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まじめに授業を語る⑦ シラバス

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801 久しぶりに、また、まじめに語ります。 今、大学では、シラバスを作成中です。

 シラバス(syllabus)とは、広辞苑によると、講義内容、達成課題、使用テキスト、参考文献、テスト方法などについて記した計画書~とされています。

 どこの大学でも、毎年、11月か、12月くらいに次年度のシラバス作成を開始し、3月中頃から4月までには、全ての科目の授業計画を全学生に開示します。

 平成20年、中央教育審議会の答申「学士課程教育の構築に向けて」には、大学に期待される取り組みのひとつとして、シラバスのことが明記されています。

国際的に通用するものとなるよう、以下の点に留意する

 1.各科目の到達目標や学生の学修内容を明確に記述すること

 2.準備学習の内容を具体的に指示すること

 3.成績評価の方法・基準を明示すること

 4.シラバスの実態が,授業内容の概要を総覧する資料(コース・カタログ)と同等のものにとどまらないようにすること

 現在、1.と3.は、ほとんどのST養成大学で達成されていると思いますが、2.の準備学習の内容を具体的に指示すること~については、未だ、学生の立場から見てわかりやすさに大きな開きがあるところだと思います。

 シラバスは、「教員と学生との契約」と言われており、特に、2.の部分は、学生自らが主体的に学ぶ方略であり、学生の能力を伸ばすためのヒントでもあります。

 シラバスは、学期の開始前に、1.を示すので、できるだけその通りに進行しますが、時々、ずれてしまうことがあります。しかし、そのずれが、「契約違反」にならないように、修正していきます。

 医療系課程の科目の多くは必修科目なので、選択科目に比べて、一層、「契約違反」にならないように気を付けています。

 

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