ゼミの教え子からの報告
| 固定リンク 投稿者: いしず
教え子から、時々、「職場かわりました」「結婚しました」などの連絡とともに
近況の報告をもらうことがあります。
そういった報告の中に、それぞれの真摯な仕事への向かい方や患者さんへの想いなどが感じられて「大学時代から比べると、随分と成長したなぁ~」と、教員として嬉しく思うものです。
特にゼミ卒業生からの連絡は、非常に嬉しいものです。今年はというと……
「昨年は、ゼミ旅行に行けなくて残念でした」
「2021年は、ゼミの皆で集まれるといいですね」
こんな新年の挨拶をゼミ卒業生からもらいました。
年1回、各地に就職したゼミ卒業生と予定を合わせて休みを取り、ゼミ旅行をしていたのです。
知識のブラッシュアップ & 情報交換 & リフレッシュ が目的ですが、どちらかというとリフレッシュ要素が大きいでしょうか
ゼミは高校にはない教育スタイルかもしれませんね。大学や学部、専攻により違いはありますが、
教員の下に少人数の学生さんが集まり、あるテーマについて文献抄読や調査・実験・分析、発表や論文作成などを行い、専門的知識を深めていくもので、ゼミ生同士が積極的に意見を交わしあって進めていく授業ですね。
こういった学修は、情報分析力や論理的思考力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力、文章作成力やパソコンスキルなど、社会人として重要なスキルを身につける場にもなっています。
ゼミ卒業生からは
「ゼミで、見やすい資料の作り方や、プレゼンの仕方を徹底して教えてもらっていたので、新人の症例報告会で上司に褒められました 」
「新人さんの教育係になったのですが、報告書の添削はゼミでやったことが活かされています」
といったことを聞いたことがあります。そうそう、他にも
「懇親会で、先輩に周りへの気配りを褒められました。ゼミの食事会でお皿や飲み物の状況を確認することを教えてもらったのが役立ちました」
「患者さんから、手打ち蕎麦の話を伺ったんです。ゼミでみんなで作ったことを思い出してお話したら、話がとても盛り上がって、患者さんが普段よりも沢山、お話をしてくださりました」
といったことも聞きました。
ときどき行ったゼミの食事会や合宿などでは、社会人としてのマナーや行動、将来やプライベートの話など、大学内で行うゼミとは違う話も語り合ったな~と思います。
そんな中からも、感じることや学び取るものがあって、それぞれの役に立っているということは、何よりも嬉しいことです
昨年はコロナの感染状況もありましたし、ゼミ卒業生のそれぞれが医療現場で働いていますから、直接会うことはできませんでしたが、落ち着いたら、また近況を聞きたいものです。
そして新しくST専攻に集う学生さん達とも 授業やゼミなどで、いろんなことを学びあって、語り合っていきたいですね