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美味しい! まずい?

| 投稿者: よしはら

Kamata1

今日は味、味覚について述べましょう。

基本的に味覚は舌表面、舌根、軟口蓋の一部で感じます。舌表面の細かい隆起を舌乳頭と言い、その中に味蕾という受容器が存在しています。さらにその中に味覚受容体を持つ味細胞が存在しています。                                           

味の基本形は甘味、酸味、塩味、苦味でしたが近年5つ目としてうま味が追加され5基本味となっています。うま味はグルタミン酸で、日本発です。ちなみに味の素がグルタミン酸ソーダです!! 嗅覚とも密接な関係があり、匂いが低下すると味覚機能は正常でも「何か今一つ美味しくない」「何か違う?」と言われますが、正確には風味障害と判断されます。嗅覚についてはいずれ述べたいと思います。味覚障害は亜鉛低下がしばしば指摘されていますが、それ以外に唾液分泌障害つまりドライマウスでも起こります。亜鉛を多く含む食材として魚介類、海藻類、ナッツ類、日本茶などが挙げられます。                                                 あと、美味しいと感じる要素として、正常な味覚機能の他に大切なことがあります。例えば歯ごたえ(うどんやそばなど)、温度(冷めていない味噌汁)、見た目(きれいな盛り付け、料理人のセンスにもよる形や色)、音(スリラー音楽や金属音よりは優しいムードミュージックなど)、重要な要素です。環境も大事で、若い学生さんなどのデートで好意を持っている人との食事とそうでないシチュエーションの食事を想像すればわかりますね。                                                         蒲田にある多彩なお菓子や、餃子など味わったあと、ふと余裕があったら味覚の機能などありがたがりながら考察してみてはいかがでしょうか!

嗅覚・味覚機能に障害を及ぼすコロナには十分注意したいと思います。

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