鶴のおかげ
| 固定リンク 投稿者: はらだ
先日、仕事でタクシーに乗った時、運転手さんに「折り鶴」を頂きました。(あっ、ラッキーが飛んできた!)
新型コロナ感染症が拡大傾向にあることもあり、失礼ながら、数日間そのまま、ビニール袋に入れておきました。
そして、今、運転手さんのお気持ちを頂き、写真に残すことにしました。
尾を引っ張ると羽ばたく鶴で、3羽も頂きましたが、そんな鶴をも隔離するなんて、切ない世の中になったものです。
なぜ、「ラッキーが飛んできた」のかと言うと…、まだ、私が言語聴覚士になる前に受験した採用試験で、「折り紙で鶴を折る」という課題がありました。一般常識試験とともに、鶴を折り、そして、何かをハサミで切ったような記憶があります。
ん? これは、何を見ているのだろう? と不思議に感じながらも、折り紙は得意でしたので「ラッキーだな!」と思い、せっせと折りました。鶴のおかげで、1次試験は無事通過しました。
2次試験の面接で聞かれたことは、「最近、読んで面白いと思った本の題名、作者、あらすじを述べ、何が面白かったのかを(口頭で)説明せよ」、「犬と猫のどちらが好きかを理由と共に述べ、好きでない方の動物を好きになるために、どういう手立てを講じるか説明せよ」というものでした。
この面接も、自分が思ったことを自分の言葉で正直に話せば良かったので、そのユニークさのおかげで無事合格しました。
それまで折り紙には特別な思いは何もなかったのですが、この一件以来、折り鶴を見ると「ラッキーを運んできてくれる」ような感じを持つようになりました。
3羽の折り鶴は、どんな幸福を運んでくれるかな?