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志望動機について

| 投稿者: はらだ

Harada  こんにちは!

 今日は、言語聴覚士になろうと思って大学を受験するときの志望動機について、お話したいと思います。

 これまでの経験で、よく聞くことがある志望動機は、「おうちの方が、言語聴覚士の訓練を受けたことがある」というものです。たとえば、「おばあちゃんが嚥下障害となってしまい、病院で飲み込みの指導を受けた」や、「弟がことばの発音がうまく出来ず、言語聴覚士さんに訓練してもらい、発音できるようになった」、それを見ていて、私も困っている方々の力になりたいと思った。などです。

 このような志望動機は、確かに、その場面を共有し強く心に残ったのだろうなと思いますので、「わかりやすい動機」ではありますね。

 しかし、ご家族に言語聴覚療法の対象者の方がおられなくても、言語聴覚療法の場面に立ち会う経験がなくても、普通に、なぜなってみようかと思ったのかを振り返って、自分の言葉で書いてくれるとうれしいです。

 言語聴覚障害に限らず、どんな疾病もその後遺症も、本人でなければ本当の辛さや大変さはわかりません。長く言語聴覚士をしていても、患者さんの本当の想いをどれだけ理解できているかは、わかりません。患者さんの本当の想いに近づくための努力は、生涯続ける必要があります。

 だから、STになってみようかなと思うスタート地点では、情熱に満ち溢れた内容でも、白衣を着てみたい~、でも同じです 。Photo_20200811162301

 

 大事なのは、患者さんのことを「知ろう」という思いが、いつまでも続くかどうかです。

 

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