社会で求められる力
| 固定リンク 投稿者: いしず
言語聴覚士は医療や福祉・教育など、広い分野で活躍できる専門職ですが
皆さんは医療や福祉分野で、どういった人材が求められていると思いますか?
先日、他の養成校の先生とそんな話題で話をしました。
「専門分野の知識・技術はもちろんだけど、やっぱり主体性なんだよね~。採用側が最も重視しているのは。それと対人受容力!」
さぁ、どうですか?
皆さんは、就職のときに病院や福祉施設で求められることは、専門的知識・技術だとは思ったかもしれませんが、実はそれ以上に求められるのは、主体性や対人受容の力なんですよ。
これは、その先生の学校に特有というわけではなく、私がこれまで求人先の言語聴覚士の先生や、病院や施設の人事課の方と話をすると同じように言われていたことです
主体性って難しいですよね。言語聴覚士として「指示を待つのではなく自分で進んで行動する」「自分の意志や価値観に基づいて判断する」「責任をもって実施しやりとげる」といったことなどかな。
対人受容力も難しいですが、「自分から心を開いて、他者と接する」「コミュニケーション相手の言葉をうのみにせず、気持ちを敏感に察知し理解する」といったことなどでしょうか。
要は、専門的な知識や技術といったことだけでは、社会では通用しないとも言えますね。
こういったどんな仕事においても求められるような汎用的な能力が、社会では求められています。これらのスキルを身につけることは、大学教育の中でも大きな課題なんですよ。
だだ 実はこういったスキル、授業や演習、実習といった中だけで身につけていくのは難しいです。サークルやボランティア活動、アルバイトや友人との交流など、大学生活のいろいろな機会での経験を通して学ぶことも多いものです。
4年間で皆さんが、身につけたり伸ばしていけるよう、サポートしていければなと思います。
採用先に、東京工科大の言語聴覚学専攻の学生さんが是非ほしいと思ってもらえるように…