所属学会について
| 固定リンク 投稿者: はらだ
先日、勉強が好きだという話を致しましたが、自分たちで行う勉強会だけではなく、私たちは「学会」というとことろに所属して、自分たちだけでは学修しきれない知識、技能、態度を日々、新たに追加しています。
言語聴覚士という資格を取得するのに必要な(養成校で履修しなければならない)科目のような、決まりはありませんが、それぞれの専門性に合わせて、複数の学会に所属しています。
私の場合は、日本音声言語医学会、日本高次脳機能障害学会、日本神経心理学会、日本言語聴覚士協会(日本言語聴覚学会)、日本聴覚医学会、日本小児耳鼻咽喉科学会、日本災害医学会、などに所属しています。
日本言語聴覚士協会は、職能団体でもあり、年1回の全国レベルの学会も開催しています。
これらの学会は、毎年どこかの地域で総会・学術集会が開催されるので、大学教員の場合は授業の時間調整などをして出かけます。(臨床が中心のSTの場合は患者さんの予約調整をします)
学会では、自分の研究を発表し、それを聞いてくれた方々に意見を貰います。
学会の重鎮の先生からご意見や助言を頂けることもあり、学会から「あなたの研究を論文にしてください」と推薦を頂けることもあります。
私たちの研究は、患者さんの症状を細かく追い、自分の支援との関係を科学的に説明するなど、とても地道な仕事ではありますが、学会でしかお会いできない先生にご意見を頂けると、「自分の日々の仕事が認められた」と思え、がぜんやる気が出てきます。
ただ、毎年、全部の学会に参加することは、時間的にも予算的にも難しいので、今年はどの学会で発表しようかと考えるのですが、2020年は多くの学会が遠隔で参加ができるようになり、交通費や宿泊費がかからなくなった分、いつもより多くの人が、多くの回数、参加できたのではないかと思います。
ロビーで行う雑談ができなかったのは、本当に残念ですが…。