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インフォームドコンセント

| 投稿者: はらだ

Harada  こんにちは!

 昨日、今日と少し涼しい時間もあるようになってきました。猛暑も終わりに近づいているのでしょう。

 ちょうど、そんな季節、いよいよ入試の出願が始まりました。言語聴覚士を目指してくれている皆さんは、どの種類の入試を選ぶのか、いろいろ考えるところがありますね。

 さて今日は、言語聴覚士は誇り高い仕事を行っているという話をさせて頂きます。

 みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、「インフォームドコンセント(説明と同意)」という言葉があります。これは、医療職が患者さんに医療を提供するときに、患者さんやご家族が病気の状態や治療内容を十分に理解できるように説明し、それを聞いた患者さんやご家族が良く理解し、納得し、同意した上で、はじめて治療が開始されるということを意味します。

 一言でいうと、インフォームドコンセントは、患者さんの権利を守るためのものです。

 言語聴覚士が患者さんに言語聴覚療法を行うときにも、同様の説明を行い、理解、納得、同意を頂いた後に、開始をすることになります。

 ただし、言語聴覚士が支援をする対象の方々は、ことばの理解やことばの表出が難しい方が多くおられます。そのため、「十分に理解できるように説明し 」という部分や、「良く理解し、納得し、同意し」という部分が、ことばに障害が無い方々よりも、とても難しくなります。

 その上で、患者さんの尊厳を守るために、患者さんやご家族の権利を守るために、より工夫し、より丁寧に、よりわかりやすく、伝えることが言語聴覚士の技能であり、思いであり、義務でもあります。

 コミュニケーションは、技だけではないのです。

 

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