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吃音のある人が主人公の作品を紹介します!

| 投稿者: わたなべ

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先日(7/11)のオープンキャンパスでは、たくさんの方にご参加をいただきまして、ありがとうございました。「前回のバーチャルオープンキャンパスの動画を見て、吃音について学びたいと思っています!」と、声をかけてくださった方もいらっしゃいました。とても嬉しく思いました。また、他にも吃音を学びたいという方がいらっしゃり、吃音についての関心が高いことを実感しました。

そこで、今日は吃音のある人が主人公の作品を、少し紹介したいと思います。

「英国王のスピーチ」The King's Speech (映画)

日本では2011年2月に劇場公開された映画です。アカデミー賞の作品賞、主演男優賞などを受賞した名作です。主人公の英国王ジョージ6世は吃音に悩んでいて、言語聴覚士によるトレーニングを受けます。第二次世界大戦が開始した際に、国民に向けてラジオで雄弁に演説して感動を呼んだという話です(かなりざっくりと端折っています)。ちなみに、ジョージ6世は、現エリザベス女王の父です。映画のなかに出てくる吃音の治療法は今では行われていないものが多く参考になりませんが、主人公が吃音をもつ人で、準主人公が言語聴覚士という設定は、言語聴覚士としては大変嬉しい映画であります。

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(マンガが原作、映画化)

吃音のある女子高校生が主人公です。吃音は男性に多いため、吃音のある女性が主人公という点は、私にとって新鮮でした(もちろん、女性でも吃音のある方は少なくないですが、割合としては男女比では男性に多いです)。内容はかなりリアルな描写もあり、吃音のある大人の女性から「読んでいて、とても切なく胸が痛くなった」と感想をもらったこともあります。映画化もされ、映画はマンガよりも少し爽やかな印象があります(個人的主観)。

「金閣寺」(小説)

知らない人がいない三島由紀夫の名著です。今年の5月に、NHKのEテレ「100分 de 名著」でも取り上げられていました。主人公は吃音のある男性です。幼少から吃音に悩み苦しみます。ネタバレしないように、これ以上は解説しませんが、少し難解な話でもあり、ドロドロした部分もあります。劣等感(コンプレックス)を抱く人間の心理描写を理解するのに役立つ名著と思います。

「ワンダンス」(マンガ)

吃音のある男子高校生が主人公です。もう一人の主人公(女子高校生)と一緒に、ダンス部で踊ることに夢中になっていくというストーリーです。イケメンで爽やかな主人公です。吃音はネガティブに語られておらず、吃音とともに自然体で生きている姿が素敵です。現在連載が継続中です。掲載されているアフタヌーンという雑誌の公式サイトでは、第一話がお試し読みできますよ。(偉そうに紹介していますが、実は教え子に最近教えてもらったばかりなのでした!エヘン)

 

以上で今回の紹介は終わりです。このほかにも、まだまだたくさん、あります。好評でしたら、第二弾、第三弾も考えてみたいと思います!

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