遠隔構音指導のメリット!
| 固定リンク 投稿者: はらだ
今日は、難聴のお子さんの遠隔構音指導について~少し、話したいと思います。
一般的には「発音」と言いますが、言語聴覚士が使用する用語では、「構音」と表しますので、「構音指導」という言い方を用います。
指導には、教育用のZoomを使用しています。私自身、実は内心ではまだ「比較すれば、遠隔より対面の方が良いだろう」という思いの方が強いのですが、決して、メリットがないわけではないことも、見えてきました。
メリット① 見本の口形、舌の形、口唇の動かし方を、画面いっぱいに映して、お子さんに見せられること(コロナ感染の心配は全くなし!)
メリット② 見本の口形、舌の形、口唇の動きと、お子さんのそれを画面上で並べて比較できること(お子さんが、自分の口の中を鏡で見ながら比較するより、より、客観的に近い視覚的な比較ができる!)
メリット③ 同席するご家族が、①②を一緒に確認できること(大きく映し出されるので、リアルタイムで3者が共有できる!)
メリット④ お子さんは、家族と家にいるので、とにかく、リラックスできること
音声の聴こえ方についてはメリットばかりではないとは思いますが、音声だけで伝えきれない(聴き取りが難しい)細かい情報は、画面に文字で表示すれば、瞬時に共有できます。
あるお子さんは、はじめは正しい音と、自分が出す音の違いを「ちっとも、わからないなぁ!」と、言っているのですが、「今の音が良い音だよ」と伝えると、だんだん、自分で比較ができるようになり、こちらが指摘しなくても、「あ、今、間違えた」と気づくことが出来るようになりました。
自分で誤りに気付くことができれば、後は、「
チャレンジすれば、プラスが見えてくる