の場合には、すぐやることが出来る時と出来ない時があります。「すぐやる課」はあこがれます。そんな「すぐやる課」のことを思い出して、何気なく検索のところに書いてしまったら・・・なんとヒットしてしまいました!

「すぐやる課」は実在しました。それができた日を記念して「役所改革の日」となりました。昨日10月6日が「役所改革の日」でした。


1969
(昭和44)年、千葉県松戸市役所に「すぐやる課」はできたのだそうです。当時の市長「松本清」の発案で設置されました。「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」がモットー。市民には大好評だったとのこと。ちなみに、この松本清氏はドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者です。

すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやる!

今日は記念日ということもあり、これを機会に「すぐやる課」を肝に銘じました。

少しでも習慣にしていきたいと思います。

2021/10/06

答えは、ひとつじゃない。自ら発見する学びがここに。

2021/10/06 授業紹介, 言語聴覚士 | 固定リンク

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本専攻1年次の後期に「ベーシックセミナーⅡ」という科目があります。コミュニケーション技術や課題解決に向けた手順について、グループワーク、ディスカッションを通じて学ぶこと、文章で論理的に主張する能力を高めることを目的としています。内山先生と渡辺で担当しています。

ところで、高校生の皆さんが考える「大学での学び」は、どんなものでしょうか?

知識や技術を身につけることは、容易に想像されると思います。

それらは、答えが1つであったり、複数あっても「答えが決まっている」ものに留まる場合があります。

しかし、生身の人間を相手にする言語聴覚士の場合、実際の臨床場面で求められる答えが、常に1つであるわけではありません。また、そもそも「答えが決まっていないこと」もあります。「ある病態について知識がある、検査方法を知っている、訓練方法を知っている」だけでは、的確な言語治療や支援は行えません。あらゆる可能性を視野に入れながら、常に最善を目指して「考えること」が、とても大切です。そのためには、知識や技術を丸暗記するのではなく、他者からの批判的意見も受け入れつつ多様な観点に基づいて「分析・考察すること」が、必要です。

 

この授業では「あるテーマ」に対してグループワーク、ディスカッションを行い、コミュニケーションと課題解決方法の基礎について、学生たちは学んでいます。「答えのない答え」について考えることは、実に難しいことと思います。でも、皆さんは、楽しみながら意欲的にディスカッションに参加し、自分ひとりでは気づきにくい他者の考え方、価値観などを互いに共有し、考えを深め合っていますよ。素晴らしいですね。

 

「授人以魚、不如授人以魚」(人に魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなさい)というのは、老子のことばですね。

大学で学ぶということは、まさにこれに相通ずることだと思います。仮に、知識や技術が魚だとすると、知識や技術を身につけるだけでは、言語聴覚士の仕事はできません。「なぜ、その知識や技術が導き出されたのか」を考えて理解し学ぶことが大切です。そうすることで、「1つだけではない答え」を探すことができるようになります。また、受け身ではない自発的な「思考」や「行動」に繋がりますね。

 

大学の建物の窓ガラスに、上記のポスターが掲示されていました。

「答えは、ひとつじゃない。自ら発見する学びがここに。」

東京工科大学だから見つかる答えを、一緒に探してみませんか。

2021/10/05

〇年 経って貴重な資料

2021/10/05 つぶやき | 固定リンク

2_20211005193101 大きくて重すぎの段ボール箱が、原田研究室に届きました。
 送り主は、私もお世話になった大先輩STです。
 段ボールを開けると……

 たくさんの本と文献などがギッシリとはいっていました。

 「私はもう要らないけど、捨てるにはもったいないし……みなさんに使ってもらえるなら」と、お送りくださったものです。先生、有難うございます~~~

「あっ、この本、この本」というものや、「コレ欲しかった本だぁ」というものから、「まあ~!懐かしい」というものまで沢山ありました。

右写真の茶色の本などは売上スリップ(本に挟まれている短冊状の紙)まで、ついております 

みなさんは、情報を調べるのであれば、新しい本を見ればいいのでは?と思うかもしれませんね。いえいえ、過去の情報を調べる際には、こういった古い本も時には必要になるのです。

ただ、こういった古書は、今、買おうにも買えないものなのです。だから、とっても貴重

それにVHSまで送ってくださりました。VHSのビデオを見るためには専用の機器が必要なんですよ きっと生徒さんや学生さんは分からない方も多いかもしれないですねぇ 

書籍も動画も、何年も経過すると貴重な資料になるものですね。

2021/10/04

ST学生ための専攻NEWS⑧ 実習着をきてみた!

