« 言語聴覚士の必需品③ ユニフォーム番外編 | トップページ | やっと…もうできるよ! »

「遠隔〇〇」について ②

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801  今日は 遠隔〇〇についての 第2弾です。

 最近、私が書く内容は、大学ブログに似つかわしくないようなテーマが多くなってきていますので、今日は、ちょっと真面目方向で…

 

 前にも一度、紹介しましたが、医学書院という出版社から毎週月曜日に「医学界新聞」という新聞が発行されます。その2021年1月25日号の1-2面は、遠隔教育Next Step! という対談記事です。

 昨年来の、COVID-19によって、大学における遠隔授業は、当たり前のことになりました。記事では、さらに良い教育をという視点での「遠隔教育」が提案されています。看護教育のお話なので、全部同じにできないところもありますが、いろいろ思い出されることがありました。

 

記事の要約①:実習先のスタッフの方とZoomでつなぐことにより、実際の臨床場面を見学する。

 → そういえば、初めての臨床実習に出る学生たちの多くは、実習も初めて、病院も初めて、臨床場面への参加も初めてで、とにかくガチガチに緊張していました。これからは、Zoom などで予め様子を見学できると、随分な安心感が得られるかもしれませんね。

 

記事の要約②:技術を学ぶ動画に失敗場面の動画を加え、間違いを客観的に評価する演習を行う。

 → そういえば、学生同士の演習を撮影し、許可が得られた学生の動画を用いて、客観的な評価をする演習をしていました。しかし、それは学生の動画ではなく、こちらが意図的な失敗場面を作成する方が、より客観的な視点が持てるのかもしれません。

 

記事の要約③:教員が新しい力を付ける意欲さえあれば、置かれた状況で最善のコンテンツを提供できる。

 → そういえば、遠隔会議も遠隔研修会も、はじめは、「対面の代わり」という思いにとらわれていたけれど、遠隔の利点をさらに高めるという視点が足りませんでした。

 

 本学の言語聴覚学専攻は今度の4月から学生さんが来てくれるので、今のところはまだ授業や実習は開始していませんが、さらなる高みを目指して遠隔教育に挑戦されている方々の記事を読み、身の引き締まる思いです。

 どんな状況でも、最善の教育を提供できるように精進します!

 

 

 

« 言語聴覚士の必需品③ ユニフォーム番外編 | トップページ | やっと…もうできるよ! »