壊れたストップウォッチ
| 固定リンク 投稿者: いしず
壊れたストップウォッチが2つ出てきました。
赤と黒の色違いのデジタル表記のストップウォッチで、両方ともが壊れています。
壊れているストップウォッチを、なぜ大事に(?)とっていたかというと……
これらのストップウォッチは私がSTの学生時代に購入し、臨床でもずっと使っていたもので、何となく捨てられずにいたのです。
言語聴覚士にとって、ストップウォッチは使用頻度の高いアイテムで
必需品ですと、以前紹介しました。
実際は、このように針で示すアナログ式ではなくデジタル式を使用していることが多いかな。デジタル式は視差誤差がないですからね~。
それなのに、私はなぜアナログ式のイラストを描いたのだろう……今、気がつきました
さてさて、机から出てきた壊れたストップウォッチですが、これには思い出話があります。
今は、ストップウォッチを買おう思えば、街のいろんなお店で売っていますし100円ショップでも基本的な機能を搭載したストップウォッチは手に入れることができます。もちろんネットショップでも。
私が学生の時は、田舎でストップウォッチを購入するとなると、なかなか大変でした。
売っていそうなお店を、何件も友人同士で手分けして探し回り、やっとの思いで手に入れたのが、この壊れたストップウォッチです。
それも測定開始と終了時にボタンを押すと「ピッ」と音がなるもので、これまた今のストップウォッチのように、音のOFF設定ができないものでした。
臨床でストップウォッチを使う場合、大抵は消音にして使います。ピッピ、ピッピ、測定のたびに音が鳴っていたんじゃ、対象者の方が気になりますから。
音のOFF設定がない例のストップウォッチ(どこを探しても音がならないものが売っていなかった/見つけられなかったように記憶しています)は、音が出ないようにする必要があったので、分解して音が出ないようにして使っていたんですよね~。
赤のストップウォッチを分解してあれこれ試して、黒も同様の仕様にしました。こんな思い出のあるストップウォッチでしたので、いつの間にか壊れても何となく捨てられなかったわけです。
原田先生にこの話をしたら
「私なんか、学生の時に買ったものは、そもそも音なんか出る仕様じゃなかったも~ん」と
ふ~む、それからストップウォッチは測定の開始と終了で、音が出るようにもなり、今では、音のON/OFF切替ができるようになっているか~。道具1つとっても変化に富んでいるものです~。
さぁ~て、この壊れたストップウォッチをどうするか
分解して直してみようかなぁ~って思う時はいずれ来るかも……とりあえず引き出しにしまいます