言語聴覚士に本音を聞いてみた②
| 固定リンク 投稿者: いしず
久しぶりに言語聴覚士に本音を聞いてみたシリーズ~~ 新人STさんに、
大学時代の「臨床実習 (※)で印象に残っていること」を聞いてみましたよ
※臨床実習:病院や施設などで、現場の言語聴覚士の指導のもとで学ぶ学外実習
私の母校では臨床実習が3回ありました。
臨床実習では、自身のできないことがみえた時がつらかったなぁ…
大学では、何でも友人に聞いたり協力してしていましたし、先生に聞けば助言をしてくださったり、助けてくださったりしましたから……きっと今の自分の実力というかスキルを十分に分かっていなかったのだと思います。
臨床実習では、必然的に自分の出来ていないところに正面から向き合うことになりました。患者さんに対応させていただくには、十分にできていないところを無視するわけにはいかなかったから…私にとって、臨床実習はとても難しいものでした。
ただ患者様と関わる中で、患者さんと日々の変化や喜びを共有できて嬉しかったことも多いですし、STの先生方のご指導のおかげで自分と向き合うこともできましたし、思い切ってチャレンジして出来るようになったこともあります。臨床実習で、初めて自分の成長を自分で感じることができました。
尊敬できる言語聴覚士の先生方にお会いできたのも、自分の宝物です。
将来「指導者の先生のようなSTになりたいなぁ」って思いましたし、今でも時々、連絡をさせていただいているんです。患者さんのことで悩んだり、わからなくなったりしたら、相談しています。
出来ていない自分をなかなか受け止められなくて、大学の先生には泣きながら何度も夜に電話したり、Skypeでお話したりしましたね~。
でもあの臨床実習があったからこそ、先生方や患者さん、実習生(同時期に別の学校からきていたPT・OT・STの学生)など、今でもかけがえのない人たちとの出会うことができました。
実習中、もがいて模索する時期があったからこそ、大きな成長を得ることができました。
臨床実習は、本当に得るものが大きいものでした。
学外の臨床実習に出て始めて、いろんなことに気づき、見えること、納得することもあります
そういう中で、皆さんが模索し、多くを学んでいくことができるよう、精一杯、サポートしていきますね。