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耳に関わることば

| 投稿者: よしはら

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最近は初夏らしいさわやかな日と、梅雨のwetな感じの日とが入り混じってきました。                   さて、低気圧優位の日は軽いめまいを訴える患者さんが増えてきます。また季節に直接関係はありませんが、耳が塞がったような感覚、通常耳閉感と言いますが、いろいろな原因で出現します。シンプルなものから言えば耳垢栓塞(単に外耳に耳垢がつまっている)、耳管狭窄症(上咽頭と中耳腔をつなぐ管の機能不全で空気の通り悪く中耳腔陰圧気味になる)、滲出性中耳炎(中耳内に滲出液が溜る)や航空性中耳炎、少し難しくなりますが内耳の病気で低音障害型感音難聴(低音部の聴力が低下し、しばしば耳閉感の症状みられる)という病気もあります。いずれも耳鼻咽喉科的診察と診断によっては積極的な治療が必要になります。STを目指す皆さんは耳に関わる事象を日常もチェックしてみてください。言い回しだけでもたくさんあります。                                                      耳ざわりな音、壁に耳あり、、、馬の耳に念仏、小耳(こみみ)に挟む、寝耳に水、耳の痛い話、地獄耳、耳にタコ、耳を貸さない、耳学問、耳打ち、耳寄りな話、耳を疑う、耳年増、などなど、日本語のことわざではありませんが「耳ダンボ」なども言い得て妙です。                                                 

以前、立派な蒲田キャンパスはTVドラマ「ドクターX」の東帝大学病院の建物と話しましたが、別の医療系ドラマで「チーム・バチスタの栄光」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」、嵐の二宮氏が好演した「ブラックペアン」も興味深い作品群でした。見た方も多数おられると思います。作者は私の大学とクラブの後輩でしたので、以前学会で会った際に「耳鼻科医も主役でなく端役でもよいのでいずれ作品の中に~」と言ったことがあります。未だ実現は(ー)です。今度チャンスあった際には耳鼻科医とSTを善人で登場をとお願いしたいところです。

 

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