2021/10/04 専攻紹介 | 固定リンク

1年生後期の専門科目「言語聴覚基礎実習」の授業の様子を紹介します

先週は緊急事態宣言中でしたので、残念ながら遠隔で行いました。

遠隔授業といっても、ZoomとMoodleの様々な機能を活用しながら、本専攻では、アクティブに授業を行っていますよ。

 

Medical_scrub_man_white今回の授業のテーマは「身だしなみ」

1年生の皆さんには、実際に実習着を着て、身だしなみを整えてZoomに参加してもらいました。

授業では、病院や施設での実習において、なぜ身だしなみが大事なのか、実習生としてどうすべきかなどを意見交換しました。グループに分かれて、カメラ越しに、お互いの身だしなみをチェックシートに沿って確認。

「ちょっと前髪が長いかな?」「この腕時計で大丈夫?」「爪を切らないとね」など、

病院実習を想定して、気になったこと・気づいたことを指摘しあいました。

グループで身だしなみのチェックをした後、Moodleの他者評価シートにコメントを記入!

自分以外のグループメンバーの身だしなみの印象として、良い点や改善した方がよいなと思ったことなどを記入し、アドバイスをしてもらいました。

身だしなみはセルフチェックができるようになることが重要ですが、他の人(患者さんや病院の職員の方など)にどのような印象を与えているかを知ることがとても大切です。

先日の石津先生の記事にあった通り、病院・施設での臨床実習だけでなく、学内の演習でも実習着を着ます。

今回、完璧に身だしなみを整えることができていなくても、次の学内演習の時にはグループメンバーからの指摘や助言を生かして、爽やかST学生を目指しましょう

実習着を着て髪型を整えた皆さんは、普段より少し大人びて見えましたよ~

2021/10/01

のど=喉頭を知る

2021/10/01 専攻紹介 | 固定リンク

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  呼吸をする、声を出すなどの動作を知るうえで、喉頭の解剖・機能を知っておくことが大切です。そもそも喉頭は脊椎動物が陸上にあがって肺呼吸を始めたときに、不要になったエラの筋肉の転用と軟骨の形態を変化させて、肺を守るために形成されたものです。両生類では左右一対の板状の軟骨と、軟骨を取り巻く括約筋と開大筋が形成され、哺乳類になると、より複雑な構造に進化します。霊長類では発声行動とともに上肢に力を込める際に息をこらえるために進化し、音声言語をもつヒトの喉頭は特に発声に適した構造に進化します(success耳鼻咽喉科第2版より)。     

私たちの喉頭はというと、男性ではわかりやすい「のど仏」のあたりになります。ここは甲状軟骨と言い、内腔に声を振動によって出す声帯が存在します。声帯は声を出すための楽器でもあり、また物を食べたり飲んだりする際に気管、肺に入らないようにする蓋にもなります(従って声門とも言われます)。また喉頭より上方の口腔咽頭、鼻腔は上気道、喉頭より下方の気管は下気道となり、吸気、呼気の出入口にもなります。                                                                

さて「喉=のど」はのど仏というようにしばしば慣用句で使われます。ただ以前に記した「耳」「口」「鼻」ほど数は多くない印象です。ちなみに「のどから手がでる」、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」、「のどが鳴る」(美味しいものをみて食欲up)、「のどまで出かかっている」、「のどに刺さった小骨のように」、「のどを通らない」、、、、などが挙げられます。

コロナ禍にお酒を飲んで大声で話す、カラオケで無理なキーで歌いすぎるなど、自粛しているので声帯は健康的かもしれませんが、大事な対面でのdiscussion、質疑応答が制約されているのも残念です。

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