逆さまから文字を書く?
| 固定リンク 投稿者: うちやま
今日は久しぶりにSTこうかとんの紹介をしますね
STこうかとんには、実は10羽以上の仲間がいます
STこうかとんが言語聴覚士の仕事を紹介してくれています
さてさて、今日紹介するSTこうかとん、羽根ペンで文字を書いていますね。
良くみると、逆さまから「鳥」の文字を書いています!
実は、言語聴覚士は、逆さまから文字を書くことが、結構あるんです!
静かな個室で、患者さんと向かい合って、言葉の検査や訓練をすることが多くあります。
対面で話をしていて、言葉だけでは伝わりにくいときに、話のキーワードを紙に書いて示すと、患者さんに話が伝わりやすくなります。
その際に、場所や紙の位置を変えると大変なので、向かい合ったまま、逆さまから文字を書いて患者さんに伝えています。
数字や平仮名、自分の名前などよく使う言葉は、逆さまからでも書き慣れていますが、漢字になるとなかなか難しい…。
言葉の検査でも、患者さんに例えば「新聞」などの言葉を言語聴覚士が書いて示す問題があり、学生さんはこの「新聞」という言葉を逆さまから書けるように練習していました
こういった言葉の検査や言葉の訓練については、専門科目の「失語・高次脳機能障害学」や「失語・高次脳機能障害学演習」の中で学んでいきますよ~