c⁵dipとは?
| 固定リンク 投稿者: よしはら
騒音性難聴について豆知識
長い間、騒音環境にさらされると騒音性難聴という疾患になる可能性あることが知られています。将来STになられる学生さんも知っておく必要があります。特に聴力検査で4000Hzの音がV字型に低下する所見がしばしば見られます。c⁵dip (Cは小文字、5は上付き、dipは低下の意味)と呼ばれます。蝸牛の約4000Hzを感知する部位周辺の血流が滞りやすく脆弱という理由が考えられています。私たちが使用している音階はドレミファソラシドですが、ドイツ式表記でCDEFGABCとなり、A(ラ)は440Hzと定義されています。C(ド)は523.3Hzでこの音はc² と表記され、3オクターブ高いドはc⁵(523.3x2³=4186Hz)ということで4000Hz周辺の聴力低下ということになります、、、、ウーム結構難しい。ギターやピアノをやっている方であればCDEFGABCとかCm、C#mなどこの表記は日常です。ところでこの音階はドイツ式ですので、Cmなどのギターコードを日常英語読みでシーマイナーといったりしますが、ツェーマイと英語読み独語読みチャンポンになることしばしばです。c⁵dipも「シーゴディップ」と呼んでいますが、本来ツェーから始まる? (どうでもよいことかもしれません)。 話は脱線しますが、バッハのバイオリン曲「G線上のアリア」もバイオリンの4弦「G]のみで引くことによる名称ですが、普段私たちが「ジー線上の、、、、」と呼ぶのも、ドイツ人バッハなので「ゲー線上のアリア」とドイツ語読みが正しいのかもしれませんね。唯、日本人にとってはゲーしそうでなじみません。さらに余談ですが、幼馴染の音楽活動していた友人が、バイト代を「ゲーセン」と言っていました(ゲームセンターの略ではありません)。これもGすなわちドイツ語読みの「ゲー」でギターの弦でドから5番目のソを意味し、バイト代「5番目の5+千円のセン」つまり合わせ技で5000円ということで若いころ妙に感心した覚えがあります。 以上雑学でした。