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言語聴覚療法を行う場所は様々

| 投稿者: うちやま

Uchiyama_20210409161001「言葉のリハビリ」というと、静かな個室で、患者さんと言語聴覚士が机を挟んで向かい合っている様子をイメージされる方が多いかもしれませんが…

実はそれだけではありません!

患者さんによっては、言語訓練用の個室まで移動することが難しい状態の方もおられます。

点滴や医療機器がたくさんつながっていたり、ベッドから起きることが難しかったり…。

感染症対策の観点から移動が制限されている場合もあります💦

 

そのような場合には、

言語聴覚士は患者さんが入院されているお部屋に出向いて、ベッドの上や近くで言語聴覚療法を行っています

ICU(集中治療室)の中で、入院されたばかりの患者さんに言葉や飲み込みの機能について評価を行うこともありました。

 

病棟では、患者さんに関わる担当の医師や病棟の看護師さん、介護職のヘルパーさん、理学療法士さん、作業療法士さん、薬剤師さん、管理栄養士さんなどなど、たくさんの専門スタッフが働いています。

病棟やベッド上で言葉や飲み込みの訓練を行っていると、

「○○さんってこんなに言葉が出るんだね」「こうやって食べられればむせないんだね」など、

たまたま通りかかった他のスタッフから声をかけてもらうことがたくさんありました

言語聴覚士は様々な専門職と連携して患者さんの支援を行っているので、

その場で患者さんの情報を共有できることは病棟で行う良さ でもあります

 

ある認知症のある患者さんには、中庭に出て花壇や空を眺めながら訓練を行うこともありました。

言語室の中では落ち着かず、表情も険しかった患者さんが、花壇の前では生き生きとお花の説明をしてくださったり、夏の暑さや冬の寒さを体感することで季節を感じ、ご自身の今の状況を理解する手助けになったりしました

また、私には経験がありませんが、訪問リハビリテーションの分野で活躍している言語聴覚士も少しずつ増えています。

ご自宅へ訪問し、慣れた環境で、より日常生活に即したリハビリテーションを提供しています🏠

 

言語聴覚士の活躍の場は、どんどん広がってきています❗❗

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